FC2ブログ

東黒沢・ナルミズ沢 15/08/15~16

 2015-10-03
筆:八木(B4)

CL 橋本(B2) SL 八木(B4) 西脇(B3)

8/14 【19:40柳瀬川駅~水上IC~23:30土合駅】
8/15 【6:10登山口…東黒沢遡行…10:00乗越…10:30ウツボキ沢出合…12:00大石沢出合】(テント泊)
8/16 【6:40大石沢出合…7:40魚止の滝…9:40詰めあがりのコル…11:20ジャンクションピーク…11:40朝日岳…13:30白毛門…16:20登山口】

ナルミズ沢はいいぞ、と言われ続けてきたものの、OBになった今まで行けずにいた。今年はナルミズ行きたいよね、という話をしたところスイスイ話が運び、体力のある現役にひょいひょいついていく沢登りが成立した。

◆8/14(0日目)
実家の車が使えたので、適当なところで2人をピックアップし、ガストか何かで夕食ののち土合へ。古くて妙に時間のかかる(ような気がする)上越線に乗るのと比べると遥かに快適で、2時間程度であっさり着いてしまった。地味に土合駅は初めてなのだが、先客がちらほら寝ている。テントを張って寝たが、0時半ごろに10数人でどやどやとやってきて、それから1時間至近距離で花火をやっていた登山客(?)には辟易した。貴様らは高校生か!しばらくしたら静かになったので寝た。

◆8/15(1日目)
土合駅前からより近い登山口に移動したのち身支度。登山口には10台程度だっただろうか。お盆だとかえって人集まりが悪いのか予想より人が少ない。少し道を外れて入渓。

沢は行くまでが億劫だが、行ってしまえば楽しい。丹沢や奥多摩と違って大きな岩やナメが中心で歩きやすく、スイスイ進む。ほどなくハナゲの滝に到着。これ登れるの?



見れば、途中から巻道があるのでそこに取り付いて登る。沢足袋のフェルトがだいぶ削れて心もとない。自分で「ここまでは滑らない」的なラインを見極めないといけないので沢は気を遣う(どのスポーツでもそうだが)。何とか登り切った後は程よいナメが延々と続く。転ばなければよい。一緒の沢屋が途中までいたのだが、彼らは白毛門沢に行ったのか途中で見なくなった。



>蛙

気をもんでいた天気も良くなって晴れ間が見える。沢は徐々に細くなってほどなく詰めに突入。これが思いの外長く、1時間ほどささやぶの中を格闘する。コルが見えるようで見えない。途中で沢を離脱して部分的にトラバース。蒸し暑い。幸い、方角は合っていたので少し東に逸れただけで済み、ウツボキ沢に向かう支流を発見。1~2mの滝はあるが慎重に下りればよく、ウツボキ沢の出合について益々気分が盛り上がる。快晴だ。

すいとナルミズ沢に出る。気温も高く泳ぐにはうってつけだが、あまり2人は泳がないらしい。途中セミを数匹見る。一匹水に沈みながらも岩にしがみついている変な奴がいた。前評判通り危険も少なそうな釜が連続しているので、西脇あたりを煽って泳がせる。一つ大きな釜があって右岸からトラバースするが、下級生2人に続いて登ろうとして途中で「あ、アカン…」となってヘルプ要請。5mほどの高さのところで数分間プルプル耐えて、ザイルを出してもらった。感謝。怖いものは怖い。



その後は愉快な釜が続き泳ぎながら遡行。楽しい。写真を撮りまくる。途中緩い滑り台があったので2人に進めるが拒否されたので、1人で滑った。うーんうちの部の後輩はそういうところが堅実だ。次第に大岩が増えてきたところで今日の幕営地、大石沢出合に昼過ぎに着いた。前後に人がいる気配はほとんどない。どうやら今日はあたりのようだ。晴れてはいるが天気不安定なので、左岸の斜面にテントを張ったのち午後はフリータイムとなった。


>本日のテン場。高級ホテルにありそう。

橋本は無言で薪をひょいひょい回収してくる。ノコギリで枯れ木を切る作業をしたが体力がなさ過ぎて数本でギブアップ。機械のように作業を進めているので後を任せ、釣り隊(1人)の西脇を見に行った。魚影は多少見たようだが釣れる気配はない。そのうち上流に上がっていったので、しばらく邪魔しない方がよさそうだと僕は目の前の滝からダイブするなどして遊んでいた。飽きた頃に追いかけるが、僕が来てからも釣れる気配がなかったのでたき火予定地に戻って何かしていた(覚えていない)。とにかく気分がよい。

すると、

あっ、なんか釣ってきている。

西脇、釣りがやりたいと言い始めて3年目にして初の沢魚ゲット。15cmというリリース目安ギリギリだが、初回ボーナスで今回はいただくと言う。結果的に、この日の夕食はすき焼き+イワナ一匹+日本酒という豪華ラインナップとなった。周りに誰もいない、幸せな夜。ほろ酔いで油断してたら、たき火の段組みを崩して橋本の靴下に穴をあける結果となってしまった。シュラカバをかぶって、星空を見ながらその場で寝てしまいたいところだったが、皆が寝る前に声を掛けられたので荷物を撤収してちゃんとテントで寝た。2年前の足拍子を彷彿とさせる斜面で、正直テントの寝心地はイマイチだったのだが。



◆2日目(8/16)
5時半ごろに目が覚める。少し肌寒く、外で寝ていたら風邪をひいていたかもしれない。見ると、小雨がテント本体に打ち付けて微妙に濡れている(フライは結局持ってきていなかった)。そして首を痛めて痛い。テントからはい出て暫く雨の中呆然としていたのだが、ふと我に返って朝食のラーメンを作った。食べ終わるころに雨が止んだので雨具を一応来て出発。細かい仕事を下級生に任せるクソ上級生である。

ナルミズの上流も基本的には全く危険のないナメが続く。あっという間に魚止の滝に到着。念押しのザイルを出してもらって登ったが、ぬめっていて見た目より怖かった。そのうち曇り空が晴れてきて、朝日岳の雄々しい姿が見えた。なるほど、これは綺麗だ。奥多摩とは違い空が広い。ところどころ大きい滝はあるがほぼすべてフリクションで登れる。1か所だけ適当に巻く場所があったが難しくはない。ただただ楽しい。いい感じの斜面があって、どういうわけか草船を作ろうという流れになったのだが、全員作り方を忘れていて全くダメであった。

詰めあがると景色は綺麗、綺麗なのだが…昨日使いすぎた脚が限界にきて動かない。いやな予感がする。とりあえず重い脚を持ち上げつつWindows XPのアレを写真に収め満足する。詰めあがって、登山靴に履き替えながら朝日岳の方を見ると、あれっなんか大きくないですか。予想の2倍程度標高差がある気がしてきて、焦る。出発。


>Windows XPのアレ。実際より緑が濃かった


ジャンクションピークまでは一般登山道ではないので、踏み跡こそあるが基本的に藪漕ぎである。足が進まず、するする2人において行かれる。モクモクと登る。結局1時間半かかってジャンクションピークに着いた。まだ1000mのくだりがある。

時々待ってもらいながら朝日岳、笠ヶ岳、白毛門と進む。お昼には晴れていたのだが、途中上の方に雲がかかって突然寒くなったりして気温変化が激しい。白毛門に着いた頃には体力の限界で、1年の夏合宿を彷彿とさせるフラフラ加減で降りる。一方で橋本はぴんぴんしていてばてる気配もない。

1000mの下りはその標高差以上に暑さとの戦いになる。汗っかきの自分はひたすら水を飲んでいたが、橋本はほとんど飲まなかったそうだ。身体の作りが違う。最後には2人に先に行ってもらって、生まれたてのコジカのごとき状態で下山した。下山が地獄といわれるゆえんを完全に理解することとなった。

帰りは水上の温泉に立ち寄り、地元のレストランで舌鼓を打ち、帰途についた。埼玉に入るころにバーッと大雨に打たれたので、ずいぶん運がよかったのかもしれない。

◆まとめ
やはり、トレ山と夏合宿は基礎体力の要請に不可欠であったことを痛感した。ただナルミズは前評判通りの楽しいだけの沢なので、下級生にも行ってほしい。自信のない人は下山を覚悟すること(戒め)。
スポンサーサイト
タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://tsubakura2999.blog65.fc2.com/tb.php/178-536b5c33

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫