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北アルプス全山縦走 山本P

 2017-08-30
期間:2015年8月15日~8月24日(9泊10日)
行程:
1日目(8/15)
【中尾高原口4:00…4:47渡渉点…5:12休憩5:26…6:25休憩6:40…7:42最終水場8:04…9:29雷鳥岩9:49…10:55休憩11:10…12:35笠ヶ岳山頂12:56…13:10笠ヶ岳山荘雷鳥岩9:29…笠ヶ岳12:35…笠ヶ岳山荘13:10】
行動時間 9時間10分

2日目(8/16)
【笠ヶ岳山荘6:00…6:52分岐…7:31秩父平7:47…8:50大ノマ乗越9:05…9:35弓折乗越…10:25双六小屋11:00…11:58双六岳12:10…12:25分岐…13:07三俣蓮華岳13:20…13:50三俣山荘】
行動時間 7時間50分

3日目(8/17)
【三俣山荘4:30…5:33鷲羽岳5:56…6:35ワリモ北分岐…7:03水晶小屋7:24…7:47水晶岳(空身ピストン)8:10…8:35水晶小屋8:55…9:21東沢乗越…10:16分岐10:34…11:10野口五郎岳11:17…11:26野口五郎小屋…12:05分岐12:21…13:20烏帽子小屋】
行動時間 8時間50分

4日目(8/18)
【停滞】

5日目(8/19)
【烏帽子小屋2:30…3:22南沢岳?…4:29不動岳4:45…6:30 2,459 mピーク6:50…7:58船窪岳…8:07船窪乗越8:20…8:48船窪小屋テン場9:25…9:42七倉岳…11:06北葛岳11:25…12:03北葛乗越12:20
13:54蓮華岳14:15…14:59針ノ木小屋(山本・中山)…15:15針ノ木小屋(島村・小林・山田)】
行動時間 12時間45分

6日目(8/20)
【針ノ木岳小屋5:05…5:40針ノ木岳5:57…6:24スバリ岳…7:25赤沢岳7:40…8:14鳴沢岳…8:36新越山荘8:55…9:25…10:10種池山荘10:30…11:10爺ヶ岳南峰11:43…12:17分岐…12:25冷池山荘】
行動時間 7時間20分

7日目(8/21)
【冷池山荘3:25…4:05布引岳…4:48鹿島槍ヶ岳南峰5:19…5:40北峰分岐5:45…5:49鹿島槍ヶ岳北峰(空身ピストン)5:56…6:00北峰分岐6:10…7:25キレット小屋8:00…8:55コル…9:16北尾根ノ頭9:40
…10:44休憩(G5過ぎ・山頂直下)11:02…11:34五竜岳12:32…13:04五竜山荘】
行動時間 9時間39分

8日目(8/22)
【停滞】

9日目(8/23)
【五竜山荘12:30…大黒岳13:00…唐松山荘14:00】
行動時間 1時間30分

10日目(8/24)
【唐松山荘8:05…八方池8:50…八方池山荘9:15】
行動時間 1時間10分


メンバー:
CL:山本(B2) SL:山田(B3) 医療:小林(B2) 装備:中山(B2) 食当:島村(B1)
概念図:

筆:山田
◆0日目
ほぼ全部員が参加した大山行が終わった後、気休め程度のカラオケ泊をして0日目を迎えた。意外と充実している富山駅で食料の買い込みをした後、中尾高原口までのバスに乗り込む。ただ、1度乗り換える必要があり、最終的にはバスに載っていたのは僕たちだけになってしまった。バス停に到着したのは19時過ぎで、登山口の確認をしたり、近くの川沿いにあった温泉で少し遊んだりした。この時、蛇口が無いというちょっとした問題が浮上して、手分けしてあちらこちら探し回ったあげく、20分程歩いたところにある、ドライブイン的なところの食堂でお水を分けていただける事になった。感謝です。

◆1日目(1年島村ザックの重量:23.0kg)
パンパンのザックを各々が背負い、いよいよ登り始める。中尾高原口というマイナーな登山口からだ。初日ということで、ザックの荷物と足取りは重い。それに拍車を掛けるように小雨がぱらつく。また、周りは笹薮のため、ズボンや靴はビチョビチョになる。樹林帯を抜けて尾根に出るまで、景色も代わり映えがしなかった。結局、笠ヶ岳山頂に到着したのは、お昼すぎになった。初日のゴタゴタに続き、ここでも事件が起きてしまう。小林が、写真を取っている最中に、手からスマホを落としてしまった。笠ヶ岳の頂上はゴロゴロした岩が適度に広がっていたため、液晶もろとも携帯はおじゃんに。かなり肩を落としていたが、僕たちはどうすることも出来ず、霧の中、意気消沈しながらテン場に向かった。
~テント場チェック~
「笠ヶ岳山荘」★★☆☆☆
テント場自体は広いものの、小屋withトイレからテント場まで10分程下りなければならない。つまり、トイレをしたくなったら、10分強登り返さねばならない。ただ、水場はテント場近くにある。

◆2日目(1年島村ザックの重量:21.5kg)
この日の目的地は、三俣山荘であった。同じ時期に柴田パーティーが入山するということで、お互い日程を調節し、一緒に過ごそうと企画。果たして会えるのだろうか…
秩父平は、登山道を少々下ったところにある開けた平原であった。ところどころに岩があり、秋吉台を思わせるような地形をしていたように感じる。進んで、双六小屋へ。ここまで来ると登山客で賑わっていた。双六小屋は、ログハウス調のきれいな小屋で、外側からカレーや、豚汁やらテイクアウトできるようになっている。熱々の料理から立ち込める湯気にそそられつつ、フルグラを食っていた。30分足らずで双六岳に到着。とんがったピークがあるわけではなく、平野が長く続く、特徴的な山頂である。雲行きが怪しく、レインを羽織った方がいいのか微妙な中、足を進めて三俣山荘に到着したのは、14時であった。
~テント場チェック~
「笠ヶ岳山荘」★★★★☆(電波:×)
テン場から、小屋まで徒歩3分~8分。宿泊可能テント数は多いものの、定番ルートのため、小屋近くのテン場はすぐ埋まってしまう。トイレは、靴を脱いで小屋内のものを使用する。きれいで暖かい。入り口の右側には、登山客用のノートがあり、自由に書くことができる。東工大ワンゲルの後輩たちは、書き込んでね。

雨脚が強くなる中、柴田パーティーは中々到着しない。まだかまだかと、小屋前で、他の登山客の方と談笑していると、ビショビショの中沢、池田が到着。途中、道が分かりづらいところがあって迷ったり、メンバー間の体力差の関係で遅れてしまったらしい。とはいえ、予定どおり、全員と会うことが出来てよかった。山行中に他のパーティーと合流したことが無かったので、何か不思議な感じだった。食事中、柴田からお酒の差し入れをいただいた。俺らのために、1瓶背負ってくれたなんて...。やるじゃん。お返しに50円のMetsしか無かったのは、かたじけなかった。

◆3日目(1年島村ザックの重量:24.5kg)
柴田パーティーの起床を待たず、烏帽子小屋を目指して出発。この日は、全体を通して天気が良かった。水晶岳はピストン?それとも担いでく?なんて話しをしながら、後ちょっとで小屋で休憩♪と気が緩んだのか、山本が小屋を目前にして盛大にコケる。近くのおじさん、おばさんに声を掛けられるくらい、何もないところで転んでいたのが印象的だった。切り立った岩から成る水晶岳のピークは、狭いけど見晴らしは素晴らしい。山本が担いできた一眼レフやら、スマホで写真を交代で撮る。島村にドキドキ読図タイムをしてもらったけど、しっかりとコンパスを使えていて、頼もしい限りだった。次にとった野口五郎岳は、細かい砂からなるピークが特徴的。後輩達は小屋までノンストップで行きたがっていたけど、体が辛くて休憩を挟んで貰った。高低差がそれほどない単調な道を歩いて、13時過ぎに烏帽子小屋に到着した。
~テント場チェック~
「烏帽子小屋山荘」★☆☆☆☆(電波:△)
テン場から、小屋まで徒歩3分~5分。段々畑のようにテン場があり、それらを横に見つつ登っていくと小屋が現れる。周りを木々が覆っているため、ハエやミミズやら虫が多い。飲料水は有料。手洗い用の水は、ちょびちょびしか出ないが、トイレに併設されている。なお、小屋とテント場の間に高台のような場所があり、そこでauのみ電波が通じた。

後輩達がチェックした山テンによると、明日の天気がかなり悪いらしい。
皆で話し合っていく中で幾つか案が浮かぶ。①明日は停滞し、明後日2日分の行程をこなす。②今日中に近くの烏帽子岳だけハントして、明日、明後日は様子見。③計画表どおりに進む。
結局、①に意見がまとまって、明日はお休みに。慰霊登山からほぼ連続して山に入っているので、正直疲れていて、ホッとする。岩パの山本はまだ分かるとしても、小林、中山、島村の体力にはゾッとした。去年同じコースを歩いてきた松本でさえ「先輩、水飲みたいっすっ」とバテていたのに。

◆4日目(1年島村ザックの重量:背負っていません)
ごろごろ。ザーザー。グーグー。停滞。
不幸な事に、停滞中、みんなの携帯の充電を支えてくれたのは小林が持ってきた2つのモバイルバッテリーだった。主人を失ったバッテリーたちは、僕らのために力を尽くしてくれた。

◆5日目(1年島村ザックの重量:22.5kg)
4日目の分を取り返さないといけない。起床したのは朝の1時。行程を完遂するために、烏帽子岳はスルーすることに。去年は自分のヤケドで、烏帽子岳止まりブナ立てエスケープだったので、ここから未知のルートへと差し掛かる。前日の雨のせいで、土が泥になっており、靴が汚れる。いいペースで登っていき、まずは南沢岳で1本休憩をとるつもりだったが、いまいちピークが確認出来なかった。まだ暗かったのもあるが、南沢岳の頂上には目印があったのだろうか?船窪岳~七倉岳は道がかなり悪く、合宿中一番神経を使ったように感じる。どうやら、登山客の多くは、扇沢から種池、爺ヶ岳へと上がるため、過疎ってしまうらしい。両側が切り立った砂地あり、鉄はしごありアトラクションのようであった。蓮華岳を抜けたあたりで、14時過ぎと時間も厳しめ。太陽に照らされ、汗をカキながら、最後の急坂へと差し掛かる。針ノ木小屋へは、30mほどの崖と、延々と続く砂地の坂が待ち受けていた。崖はカラーテープや、ボルトが打ってあったものの、整備されているとは言い難く、ヘルメットを着用して山本先頭で登っていった。それなりに高度感があり、登っている最中は対向者とは簡単にすれ違えない。崖が終わると、針ノ木小屋が載っている尾根へと続くルートを登り始める。きつかった。尾根上に、小さな登山客を見つつ、高度を上げていく。まだか、まだかとイライラしていた。かなりね。島村も足を痛めているようで、放心状態になっていたw
針ノ木小屋に一同が到着したのは15時過ぎであった。
~テント場チェック~
「針ノ木小屋山荘」★★☆☆☆(電波:不明)
テン場から、小屋まで徒歩1分~5分。完全に尾根上にあるため、風通しが良すぎる。宿泊可能テント数は少なく、到着が遅れると斜面に差し掛かった地面で寝るハメになる。小屋外に簡易トイレは2つ。水は有料である。

◆6日目(1年島村ザックの重量:20.5kg)
快晴の中、針ノ木岳、ズバリ岳、赤沢岳とハントしていく。針ノ木岳から、反時計周りに今日のルートが尾根上に表れるのがきれいに見えた。「小さく登って・下りて・ピークに到着」を、数回繰り返す。新越山荘を超えると、なだらかな平地を進み、種池山荘に進む。若者からお年寄りまで、たくさんの人と合流。久しぶりに人並みを感じた。冷池山荘からくっきりと爺ヶ岳が見えるが、かなりの高低差に萎えた記憶がある。今日の登りがラストこれだけだから、と励まし1時間で爺ヶ岳南峰へと進んだ。長過ぎる休憩を取ったのち、宿泊地である冷池山荘に到着。
~テント場チェック~
「冷池山荘」★★☆☆☆(電波:不明)
テン場から、小屋まで徒歩8分。小屋から、さらに上に登っていくと、やや開けたテン場が見えてくる。尾根上にあるため、風通しはいい。宿泊可能テント数は十分ある。小屋近くに簡易トイレはアリ。水は有料である。


◆7日目(1年島村ザックの重量:20.3kg)
この合宿は、荷物が重く体力が必要な前半と、八峰キレット、不帰キレットなど神経をすり減らす後半部分の2つに分かれる。その後半戦へと差し掛かる。誰一人怪我がなく、また大きな問題も発生せずに7日目まで来られたので、キレット通過に必要なのは「晴れ」だけだったのに…
時間に余裕を持って、朝の2時に起床。ものすごく寒い中、ヘッドラインを照らして、鹿島槍ヶ岳へと登っていった。太陽が出てきていたものの、頂上は風が凄まじく、体感温度はありえないほど低かった。爺ヶ岳では南峰だけとさぼってしまったので、ここ鹿島槍ヶ岳はきっちりと南峰、北峰をハント。いよいよ、八峰キレットへと続く下りへ差し掛かる。この八峰キレットは難路の途中に小屋があり、宿泊も可能である。とりあえず、そこを目指して怯え怯え進んでいたが、呆気なく到着してしまった。道の大半は、足元の落石に注意すれば全く問題ないガレた岩道である。小屋へと続く最後の10分が、鉄はしごや、岩の上にある止め木、鎖などキレット的な要素が増える。ただ、きちんと手入れがされている。実際、整備をしながら歩いている山岳警備隊の人ともすれ違った。崩れやすく脆い砂状の登山道に苦労しつつ、約3時間後に五竜岳に着いた。

「五竜山荘」★★★★☆(電波:不明)
テン場から、小屋まですぐ。テン場は、斜面上に位置しているがしっかりと整備されており快適。宿泊可能テント数は十分ある。小屋近くに簡易トイレはアリ。水は有料である。

そういえば五竜山荘と言えば、こいつ。

「山が好き 酒が好き」Tシャツである。中山と小林がさっそく購入していた。なお、中山によると通販でも購入できるらしい。トータルで考えれば安く、しかも安全に手に入る通販がオススメです。

◆8日目
この日は停滞することになった。山テンによれば、この先、天気が悪い日が連続するらしい。どうしようもない...。

◆9日目
天気予報では、天気が悪い。ただ、進みたい。とりあえず、早く起きて空模様を確かめようとなったが、大雨。やむなく待機することに。お昼ごろ少し雨脚が弱まるらしいので、それに合わせて、とりあえず唐松山荘に進むことにした。寒いし、濡れるし、萎えた。地形図上ではほどほどのアップダウンの行程だが、ゴツゴツし、かつ濡れた岩場に思わず手が出てしまう場面が多かった。1時間半ほどで山荘に到着。時間的にこれ以上進むのは難しかったため、ここをキャンプ地とする。

この夜、気象通報ならびに山テンにより、向こう3日間全く天気の回復が見込まれないことが判明した。皆で話しあい、八方池からエスケープ、下山することとなった。

◆10日目
小雨の降る中、下山した。下山した八方池は観光地となっており、白馬の街からリフトやゴンドラで登ってくることが出来る。僕たちは、そこそこ高いお金を払って、街へと下った。

~まとめ~
当初の予定では、11日間で唐松岳~不帰キレット~白馬岳~朝日岳と栂海新道を北上していき、ゴールは日本海であった。
山を縦走していき、最終目的地は海。暑い中飛び込んでやる、というのがいつのまにかワンゲルに入ってからの目標に成っていた気がする。が達成することは出来なかった。残念。
ただ、山行メンバーの後輩たちは、天気さえ良ければ完遂できる体力、精神力を十分に持っているなぁと実感出来たのがせめてもの救いです。2018年の合宿、期待しています!

ともかく、無事故で山行を終えられてなによりです。
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