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8/14~8/20 夏合宿 北アルプス縦断 [前編]

 2016-08-15
名称:夏合宿(前半)北ア主脈縦走
山域:北アルプス
期間:2016年8月14日~8月20日(6泊7日)
行程:
8/14【大岡山~松本】
8/15【松本~上高地…徳沢…涸沢】
8/16【涸沢…北穂高岳…南岳小屋…槍ヶ岳山荘】
8/17【槍ヶ岳山荘…槍ヶ岳…双六小屋…三俣蓮華岳…三俣山荘】
8/18【三俣山荘…鷲羽岳…水晶小屋…水晶岳…水晶小屋…真砂岳…野口五郎岳…烏帽子小屋】
8/19【烏帽子小屋(停滞)】
8/20【烏帽子小屋…烏帽子岳…烏帽子小屋…(ブナ立尾根)…高瀬ダム】

メンバー:CL・医療:益田(B3)、SL・装備:中村(B3)、記録:田中(B2)、装備:山田(B2)、食当・気象:松本(B1)

筆:山田

◆-2日目
今は無き、先輩3人方のシェアハウスで食料準備、買い出し、装備振り分けなどを行った。この北ア合宿は前半、後半の2つに分かれ、前半組は前半組の荷物と食料を、後半組は自分たちのものと合わせて、前半組でそのまま後半組に合流する人の物資を運ぶというちょっと壮大なものになった。
準備を着々と進める中、6泊7日にも渡る食料計画を決め、スーパーに買い出しに行く段階になって、 実家組の無能さが露呈してしまった。まず、一般的な野菜の値段が分からないから、買うところまで踏み切れない。生産者の顔がついてるヤツは高いからいいだろ、と敬遠していたらなかなか買うべきものが決まらずグズグズしてしまった。下準備を終わらせ、装備振り分けを行う。先輩、後輩関係なく、重い荷物をかけたじゃんけんをし、1年生を差し置いて先輩達が重量の変わらないテントを横目に、 消費されていく食料を取っていったのは言うまでもない。

◆0日目
4 大岡山から松本まで電車で移動した。

◆1日目
この日はまずバスで上高地まで移動。上高地は夏休み期間とあって 「いつもの、おまたせ、伝統芸能の、観光客に白い目を向けられながらの通過」をかました。その後、徳沢、涸沢へと向かう。流石、避暑地とあって気温は涼しく快適で、道もしっかりと整備されていた砂利道、木道であり、標高もそこまで上がらなかった。が、 雨が降ってきてしまった。初日から。初日から!短い人で約1週間、長い人で約2週間山に籠もるのに、初日からレインを開放しなければならないのは痛手過ぎる。み
んな泣いていたし、僕も泣いていた 。雨脚が強くなり、全員のテンションが初日からガタ落ちする中、お昼過ぎに涸沢に到着。この時点で、山靴が浸水していた。涸沢は噂に聞いていたとおり、きれいであった。はずがない。雨は強く、霧が出て、おまけにあの地形から分かるように風が絶え間なく吹いて寒い。震えながらテント設営を急いだ。夕飯の時間まで、テント内でごろごろしていたが、雲の隙間から太陽が顔を見せ、夜ご飯は外で食べることにした。晴れていると、やはり涸沢。360度
見渡せる山々、たくさんのテントの光が織りなす、幻想的な光、素晴らしいテン場であった。その夜、重大な作戦会議が行われた。実は入山前から8/16から8/17にかけて、台風が来るのではないかと懸念されていた。このまま当初の予定通り、明日、奥穂高岳と北穂高岳を両方取るのか、あるいは後者だけにして槍ヶ岳小屋まで進むのか。結局、天気予報を信じ、今回は奥穂高岳をパスし、明日中に北穂高岳~(大キレット)~南岳~中岳~槍ヶ岳山荘と進むことになった。

(写真1)涸沢キャンプ場での夕食。各々くつろいでいるようだ。

(写真2)晴れ間を見せた涸沢キャンプ場

◆2日目
早朝、4時に出発。北穂高岳を目指して黙々と足を進めた。晴れているのか曇っているのか微妙な天気の中、雪渓を横目に山頂に到着した。当初は奥穂高岳からここに来る予定であったが、地図上でも難所と記載されており、実際にルートを見ると、かなり大変そうでひとまず安心した。


(写真3)北穂高岳頂上にて。後ろが真っ白なのは、ナゼ?

(写真4)北穂高岳山頂から景色。少しだけ太陽が出た。

天気が変わらず内に大キレットを通過しなければならなかったので、そそくさと退場し、気を引き締めて北穂高岳小屋へと足を向ける。個人的に大キレットは今回の山行で一番通過したかった場所である。バリエーションルートを除けば、最高難易度であるし、何よりも切り立った崖を写真で何度も目にし、気持ちが沸き立っていた。実際に入ってみると、やはりアドレナリンが出まくりであった。両サイドに何もなく、高度感が凄まじい。また、登って降りての繰り返しだが、よじ登るような段差がちょくちょく出現。入山2日目ということもあり、重い荷物が不安要素になり、足だけでなく手を使わなければならない場面が幾度もあった。ちょうど中間地点はA沢のコルと呼ばれており、窪地になっている。
優に1時間は経過しており、やっと休憩を取る。
さて、ここまでキレットの半分しか経過していなことに怒り、悲しみ、憎しみ、憤りを感じつつ長谷川ピークを通過し、難なく南岳手前の大きなはしごをよじ登り、南岳小屋に到着。1年生は松本だけであったが、全体を通して怖がっている
様子もなく、難なく通過していて、コイツ頭が 狂っているのではないかと心配した。南岳小屋で藤井先輩からいただいたソルティライチを皆でうまい、うまい言いながら束の間の休息を 楽しんだ。(実際、今までの差し入れNo1であり、自分も差し入れにこれを使っている。藤井先輩、ありがとうございます)。


(写真5)大キレットを無事に通過した松本と田中。松本は何を考えているのか...

もともとの予定ではここの小屋に泊まる予定であったが、前日決めたとおり、ズンズン進む。大キレットに比べれば、南岳~中岳~大喰岳は技術的に対して難しく無かったと皆感じていたと思う。ただ、行動時間は10時間以上で肉体的な疲労は蓄積し、槍ヶ岳小屋に着いた頃には、疲れ切っていた。テン場は凄まじい人で、4人用テントの場所しか空いていなく、 泣く泣く傾斜のある斜面で寝た。

(槍ヶ岳小屋は複数の棟から成り立っている巨大な小屋であった。しかし、水は有料であり、我々は明日の水場確保の観点から課金せざるを得なかった。)

◆3日目
当初は南岳小屋から来る予定だったが、結局、この日は槍ヶ岳をピストンで取り、双六岳~三俣蓮華岳~三俣山荘という行程になった。朝4:00頃に起床し、軽装で槍ヶ岳に向かった。相変わらずの小雨で(この合宿雨降り過ぎ)、いかにもツアー客のような人と渋滞で競りながら30分足らずで崖をよじ登り、はしごを超え、頂上へ着いた。風、ツメタイモノ、雨、サムイモノ、眠気、アルモノといった感じで、当然山頂からは憧れの北鎌尾根を始めとして何も見えず、 記念撮影しただけでそそくさと下山した。そう言えば、この山頂で、婚約のプロポーズをしているカップルがいた。どうなんだろう。槍ヶ岳の山頂でプロポーズをする/されると言うのは。お互い山が好きであるならアリなのかもしれない。僕はやらないけど(結婚できるとは言ってない)。その後は西鎌尾根を経由し北へ北へと進む。


(写真6)槍ヶ岳山頂にて。後ろが真っ白なのは、 ナゼ?

天候も回復せず、 田中と僕だけが全速力を飛ばし双六岳のだだっ広いピークを堪能した。

(写真7)双六岳山頂にて。田中と2人であった。後ろが真っ白なのは、ナゼ?

三俣蓮華岳を通過し、宿である三俣山荘に到着した。

◆4日目
この日は水晶岳をピストンで取り、野口五郎岳を通過、烏帽子岳の手前、烏帽子小屋までの予定である。当然、雨が降っているのは言うまでもないだろう。三俣山荘から 急登を登り、鷲羽岳を通過、水晶小屋に到着。ピストンであるから、誰かの小ザックに荷物を詰めて持っていたほうが皆、楽である。合宿準備時と同じように先輩後輩入り乱れてのじゃんけんが行われ、益田先輩が持つことになった。先輩、ありがとうございます。小屋から水晶岳までは以外と遠く、40分ぐらいで到着。ごつごつとした岩、凄まじい風が印象的で、全員で写真を撮ってすぐ帰った。


(写真8)水晶岳山頂にて。みんな山好きなのかな?後ろが真っ白なのは、 ※21 ナゼ?

次の野口五郎岳はピークまでの道のりが長かったが、砂質も白く、周りに緑がなく、なぜか開放感を感じる山であった。この日も行動時間は10時間を超え、最後の烏帽子小屋に着く頃には「まだか」「水欲しい」など、皆荒んでいて殺気立っていた。

◆5日目
前日の天気予報でこの日も雨が回復しないだろうと ※22 判断し、CL益田先輩から停滞の指示が出た。形だけは悔しがったが、休みが取れて嬉しかった。午前中は雨が降っていたものの、午後からは少しだけ太陽も出てきて、濡れた荷物を乾かしながら、トランプをしたり、読書をしたりと人間らしい生活を取り戻した1日だった。八木先輩からの差し入れで貰った中本のカップラーメンは、翌日の腹の調子を心配にさせたが、刺激に飢えていた我々にとってはたまらないごちそうであった。美味しい。

◆6日目
(この日でなぜか、ブログが終わっている...なんで??)

予定では烏帽子岳を取り、単調であるが体力的にきつい道を通過し、舟窪小屋のテン場までの道のりであった。朝飯はいつものようにラーメン餅をつくっていた。がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 、僕と松本の不注意で、沸かしたお湯が足に溢れてしまった。そこまで広範囲には広がらなかったものの、熱を持っている感じがして、一応冷やせるだけ冷やした。ちなみに、烏帽子小屋はトイレ前に手を洗うための蛇口が付いているので、ヤケドをするならココがオススメである 。しかし、1時間程度待っても回復の兆しが見えず、このまま山行を続けても更にひどくなることが目に見えていたので、リーダーの判断で、烏帽子岳だけピストンで取って、ブナ立て尾根で下山という形になった。益田先輩、中村先輩は最後の合宿であるし、 田中は去年の夏合宿もここで下山しているし、松本は初めての合宿であるのに、本当に申し訳なかったです 。烏帽子岳のピークは大きな岩で形成されていて、鎖が備え付けられているよう
なポイントもあった。ちょうど日の出直前に着いたので、くつろいだ後、帰路についた。ブナ立ての急登を降りていくと、蒸し暑さに加え、セミの鳴き声も聞こえてきて、急に下界の夏らしさを感じた。惜しいことにこの日は快晴で、高瀬ダムから流れ出る水が気持ちよかった。
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