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根子岳 山スキー 2014/02/07-09

 2014-02-10
筆:夏目(B1)
CL八木(B2) SL藤永(B2) 野口(B1) 夏目(B1)

2/7 大岡山→日本ダボスホテル山喜荘前(バス中泊)
2/8 奥ダボススキー場(6:10)...避難小屋付近(9:40)...根子岳西尾根(2000m付近 ; 11:20)...[滑走]...避難小屋付近(13:00 ; テント泊)
2/9 避難小屋付近(7:00)...根子岳(10:30)...[滑走]...奥ダボススキー場(13:10)



【0日目】
僕は山スキーの存在を知って以来この日を心待ちにしていた。
とてつもなく高い兼用靴を買ってもらい、スキーとビンディングは山行直前まで安い店を探して駆け回り手に入れた。
スキーの腕が著しくなまってはいないことは野沢温泉のスキー合宿で確認済みである。
野口はほとんど初めてのスキーで正直不安だったが、まぁ野口なのでなんとかするだろう。
経験豊富な八木先輩に連れられて、他三人の不安だらけの山スキーデビューとなった。

装備の購入やらペミカン作りやらで、冬山への出発は毎回慌ただしい。
冬山必携のアイゼン、スコップなどに加え、スキーやブーツも持つものだから恐ろしい大荷物になった。

池袋で数多のスキーヤー、ボーダーと共にバスに飛び乗る。
火曜が祝日だからか、やたらと人が多かった。



【1日目】

バスの中で叩き起こされたとおもったら、我々4人だけが雪の降るゲレンデに放り出される。
寝起きで混乱したままブーツを履きシールをつけ、気づいたら歩き出していた。

シールとTLTの威力を痛感しつつ動いていないリフトの下を登っていく。





避難小屋を通過した頃からか、かなり雪が強くなってきたが、このあたりの道には点々と看板が設置されていて、道迷いのリスクが無いのである程度無理を押して登っていった。

が、ポリタンは注ぎ口が凍ってるし、八木先輩はザックのバックルが凍りついてザックを下ろせず転んでるし、
スマフォはふところに入れていたはずなのに、寒さでもの言わぬ箱になっていた。

吹雪自体はゲレンデで経験のある程度だったが、視界がホワイトアウト寸前。
下界ですらドカ雪が降っているのだから仕方ない。

天気が回復する兆しも無いということで、撤退決定。

避難小屋に向けて、看板を見失わないよう細心の注意を払いつつ下る。


予期せず始まった初滑走であるが、吹雪とゴーグルの曇りで必要以上にスリリングだった。
ゆるいパウダーの斜面ではターンを決めようと試みたが、外足に加重をかけると沈むためまともに曲がれなかった。

野口は数メートル毎に転び、転ぶたびに15キロ超のザックを担いだまま起き上がらなくてはならない。
楽しむどころか明らかに苦しそうであった。

ズタボロになって避難小屋に転がり込んだ頃には、登るのに要した時間以上が経過していた。

避難小屋で体制を立て直すと、その付近にテン張る。
富士山の時と違い、雪質が柔らかいのでテントの張り方も全く異なる。

暴風壁を作ったりテントの隅を雪で埋めたりと結構楽しかった。

夕飯までの時間に、ビーコン捜索と埋没訓練をする。


死ぬかと思った。


夕飯は雪山恒例のペミカンカレー。
このペミカンはいつも通り部室で夜なべして作ったものだが、その途中で僕が寝落ちして、
無関係な神宮司に何の解説もせずに押し付ける形となったものであった。
結果バター不足で少々こげっぽいペミカンカレーが仕上がってしまった。
富士山ではあんなに美味しく感じたペミカンだったが、油っぽさが苦痛でしかなかった。

4テン4人は狭かったし、寒かった。


【2日目】

相変わらずの曇り空。

昨日登った斜面を再び登る。
天気が良かったこともあり、比較的スピーディな登高だったが、藤永先輩はブーツのサイズがあってないようでつらそうだった。
急斜面でのキックターンも一度失敗すると崩れやすい斜面になってしまい、後続も苦労することに。

しかし、割とすんなり頂上までたどり着いた。



冬のピークはこれが初!


本来は四阿山まで縦走の予定だったが、今日中に下らねばならないので、根子岳の沢を滑る。
ここからが本番である。
ゴーグル問題も解決したので、今回は下りを満喫することができた。

バーンとパウダーがいりまじる斜面で、切り替え点を見極めないと確実にそこで転ぶ。
パウダーが心地よい分余計にたちが悪い。
ここまで滑りにくい斜面は後にも先にも根子岳だけだ、という感想を抱いたのはここが初スキーだったからというだけでは無いだろう。

後半は慣れてきて野口の転ぶ位置を予期できるようになってきた。
野口自身も転ぶとわかっているだろうに、制動をかけられないから突っ込むしかないのだ。かわいそうに。



スキーは外れて捨ててもおけず。
野口は唸りながら立ち上がる。


僕は八木先輩に習って後傾で滑ることを覚え、すっかりパウダーのとりことなってしまった。



ゲレンデから流れる曲が聞こえてきたときは心底ほっとした。

その後、おしゃれなスキーヤーボーダーに混ざってゲレンデで食事をして、近くの温泉で野口の愚痴を聞いて、大岡山に帰還した。


【まとめ】
山スキー自体は楽しかったが、冬山の負の側面を多く垣間みることとなった。
しかし雪山に対する危機意識を持つという点で実りの多い山行になったということでもある。


そして野口は山スキーをやめた。  おわり

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