FC2ブログ

剱岳 9/6~9/8

 2014-09-14
筆:飯田
日程:9/6~9/8
メンバー:角崎(B3・CL)、飯田(B2・SL)、野口(B2)、橋本(B1)
9/6 立山→室堂…別山乗越…剱沢
9/7 剱沢…長次郎谷出合…剱稜会ルート登攀…5・6のコル…長次郎谷下降…剱沢
9/8 剱沢…剱岳本峰…剱沢(別山尾根往復)

部としては久しぶりの山岳地帯でのクライミング。この日のためにゲレンデやクライミングジムで練習してきた。結局1本しかトレース出来なかったが、来年に続く良い経験になったと思う。

9/6
この日はアプローチ。9日分の食糧(登攀後上高地迄縦走するので食糧が多い)と登攀具でザックがずっしり重い。橋本のザックは40㎏くらいあったと思う。御前小屋迄の登りが辛かった。この日の夕食はキムチ鍋。量がとても多かった。

9/7
朝起きてみるとガスで視界がきかないが、天気予報だと回復傾向にあるようなので行動開始。雪渓上で視界がきかないのはとても不気味だ。いろいろ不安な気持ちになる。長次郎谷に入ると一二峰間ルンゼ付近から雪渓の状態が悪くなっていたので、青い印のある岩から右岸にあがった。30分くらい歩くのでアイゼンは外したほうがよい。雪渓の状態が良い場所を適当に選び、再び雪渓に上がる。この辺りから雨が降り出すが、天気予報を信じて行動を続けることにする。正面に熊の岩が見えているのでCフェースが見える場所のはずだが相変わらずガスっており何も見えない。ただ今回はたまたま前にCフェースを登る予定のガイドパーティーがいたので取りつき点迄迷うことなく行く事ができた。取りつき点迄の踏み跡は多少ざれているが、しっかりとしているので特に問題は無いと思う。

取りつき点で登攀準備をしているとガスが切れ晴れてきた。岩が濡れているが、沢登りだと思えば何の問題はないだろうという事でガイドパーティーの次に飯田&野口ペアと角崎先輩&橋本ペアに別れて登攀開始。野口がリードしたくないようだったので全ピッチ私がリードした。
1P目
特に難しくない。ハーケン3枚でビレイ点とするが、2枚はあまり効いてないように見えた。少し上にRCCボルトがあったのでそちらから支点をとった方が良かったと思う。
2P目
ビレイ点から少しトラバースして凸角。ザックが引っ掛かりそうで少し怖い。変な所からランニングをとったのでロープの流れが極端に悪くなる。仕方がないのでハイマツを支点としてピッチを切った。
3P目
わけのわからない所でピッチを切ったため後続パーティーが来てしまった。急いで登る。新しいボルトが2本あるテラスでピッチを切った。
4P目
トラバースしフェースを登る。なるべく左側をいったほうが良い。直上してしまったため、最後にビレイ点までトラバースする事になってしまった。ロープの流れが極端に悪くなるし、少し難しい。ビレイ点の支点はハーケン3枚からとった。
5P目
簡単なフェースをリッジ沿いに進み小さいテラスまで。簡単だが、ビレイ点の直前にかろうじてハイマツに引っ掛かってとまっている巨大な浮石があるので要注意。ロープが触れないよう細心の注意を払わなければならない。ハーケンとピナクルからビレイ用の支点をとった。
6P目
剱稜会ルートで一番楽しいピッチだ。3m程度フェースを登った後すぐにリッジ沿いにトラバースする。高度感と眺めが素晴らしい。中間支点もピナクルを使えば結構とることができる。トラバースが終わったあたりでピッチをきる。ピナクルから支点をとった。
7P目
最終ピッチ。易しいフェースを直上する。Cフェースの頭で登攀終了。リングボルトとハーケンから支点がとれる。

013_20140916233340c28.jpg
6P目をフォローする野口。

Cフェースの頭でのんびりした後下降を開始。しっかとした踏み跡をたどる。傾斜がきつくなる場所から懸垂を連続で3回し5・6のコルから少し三ノ窓側へ降りた。懸垂支点は最初がハイマツで残り2回はブッシュ。支点には大量の残置スリングがあるので見ればすぐに分かると思うが、古い残置が多いので注意。最初の懸垂はクライムダウンで降りれそうだが、念のため懸垂下降する事にした。最後の懸垂はほぼ50mいっぱいだった。
今回は晴れていて迷う事はなかったが、ガスが濃いとどこへ降りたらよいか分かりずらいかもしれない。なるべく長次郎谷側を意識して下降すると良いだろう。
5・6のコルから長次郎谷は踏み跡があるが少しザレている。あとは長次郎谷を慎重に下降し剱沢のBCへ帰還した。この日の夕飯はトン汁。美味しかった。

9/8
別山尾根の往復なので遅い時間に出発。休日なので登山者が多かったが、激しい渋滞に巻き込まれる事なく12時前にはテントに戻ってこれた。ちなみに橋本はタテバイ、ヨコバイともに人工物を一切使わずフリーで登ったらしい。確かに別山尾根は人工物が無かったら素晴らしいルートだとは思うが、ロープ無しで怖くないのだろうか…。
この日はゆっくりし翌日から上高地へ向けて縦走を開始した。

まとめ
・パーティーとして細かい反省点はたくさんあるが、あせらず丁寧に確実に作業していたと思う。ただやはり時間がかかってしまった。
・今回の反省点をいかしさらに練習していきたいと思う。
・剣稜会自体は眺めも素晴らしく、難しい場所もなかった。ただ浮石には注意が必要。またピンは腐っているものが多い。
・長次郎谷の登降は雪渓の状態を見極めて慎重に行動するべきだと思う。
スポンサーサイト



タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://tsubakura2999.blog65.fc2.com/tb.php/140-a5126d72

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫