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忘年ワン 2012/10/26-28

 2012-11-01
筆:八木(B1)
出走:八木、藤井、藤永、越野、角崎、村松(ALL B1)

忘年ワン。それはワンゲル部員誰もが1度はこなさなくてはならない重要かつ伝統を持ったイベントだ。山で仲間が負傷したとき、1人で救助を求めに行くことを想定して、青梅線川井駅から東工大小屋のある柳沢峠までの50キロ弱を夜通し歩く。ただ、歩くだけではつまらないので上位は賞品がもらえるというレースでもある。本来は新入生7人全員で行うはずなのだが、残念なことに大田口は不参加、再履修ということなってしまった。というわけで今回は6人の出走となった。先輩方も各々順位予想を立てていたようである。

10月26日夜、地図と水、食料を持っていざ川井駅へ。ところが私の思い違いで太郎(角崎)が電車に乗り遅れるという事態に。結局先輩方の車に積んでもらったが、荷物とともに揺られ続けた彼はスタート時点ですでに弱っていた。ゴメン…

bounen001
>まだ元気

車が遅れたので予定より少し遅い23時35分に川井駅をいざスタート。狙うは当然賞品である。

どうせ後半は疲れて走れなくなるだろう、ということで初っ端からダッシュをかけて走り続ける。暫くは太郎がついてきていたがすぐに後方へ退いて行った。これはレース後に判明したことだが、彼は登山並みの水と食料を持っていたらしくザックが10kg近くあったらしい…そりゃ無理だ。

夜の道路をヘツ電をつけて快調にひた走る。勝手に川井~奥多摩間を第1セクションとして考えていたのだが、わずか53分で通過。少し先に行ったところで先輩方の車が待っていた。差し入れを頂く。最初は乳酸飲料。

続いては国道の分岐までの約12kmの区間。トンネルが増えるが、逃げ場もないのでなるべく走ることを心がける。車で次のチェックポイントへ移動する先輩方によるとダントツの1位らしい。そう簡単には追いつけまい、などと思い始める。奥多摩湖は綺麗だったが、地図のスケールとの落差に愕然とする。途中心配になって自販機で飲み物を買った。気づけば深夜であり、ひんやり寒い。次のチェックポイントでは今川焼みたいなものを頂いた。

「自分が走った分だけ後ろも走らなければ追いつけない理論」の元、足も疲労してきたし歩き続ければいいかな、とただ歩いていると、突如として怪しい人影を見る。見覚えのあるジャージ姿、越野だ…。まさか追いつかれるとは思っておらず非常にビビる。新歓で思い出深い鴨沢を足早に通過して、越野を全力で引き離さんと走り出す。途中山梨県に入ったのだが、街灯が激減して一気に真っ暗に。別に怖くはないが登り坂の多さもあいまって奇妙な気分になってくる。そのうち足裏が激しく痛みだし走ろうにも走れなくなる。途中あまりにも辛いので後ろ向きに歩いて「あっ、痛くない」とかやっていた覚えがある。 

ひどくペースを落として3時50分頃第3チェックポイント丹波を通過。加工された桃を頂いた。てっきりアブナイもの渡されるものかと思ってびくびくしてました。ありがとうございます。

それからはただただ後ろが怖くてしばしば後ろを見ながらなんとか歩いていく。ところが足は一向に進まず、ふと振り向くとそこには迫るヘツ電の光が!!話しかけるのも癪なので立ち止まらず歩き続けるが、「タッタッタッ、ヒタヒタ、タッタッタッ」といった感じで小走りを入れながらジリジリと追いついてきた。なんとも恐ろしい奴だ…この期に及んで走っている相手に敵うはずもないのでついに1位の座を譲る。首位陥落である。

次の目標は10km先のキャンプ場。追い抜かれて「とりあえず歩き切らないといけない」という気持ちだけをバネにBGMを聞きながらただひたすら歩みを進める。途中大音量でラジオを流している怪しいスポットがあったりするなど不気味な区間だった。あきらめムードだったのだが、先輩方の車に抜かれたとき「3位も迫ってきているよ~」という聞き捨てならない情報を聞き追いつかれる恐怖に襲われ、ちょっと走っては息を整えを繰り返しながら目的地を目指すことになる。

6時近くになってようやくキャンプ場を通過。軽く朝食をとって歩いていたところ先輩の車が…何故かリンゴをもらった。息も絶え絶えながら仕方ないので適当にガブリつく。今回は特に他人から声をかけられることはなかったのだが、リンゴ片手にフラフラ歩く姿は正直かなり怪しかったことだろうと思う。「あと5km」という声を聞いたものの一向にペースは上がらず、数十秒おきに振り向いては後ろが来ていないことを確認する恐怖タイムに。最後は50m歩いては立ち止まる、というありさまだったが7時12分に足を引きずってゴールイン。ラストを走る元気すらなかった。

bounen002
>筆者ゴールイン

最終的な順位は次の通り。道迷いもなくハイペースな戦いに。
1位 越野 7時間22分
2位 筆者(八木) 7時間37分
3位 藤永 8時間00分
4位 村松・太郎 9時間05分
ビリ 藤井 9時間55分

どうも先輩方は元陸上部の藤井に大きな期待をかけていたようだが結果は圧倒的なビリ。期待を裏切った責任は重い。その一方で黒澤先輩が3連単を決めて1人勝ちを決めていた。

その後はやっとの思いで荷物を山小屋に運び込み、早々と眠りにつく。その後東女の方々も到着し、結果発表。賞品は1位の越野にエアマット、自分にはチタン製のマグカップ。エアマットはちょうど入用だっただけに悔しい所。とはいえ良いマグカップをもらったのでうれしい限り。本当に先輩方にはお世話になりっぱなしです。ビリの藤井にはヘリウムガスがプレゼントされ、それなりに盛り上がった…かな?

あとはだらだら鍋を楽しんで、翌日大菩薩の湯につかり、これにて忘年ワン終了。自分としては二度と歩きたくないものの、来年はドライバーとして高みの見物をしたいところ。何がともあれ、みなさんお疲れ様でした。
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