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夏合宿 北アルプス縦走 2012/08/10-18

 2012-09-19
筆:吉田(B2)
CL:吉田(B2) SL兼医療:尾高(B2) 装備・気象:越野(B1) 食当:八木(B1)

▽0日目 晴れ
【部室出発(17:00)→新宿発(高速バス)(18:00)→信濃大町駅(22:20)…就寝(23:20)】
部室で荷物を詰める。そうこうしているうちに、出発予定時刻になってしまった。あわただしく新宿へと向かう。
新宿から高速バスに乗り信濃大町駅前へ。
近くの公園にテントを張り、眠りにつく。

▽1日目 曇りのち雨
【起床(04:30)…タクシー乗車(05:08)→高瀬ダム(05:58)…水場、登山道入り口(06:50)…烏帽子小屋着(10:48)…テント設営、出発(11:37)…烏帽子岳登頂(12:18)…小屋着(13:24)…夕食(キムチ鍋)(16:30)…就寝(18:10)】
タクシーで、高瀬ダムへ。

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>タクシーを降りて高瀬ダムにて。

他の登山者も結構多い。日本三大急登なのに、皆さん頑張りますね。
登山道直前最後の水場で水をくみ、日本三大急登:ブナ立尾根に挑む。
烏帽子小屋まで番号が振られており、No.12から減っていく。
なかなかしんどい坂ですので、No.が3つ減るごとに休憩。
流石三大急登と呼ばれるだけのことはあるが、初南アルプスで、黒戸尾根を登った越野・八木の歩みを止めるにはこの程度の坂では役者不足である。遅れることもなく、登っていく。

休憩を細かくとった割には、予定より早く烏帽子小屋に到着。
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>実は結構きつかったようです。
少し雨が降っていたので、先にテントを設営。
荷物はほとんどおいて行って、雨具着用、尾高だけザックの中に空のポリタン(帰りに小屋で水を買うため)と水を持って烏帽子岳へと向かう。

が、なぜかザックの中には、空のポリタンしか入っていなかった。途中の休憩で気が付く。
危ない危ない。往復2時間弱の行程だったからよかったものの、気を引き締めねば。
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意外と急な山頂への坂?壁?を登り山頂へ。
テント場に戻り小屋で水を買い(\2,000もかかった!)、夕食、キムチ鍋。
明日の行動はかなり長いので、早々に就寝。


▽2日目 晴れ
【起床(3:00)…朝食(チキンラーメン)…出発(4:45)…野口五郎岳登頂(7:13)…水晶小屋着(10:05)…水晶岳登頂(10:40)…水汲み(ワリモ岳分岐)(11:55)…鷲羽岳登頂(13:20)…三俣山荘着(14:35)…夕食(みそ煮込みうどん)(17:30)…就寝(19:15)】
4:30出発予定が4:45出発になってしまった。準備に時間がかかり過ぎている。要改善。
まぁ、夜明けがその辺りだからよしとする。
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野口五郎岳までは快調、順調、絶好調。
天気晴朗。
この時はもう少し曇ってくれると涼しくていいのにと思っていたが、
この天気が、続いてくれればよかったのだけれど、と終わった今なら思う。
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>野口五郎岳山頂にて。
しばらくすると何やら越野がぐったりしている。岩場で疲れたようである。
水晶小屋直前はなかなかの坂だった。小屋で一休みできるので、ぐいぐいと一息に登った。水晶小屋到着。ここから、水晶岳まで空身で往復するのだか、何やら八木の様子まで…。岩場歩きで体力を奪われた上に先ほどの坂でとどめを刺されたようだ。
しばし、水晶小屋で休んだ後、とりあえず、水晶岳までは荷物もないので、ヒュッと行く。
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遥か彼方に、三俣山荘が見えたので、あれが今日の目的地だと、告げると八木・越野が悲しそうな顔をする。言わない方がよかったのだろうか。
帰ってもう一休みしたが、まだぐったり。この時点で今日の行程のまだ半分ほどしか来ていない。しょうがないのでテント本体回収。これで大丈夫であろう。

分岐に到着。ここで残りの水が足りなくなる畏れがあったので、一年生二人を置いて、尾高と水を汲みに行く。
すぐ近くにあるのだろうと思っていたが、200~300m位降りる必要があった。水を持ちそこを登るのだけどなかなか辛い。結局30分程かかってしまった。二人はその間休んでいたのである程度元気に。

ここから、ワリモ岳と鷲羽岳を登る。なんかこの辺あまり記憶がない。ただひたすらに足を前に進めていた。
このあたりで、八木からテント回収したことを悔やみ始める。
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>第一回空元気選手権大会。

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>実際はばてばて。

鷲羽岳からの最後の下りは絶望的な角度。実は登りよりも下りの方が辛いのではと本気で考えた。この辺りで、足首が酷使されて転びそうだったようなきがする。捻挫するといけないのでゆっくり下る。

そうしてようやっと、二股山荘へ。長い長い、今合宿最大の山場を2日目にして終えたのである。



▽3日目 雨
【起床(3:55)…朝食(お茶漬け)(5:00)…出発(6:00)…三俣蓮華岳登頂(6:50)…黒部五郎小舎着(8:29)…夕食(トマトチーズ鍋)(16:30)… 就寝(19:00)】
朝からなかなかの量の雨が降っている。
停滞するよりは少しでも前に進んでおく方がいいだろう、黒部五郎小屋までの道のりは稜線を歩き続けるという感じでもないしね。
ということで、とりあえず黒部五郎まで行くことに。
もしそこで天候が回復したのならば計画通り太郎平まで行く事に決定した。

まずは、三俣蓮華山頂へ。展望なし。
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>三俣蓮華岳山頂って書いて無かったらどこだかまったくわからない。

霧の中を、地図とにらめっこをしながら進む。昨日の日差しが恋しい。
早々に、黒部五郎小屋に到着。まだ、9時前である。
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>霧の中から突如として現れる山小屋。
結局天候は回復せず、テントも張り、水もくみ、AM10:00にしてやることがなくなってしまった。
こんなこともあろうかと、越野がパーキングエリアでトランプを購入していたのだ。goodjob.
そして、大トランプ大会が始まる。
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>ハーツ。
七並べ→大富豪→爺抜き→インディアンポーカー→…をへて、ハーツに至る。
雨が降り続いているため、ずうっとテントの中で、本読んだり昼寝をしたり。
トマトチーズ鍋なるものが夕食だったのだが、とてもおいしかった。
ただチーズがコッヘルにくっつくのは少し辛い。

▽4日目 強雨のち晴れ
【起床(3:30)… 朝食(ペンネ)(4:00)…出発(6:24)…黒部五郎岳登頂(8:20)…北ノ俣岳登頂(10:45)…神岡新道分岐(10:53)…太郎山登頂(12:00)…太郎平小屋着(12:10)…夕食(カレー)(17:30)…就寝(19:40)】
今日も今日とて雨中行動。何故行動時間に雨が降るのだろうか。テント張ってから土砂降りもそれはそれで辛いのだけれど。気合を入れて進む。
周りを見ても全く場所がわからないので、ちょくちょく地図を見ながら現在地確認。
霧でどこまで登ればよいか小目標がたてられないのは、つらい。

稜線に出ると、吹き上げてくる風でとても寒い。
黒部五郎岳前の分岐点にザックを置いて、黒部五郎山頂へ。
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>黒部五郎岳山頂にて。

山頂付近は風が強いのでたったか降りる。
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>道のはずなのに池になっている。

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>徐々に、天気が回復してきてついに晴れる。
もう少し早く晴れてくれればよかったのだけれど。
テント場に到着後、テント、フライ、山靴、雨具とすべて干す。
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一通り乾かしたのち、夕食を食べ就寝。

▽5日目 雨、強風のち曇り
【起床(3:40)…朝食(お茶漬け)(4:30)…出発(6:00)…薬師岳登頂(6:58)…北薬師岳登頂(8:23)…間山登頂(9:28)…スゴ乗越小屋着(10:15)…ドリアン(12:50)…夕食(トマト春雨)(16:40)…就寝(不明)】
朝はそこまで雨は降っていなかった。降ったりやんだり。
が、しかし歩き始めて15分。雨、霧、強風の三重苦。立ち止まるとものすごい勢いで体温が奪われる。休憩では、立ち止まると体が冷えて辛いので、水と食べ物だけ摂ってすぐに出発。
薬師岳圏谷群があり、国の特別天然記念物に指定されている、らしいが、霧で全く見えなかった。

山頂でも、とりあえず写真だけ撮ってさっさと先に進んだ。
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とにかく足を止めず、先へ先へと進む。
このあたりほとんど写真がない、寒くてそれどころではなかったので。
ついでに記憶もない。寒くてあまりに辛かったので。

スゴ乗越小屋に到着。なんと、4時間15分で到着。コースタイムから、1時間ほど縮めたことになる。
いまさら雨が上がり、時折日差しも差し始めた。

さてここで、ドリアンとの死闘について書かなければならない。
これは、鈴木先輩の差し入れである。
先輩は二つ差し入れを持ってきた。そしてこういったそうだ。「\200のと\2000のどっちがいい?」と。厳重に包まれていたからよくわからないはずだが明らかに、\200=パイナップル、\2000=ドリアンであった。もう一方、北アルプス横断班が即座にパイナップルの方を取った。まったく、挑戦心のない奴らである。
さて、話がそれてしまった。
厳重な包みをはがし、案の定ドリアンが姿を現した。何やら、メモ書きがついている。
それによると、注:大量に食べると死にます。酒と一緒に食べると死にます。恐るべしドリアン。
食べる前に、しばらくテントにつるしておいたら、尾高が殴って負傷。

ナイフにて何とか厚い皮を切り二つに分ける。
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味は…。あまり熟していない感じ。本来ならば自然と皮が裂けてくる頃が食べごろであるとのこと。今回は少し皮が裂けたころに食べたのが失敗だったか。
いやでも考えてみてください。ぎゅうぎゅうに詰め込まれたザックの中でドリアンが裂けるさまを。ぞっとしませんね。


▽6日目 曇り時々雨
【起床(3:32)…朝食(お茶漬け)(4:07)…スゴ乗越小屋発(5:45)…越中沢岳登頂(8:07)…鳶岳登頂(9:22)…五色ヶ原山荘着(10:02)…夕食(シチュー)(16:50)…就寝(18:30)】
ぎりぎり雨が降ったいない状態で今日も歩き始める。
何故朝はこうも天気が悪いのだろうか。

今日の行程は短いので気分がだいぶ楽である。
のんびりと歩く。
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>越中山山頂にて。

鳶山にて写真を撮ろうとしたら、寄りかかった拍子に、傾いてしまったので必死になって直す。
大分焦った。何とか元通りになってよかった。
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今日も4時間ほどで到着。
夕食まではあと6時間もある。昨日のようにドリアンで時間を使うこともできない。
あまりに暇なので、尾高・越野が乾燥野菜に入っている、ジャガイモでポテチを作って食べた。
なかなかにおいしい。けどあまり食べ過ぎないでね。カレーの具が無くなる困るから。

▽7日目 晴れ時々曇り
【起床(3:00)…朝食(ふりかけなど)(3:34)…出発(4:55)…獅子岳登頂(6:25)…富山大学立山研究室(8:00)…一の越(8:20)…社務所着(9:04)…大汝山登頂(9:42)…富士の折立(10:00)…高砂山(10:42)…剱沢キャンプ場着(11:51)…夕食(カレー)(16:40)…就寝(19:30)】
昨日までとは打って変わって晴れ渡る。
遠くに日本海まで見える。明日には向こうまで行っているのか。
気分よく歩き始める。

獅子岳あたりで雪渓の上を歩く。崩れないとはわかっていながら怖い。
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>獅子岳にて獅子のポーズ。

一の越から急激に登山者が増加。それまでは、1人とすれ違っただけだったのに、あっという間に渋滞に。
非常に下界度が高い。立山では、ツアーの方が多く、大変賑わっている。

団体の方に道を譲ってもらい先へと進む。
道が整備されていて、とても歩きやすいのでさくさくと進むと、何度も速いもっとゆっくりすすめとの言葉が後ろの越野
からかかる。
いやぁ、つい歩きやすくて。すいません。
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>雄山にて。
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>大汝山にて。
剱沢キャンプ場に到着。
幕営費を払いに行くと、なんと流しそうめんをやっていた。なんということだ。
そのあとには、スイカ割をやっていたそうで何ともうらやましい限りだった。

さていよいよ、明日は最終日。合宿最後の夕食ということで、尾高と私の二人で調理することとなった。
散々偉そうなことを言っていた手前ここで失敗するわけにはいかない。
気合十分で臨んだ結果。まぁまぁのでき。危ない危ない。

▽8日目 晴れ
【起床(3:00)…朝食(棒ラーメン)(3:33)…出発(4:52)…前剱(6:23)…剱岳登頂(8:19)
…出発(8:47)…早月小屋(10:55)…馬場島(14:01)…温泉到着(15:20)…上市駅(17:50)】
最終日今晩も何とか雨が降らずにいてくれたのでそれだけでもう気分は最高。
一服剱、前剱と順調に進む。が、ここで、想定外のことが。
まさかの渋滞である。立山あたりならこんなこともあるだろうと思っていたがまさかここにもツアー登山者がいるとは思わなんだ。

そして当然鎖場は時間がかかる。まぁ、落ちたら死にますしね。「さっさと登ってしまえ」とは心の中でも思えませんでした。
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うん、実際登っているときは落ちたらどうしようという後ろ向きな考えを持たないように、落ちないで登るにはどうしたらよいかと延々考えてたほどです。
でも実際に登っているよりも見ている方が怖いですね。ローラーコースターで落ちてる時よりも、ゆっくり上がっているときの方が怖いというやつです。
で、なんとか鎖場も越え山頂に到着。

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>剱岳山頂にて。


最後に早月尾根。2200mを下る。
ここは正直もう二度と行きたくないです。
下れば下るほどに気温が上がっていく。あまりの暑さに、高度とともに
テンションが下がる。
八木が転びに転び、10回は転んでいたのが印象的だった。
時間がかかりそうなので、尾高越野に、馬場島まで先に降りてもらいタクシーを呼んでおいてもらう。
どうにかこうにか、下山。
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>下山後、タクシーを待つ間に。
タクシーにて上市へ。
待ちに待った温泉。この時をどれほど待ち望んだことか。
上市から富山へ。
ビジネスホテルに荷物を投げ込み、打ち上げ。寿司、刺身がとてもおいしかった。

▽まとめ
初の長期縦走でしたが、1年生二人も、何とかついてきてくれ、けが人も出ず、全行程踏破できたことは非常に喜ばしい限りです。
来年につながる、いい合宿になったのではないでしょうか。
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