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滑り納め 針ノ木峠・マヤクボ沢 140510

 2014-05-10
筆:八木(B3)
CL:八木(B3)、SL:夏目(B2)、ゲスト:鈴木(OB)

5/9【大岡山22:00~安曇野IC~扇沢2:30】
5/10【扇沢7:30…シール装着8:00…針ノ木峠11:30…滑降開始12:10…マヤクボ沢出合12:22…下降開始13:45…14:17滑降終了…15:00扇沢】

◆0日目(5/9)
滑ろうと思えばまだ滑れるのだが、OBさんが来てくれるというこのタイミングで滑り納めとすることにした。思えば山スキー7回、ゲレンデスキー2回、結構行ったものだ。
OBの鈴木さんは出発が大変慌ただしいことに定評があるが、今回はすごかった。車をお願いした我々にも責任の一端はあるのだが、まさかの「シールない」から始まってあわてる。とりあえず別の先輩のスキーを借りることで事なき?を得た。

扇沢は去年のGWも行ったのでもう慣れっこである。渋滞にも巻き込まれずあっさり扇沢に到着。到着時点ではガラガラだったが、朝になるにつれてどんどん車が増えていったようだった。夏目と鈴木先輩はテントを張って寝ていたが、風がゴウゴウ吹いていて安眠できたのか疑問であった。

◆1日目(5/10)
朝起きると風が強い。そして寒い。どうも我々の行く先から流れてくるらしい。もはややる気はない。ただ手ぶらで帰るのも癪なのでうだうだ言いながら荷造りをして歩き出す。暫くは雪のない道路沿いに歩くが、流れ出る雪解け水や生え始めた草を見るとやはり春である。相変わらず風は強いが目指す斜面が見えてきたところで機嫌も直る。

スキーを履き替え小休止を挟むが強風で飛んでくる雪が顔面にぶつかってとても痛い。夏目が手袋か何かを飛ばして取りに行く。我々は遅かったのですでに前にはたくさんの人たちが登る姿が点々と見える。堰堤はかろうじて姿を現しているが、後先考えなければ滑る際に飛び降りられそうだ。(勿論そんなことはしない)

当初予定の蓮華大沢右俣の見えるところで進退を決める。どうせ強風で登れないのなら蓮華大沢を詰めるとこまで詰めることも考えるが、流石に早まることなく予定通り針ノ木雪渓を進むことにした。

数日前に雨が降ったのでデブリランドを予期していたのだが、意外や意外新雪がうっすらと積もっている。そのためかデブリの露出部も比較的浅く歩きやすい。今シーズン9回目のスキーなのですいすい歩くも、鈴木さんが思いの外しんどそうである。ペースを調整しながら歩くも直射日光がつらい。

ところどころ大きめのデブリが見えるが今日の時点では危険な兆候は全くない。無心に高度を稼ぎながら先行者を追い抜く。そのうちに沢の出合が見えてくるもなんだか広い。リフトの1つや2つありそうな綺麗な斜面が見える。ペースも良いので嫌でも高まる期待、ウキウキである。針ノ木岳に突き上げる斜面も魅力だが一抹の期待をかけて蓮華大沢方面の急斜面を登る。

登り始めると雪は想像以上に吹き溜まっておりスキーが沈む。さらに悪いことにはシールに雪がべったり付着してめちゃくちゃ重い。こうなると手で掻き落とすしかない。先行者にスキーを背負った人とツボ足の方がいるが中々追いつけない。と思う間に数人降りてきた。ところどころデブリ跡があるらしく乗り上げて派手に転んでいる人も居たが、楽しそうである。途中から2人を引き離しでひいひいと稜線に乗り上げたが、吹きすさぶ強風にアイスバーンで正直おっかなびっくりであった。

稜線に出た瞬間堅い雪粒の洗礼を受ける。猛烈に痛い。写真には見えない小さな粒が断続的に降り注ぐ。ただその先に見える山々の景色は最高で木々と雪のコントラストが美しい。テンションが上がってしばし記念撮影を楽しむ。目指す蓮華大沢はまだ先だが、やはり風が強いうえになんだか急な斜面だったのでおとなしく往路を戻ることに。

鈴木先輩を先頭に滑り出すが、程よく雪が付着して快適に滑降。時々ある凹凸やアイスバーンに気を付ければみるみるスピードが出て非常に楽しい。1時間の登りをわずか10分足らずで降りてきてしまった。大満足。あまりにも早かったので針ノ木雪渓の上部を滑ろうと再度登り始める。

ところが1度すでに登ってしまったせいかペースが上がらない。殊に鈴木さんは「眠い」とぼやいている。大分日も傾いてきたので斜面の途中で小休止を取って降りることにする。悠の差し入れてくれたクッキーは美味しかった。上を見やると針ノ木岳から降りてきたと思しき人たちがポツポツ降りていく。テレマークスキーヤーもいたがいったいどういう神経をしていたら不整地を滑れるのだろう。

上部は快適に滑り降りてくるも、下部通ったはずの斜面は雪が解けて茶色がかっており、かつてないほどにデブリランドと化していた。デブリを回避しながらずるずる滑るが、足が痛い。今シーズンの特訓の甲斐あってこういう不整地で転ぶことがなくなって上達を感じた。終盤は木々や堰堤を避けながらの惰性滑走。降りられるところまで下りてしまおうと滑り続けた結果、無事行きに履いた地点まで戻ることが出来た。

帰りがけに去年乗ったトロリーバスが走ってくるのを眺める。今回は車だったので鈴木さんおすすめの七倉山荘の温泉に浸かりに行った。その日は何故か人が誰もおらず宿全体が貸切状態。温泉に浸かり夕食を食べて帰路に着いた。最後まで青空が澄み渡っていて、充実感のある山スキー納めだった。





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