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新歓山行(雲取山)三峰P 2015/04/25~26

 2015-04-26
筆:尾崎
CL:尾崎(B2) SL・食当:橋本(B2) 装備:夏目(B3) 気象:西脇(B3) 医療:岡田(B3) 山田(B1) 柴田(B1) 鈴木(B1) 永井(B1)



▽0日目
【大岡山(20:59)→西武秩父(23:58)】

部室が狭い。

ただでさえ山行の前は人やらザックやら買ってきた食料やらでごった返すのだが、今回はそれが20人分である。大変な騒ぎだ。

そう、いよいよ我が部最大?のイベント、新歓山行が始まろうとしているのだ。今年は10名を超える新入生が入部してくれた。当然上級生も全員同行する。これだけの人数だと、到底ひとつのパーティーにまとめることはできない。今年は目的地は同じ「雲取山」だが、三峰神社から向かう組と鴨沢から向かう組に分けた。1日目の最後に雲取頂上で合流し、2日目は(時間はずらすが)同じルートを辿る。

なんと今回自分は、その三峰神社から向かう組(以下「三峰P」)のリーダーになってしまった。新歓山行は当然「新入部員にとって初めての山行」である、と同時に、「2年生にとって初めて後輩を率いる山行」でもあるのだ。おお、プレッシャー……

初めての計画書づくりや登山口までのタクシーの手配など、かなり戸惑ったり手間取ったりしたが、先輩や同期に助けてもらいなんとか乗り切ってきた。それにしても自分でリーダーをやるとなると、今まで自分がどれだけのほほんと山に登って来たかが実感できるものだ。

このようにしてソワソワしながら、金曜の夕方を迎えた。1年生の装備をチェックし、行動食を買い、共装を分け、夕飯を食べる。差し入れに「くわい」の缶詰をもらって、いよいよ出発だ。いや待て、くわいってどういうことだよ。つっこんでも仕方ない。まずは大岡山から目黒へ向かう。

さて、目黒で山手線に乗り換える際、ホームに着くのが遅かったのと車内の混み具合を考えて一本見送ったのだが、これは失敗だった。山手線に乗り遅れれば池袋に着くのが遅れ、池袋到着が遅れれば飯能行の電車に乗り遅れ、飯能到着が遅れれば西武秩父行きも乗り遅れるのだ。こうして振り返ると当たり前の話だが、地図アプリのルート検索機能を鵜呑みにして思考停止していた。反省。

とはいえもともと終電の一本前の電車で着く予定だったので、飯能で30分の停滞を食らうだけで済んだ。ステ寝(駅寝)をする我々としては、むしろ終電で着けて都合がよいとも言える。

一方鴨沢Pは、1年梅田のTwitterの投稿によると、直前に財布をなくした益田が結局出発していないらしい。風邪をひいた飯田さんに続き、もしこのまま益田がキャンセルということになれば、鴨沢Pのメンバー(上級生)は中村、深井に野口さん……な、なるほど……。

そんなこんなで西武秩父に到着。なかなか広くてきれいで、かなり明るい。そして奥の方で若者がダンスの練習をしている。絡まれたりはしないだろうかと少し不安だった(何も起こらなかった)。また、みんなの寝る準備がだいたい整ったところで、パトロール中の警官がこちらにやって来た。追い出されるのではないかと少し不安だった(少し世間話をしただけで終わった)。さらにしばらくした後、スマホか何かに向かってハイテンションで喋る人が歩いて来た。もしやこれは噂に聞く「ゆーちゅーばー」とかいうやつなのか。どうやら先ほどのダンスマン達を取材?してきたらしく、こちらにもカメラを向けてきたらどうしようかと思った(スルーされた)。



▽1日目
【起床(5:00)→三峰神社(7:48)…霧藻ヶ峰(9:05)…白岩山(11:23)…雲取山(13:25)…奥多摩小屋】

このようなイベントもありなかなか寝付けなかったが、起床はバッチリ時間通り。さすがリーダー。

なかなか寒い。自販機で温かい飲み物を買い朝食の菓子パンを流し込む。1年ズはシュラフをたたむのにてこずっていた。去年の新歓山行を思い出す。自分もあれからずいぶんシュラフ収納が上手くなったものだ。と思ったがよく考えると、買ったばかりでふっくらしていたシュラフが、使い込むにつれてしぼんでしまいやすくなっただけだった。

6時、予約していたタクシーに乗り込む。ちゃんと来てくれてよかった。この人数と時間帯では予約を取るのも簡単ではないので、必ず1週間以上前にタクシー会社に電話しましょう。

馬鹿でかいザックをトランクに押し込み出発。縄文人居住跡やら「大血川」とかいう物騒な名前の川やらを横目にタクシーは走る。今回はそんなに酔わなかった。

7時過ぎに三峰神社に到着。ウグイスが鳴いている。トイレに行ったり、登山届の提出場所を探し回ったりするうちにゆるゆると時間が過ぎていく。



結局、神社から少し歩いたところに本物の登山口と目印の鳥居があり、提出口もそこにあった。記念写真を撮り、7時48分行動開始。まったりと歩く。鴨沢ルートは初っ端からキツい坂だったはず。それに比べると楽でよい。

自分を先頭に、1年生と上級生を二人ずつ交互において歩く。序盤で傾斜もあまりきつくないこともあり、調子良く進む。8時40分最初の休憩。1年生は余裕そうである。自分は地形図を読み、意識高い感じに振る舞う。10分後出発。

天気は良いのだが、景色はあまり見えない。9時05分、秩父宮記念碑・霧藻ヶ峰。トイレ休憩、および橋本の岩登りタイム。


10時07分、前白岩の肩。休憩がてら、1年生に地形図を見て現在地を推測する練習をさせる。いわゆる「ドキドキ読図タイム」である。

さてここまで来ると、若さ弾ける1年生より、新歓なのでと1年生の分の共装も持っている上級生の方が疲れていたりする。少なくとも自分はそうであった。荷物の差を考えても今年の1年生はかなり強いのだが。そうした中、1年の鈴木と西脇さんがザックを交換することに。強くなりたいらしい。いくらなんでも意識高すぎだろ。

10時38分前白岩を通過、10時55分白岩小屋に到着。ここで鈴木がザックを返還する。よく頑張った。

11時15分、雹がパラつき始める。以降は雹が降ったりやんだりを繰り返す。また遠くで雷が鳴ったりもした。幸い雷は特に近づきも長引きもしなかったし、雹も雨よりはマシだろう。雨男として有名な西脇さんが多少いじられるだけで済んだ。

11時23分、白岩山頂上。自分はこっそり持ってきていたサイダーを飲む。実に美味い。「先輩もっと速く登ってもいいんすよ?w」とでも言いたげな後ろの1年生からのプレッシャーを受け続けてだいぶ疲れてきている体に染み渡る。

12時25分、大ダワとかいう分岐に着く。どちらから行っても雲取山荘に出られるらしいが、片方のルートには大層に「男坂」などという名前がついている。これを受けて、「ワシら男じゃけえ、男坂行こうや」派と「名前からしてなんかキツそうだからやだよ」派が衝突する。結局自分がリーダー権限を発動し、男じゃない方に行くことに決定した。

男坂でなくてもつらいものはつらい。フウフウ言いながら頑張って歩く。ニセ山荘を横目に通り過ぎ、12時45分雲取山荘。小休止。

そしてついに13時25分、雲取山頂上に到達。やったぜ。鴨沢Pと再会。けっこう早くに着いていたらしい。向こうの1年ズもつわもの揃いということか。

さて今回のメインである雲取山頂だが、展望は無し。残念。雹もまだ降っている。鴨沢Pは謎の缶詰を食べている。なにやらつらそうだ。見ないフリをする。


どんより

とりあえず集合写真撮ろうぜ!と言った瞬間に雹がドバーッと降り出すというコントのような一幕もあった。

気を取り直して八木さんからの巨大桃缶を開ける。美味い。シロップの処理にてこずる。


でかい

ひとしきりのんびりして、さあ、あとは奥多摩小屋まで少し移動するだけだ。と歩き出したところでトイレを発見。1年ズが用をたしている間に、膝が不安な西脇さんはどうせゆっくりになるだろうから、と先に出発。小さくなっていく背中を見送る。するとなんということでしょう、先ほどまで雹を降らせていた雲がパカッと割れ、陽射しが出てきたではありませんか。「西脇さんが1人で先に行ったら晴れた……?」完全にこじつけだが、彼の雨男説はこうして補強されていく。

各自のペースでのんびり歩き、奥多摩小屋のテント場に到着。


雨がぽつぽつと降りだす。予備に持って来ていた1人用テントをザック置き場とし、6人用テントと3人用テントに分かれる。ザックが無いので、広くて快適だ。

夕食はバターチキンカレー。基本的に調理は上級生(というか橋本と夏目さん)で行ったが、1年生もカレー粉を砕く仕事を任されていた。去年と同じだ。橋本がドジっ子として覚醒し、いろいろこぼしたりもしたが、だいたい無事に完成。食事開始の儀式もしっかり伝え、実食。美味い。福神漬けまでついていてゴージャスである。食後は鍋洗いコンソメスープを飲む。十分飲み干せるレベルである。なんなら普通に美味い。紅茶とはなんだったのか。

ちなみにこちらのテントでは夏目さんが細心の注意を払って米を炊き、なかなかのレベルに仕上げていたのだが、隣のテントで野口さんがワイルドに炊いたものもかなり良い出来だったらしく、米炊きに情熱を燃やす夏目さんは悔しがっていた。

食後はトランプをして過ごした。隣のテントからこちらまで、田中の笑い声が聞こえてくる。夕食の準備中からずっと笑っている気がするが、何がそんなに面白かったのだろう。

19時55分就寝。あ、隣のテントに起床時間変更したの伝えてないや。



▽2日目
【起床(4:30)…出発(6:20)…七ツ石(6:50)…鷹ノ巣(8:25)…六ツ石(10:20)…奥多摩駅(12:30)】

4時、隣のテント組が起床。朝の準備を始める。その物音で、こちらのテントのメンバーも一部目覚め出す。

4時半、こちらも全員起床。モソモソとシュラフをたたみ、モソモソと朝食を作り始める。メニューは、もちラーメンである。ただのもちラーメンではない、メンマとチャーシューがついてくるのだ。昨日のカレーといい、新歓だからかメシが豪華だ。

ちなみにメンマを配分する際、どさくさに紛れて夏目さんの鍋にメンマの汁を押し付けたらバレた。ごめんなさい。次はもっと上手くやろう。

食事を終え荷物をまとめたら、行動開始の前にヘリポートで記念撮影。なにやらイカした構図が提案されたが延期となる。

6時20分出発。西脇さんにトップを交代。七ツ石に向けガンガン登る。キツい。速い。と思っていたらあっさりピークに着いてしまった。予定よりは、そして新歓山行としてはかなり早いペースである。しかし1年ズは余裕そうである。

いくつかのピークをスルーし(巻き道を通り)、8時鷹ノ巣避難小屋に到着。小休止。

そこから先はまた登りである。前を行く西脇さんと1年ふたりに置いて行かれる。偽ピークにキレながら、なんとか根性で一気に登りきる。8時25分、鷹ノ巣山頂上に到達。

昨日よりは良いが、やはり微妙な展望。富士山などは見えなかった。まあいいか。疲れた体にオレンジジュースがしみる。

再びドキドキ読図タイム。1年ズにはもちろん、自分にとっても良い勉強になった。

と、ここで鴨沢Pも到着。田中は野口さんのペースについてきたようで、本当に今年の1年はつよいらしい。再び全員でのピーク休憩。気圧差でパンパンになったたけのこの里をみんなでシェアする(一度開けると後が面倒なため、一気に消費したかった)。

写真中央は読図勢。意識高い

そうだ、鴨沢Pはちゃんと1年に読図を教えたりしているのだろうか。そう思って中村と深井の方を見ると、二人は深井のストックを使ってチャンバラごっこをしていた。

そんな鴨沢Pは、さっさと休憩を終え先に出発していった。こちらも少し遅れて9時12分出発。

途中井上さんの上着を拾ったりしつつ1時間ほど歩き、六ツ石前の分岐で鴨沢Pと再会。彼らはすでにピークはとってきているらしく、しばらくすると行ってしまった。

そういえばここは、去年の新歓山行で飯田さんと橋本に「ザック下ろすとかないよねー」と煽られた場所だ。当然去年の彼らに対抗する気などさらさら無いので、荷物を下ろす。見ると、橋本もザックを置いている。あれれ?荷物置いちゃっていいのかな?と煽り返してみた。すると、

橋本は背負った。

ザックの代わりに、西脇さんを。

これにはさすがに笑った。しかも、その状態で最後まで登り切っていたらしい。らしいというのは、どうせジョークだろうと思ってちゃんと見ていなかったからである。しかし、さすがというか、なんというか……来年は逆立ちでもして登ったらいいと思う。橋本先生の次回の荒行にご期待ください。

今回はそれほど頂上でのんびりとはしなかった。サクッと登ってサクッと下りて、10時37分出発。

ひたすら下る。ここまでより森っぽさが増し、日陰だからか地面がぬかるんでいる。これまた去年と同じだ。転ばないように気をつけるんだぞ。まあおれは北国の出身だから滑りやすい場所の歩き方は極めているけどな。HAHAHA。などと1年に言っていたら普通に滑って転んだ。お約束である。

名も無き場所で一度小休憩をとる。怪しげなバッグが落ちていた。

そしてまた下る。気圧差で耳がパカッとなるやつや、気温の上昇を体感する。……ってここにきて今回一番の快晴かよ。まったくもう。それはともかく、ここまでくればもう少しだ。1年生というより自分に言い聞かせる。そして……

12時15分、アスファルトとの再会。1年ズはやはり元気である。去年の自分は足が痛いよう、と泣きながら歩いていたのだが。そのような不調や、怪我をした者はいない。無事に終わって何よりだ。まあここから温泉までもそこそこ距離あるけどね。


イエイ

個人的には速やかに登山靴を脱ぎ捨てサンダルに履き替えたかったのだが、ちょこちょこ山道のような不安定な道を挟むので諦めた。神社を過ぎて次に舗装道路に出たあたりが良さそうだ。覚えておこう。

ところで、いよいよ大きな通りに出るぞ、といったあたりで細い道を抜けたのだが、これは私有地だったらしい。注意されてしまった。去年も通った記憶があるし、橋本も何十回と通っていたらしいし、けっこう普通に通ってしまいがちなので気をつけよう。そこを通らずともそこまで遠回りにはならなさそうだし。

というわけで最後に少し失敗してしまったが、その後は温泉に入ってご飯を食べて帰るという、安らぎタイムだ。自分もここまでそれなりに気を張っていた分、これ以降はかなりぼさーっとしていた気がする。



▽まとめ
とにかく、1年ズみんなつよい。これからもさらに鍛えていって、最終的には橋本のようになってほしい。反省としては、「計画書は早めに書く」「タクシーの予約はもう少し早くとる」「電車乗継は時間に余裕をもたせる」「私有地に気を付ける」「メンマの汁の押しつけはバレないようにやる」……といったところだろうか。



あ、くわい食べてなくね?

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