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立山初滑り 141122-24

 2014-11-24
筆:八木(B3)
メンバー:八木(B3,CL)、夏目(B2,SL)、藤永(B3)、鈴木(OB)

11/21【大岡山~立山駅】(車中泊)
11/22【立山駅9:00~室堂11:10…室堂山13:00…室堂15:50…雷鳥沢BC17:00】(テント泊)
11/23【雷鳥沢BC9:00…(ストック回収)…雷鳥沢BC10:00…ロッジ立山12:00…(北斜面滑降)…2250m地点12:50…2340m小ピーク13:40…(北斜面滑降)…2250m地点14:30…雷鳥沢BC15:00】(テント泊)
11/24【雷鳥沢BC7:20…8:10みくりが池温泉9:00…室堂9:40…(ビーコン捜索訓練)…室堂11:30~立山駅~大岡山】

山スキーヤーなら誰もが行きたい立山の初滑りへ。

◆0日目(11/21)
この日は大変浮かれていた。なぜなら、実家の車の納車日だったからである。ディーラーさんにお願いしてこの日に間に合わせてもらったのだ。納車したばかりの車を家に持ち帰り、慌てて用意していたキャリアを取り付けにかかるも、1人ではおぼつかなく仕方なく車に投げ込んで出発したのが17時。親に見せる前に山に持っていく鬼の所業である。

部室に到着。荷物を整理していると毛下を忘れたことに気付く。なんてこったい。時間がないのですぐにキャリアを取り付け、荷物を放り込むが4人分のスキー&宿泊荷物は容量ギリギリである。総出で無理やり荷物を詰め込んで出発。確か22時ギリギリだったように思う。目的地は富山側の入山口立山駅、400km以上先である。不思議なことに長野側よりその方が安くつくのだ。

今回は経験豊富なOBの鈴木先輩が来てくれている。交代で夜な夜な車を走らせた結果、立山駅にたどり着いたのは翌3:30頃であった。このとき、北陸道はトンネルばかりで海など全く見えないことを初めて知った。長かった。立山駅は夏期ほどではないのだろうが、どこもかしこもそれらしき(というかそれしかないが)車でいっぱいである。鈴木先輩らは駐車場の側にテントを張ったが、僕は車の中で寝た。

◆1日目(11/22)
眠い眼をこすって立山駅に向かう。当然ながら立山駅は今シーズン最後の大入りである。チケットを買いに行くと40分後の便を案内される。仕方あるまい。文登研以来のケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂に着いたのは10時を過ぎてからであった。ノロノロ準備していたら11:00。日は既に高く昇っている。

とはいえ景色はバツグン。雲1つ無い快晴だ。半年ぶりのスキーの感触と心地よい寒さ。スキーするには十分な雪がこの時期に自然に積もっているとはつくづく驚きである。既に上の方には登っている人達が点のように見える。今日は足慣らしに浄土山の西方、室堂山を目指すことにした。

僕を先頭に斜面にとりつく。やや斜度はあるが登るのにさほどの支障は感じない。何より太陽と空と雪のコントラストに目を奪われる。テンションが上がる。早くも滑ってきている人達を横目に見ながら登る。羨ましい。1時間ほど登ったところで台地に出る。ここまでくれば最早人の気配は殆どない白銀の世界になる。写真を撮りまくりながら来てよかったと確信する。

室堂山まではゆるやかな登り。若干岩は出ているが、隣の国見岳の方に滑り込めそうである。かなり急そうな斜面にも既にシュプールが何本がついているのも確認できる。たどり着いた室堂山からは五色が原の台地が見える。快晴。

シールをはがして国見岳方面に向かう。雪質はまぁまぁ。鈴木先輩を始め皆上手なのですいすいと滑っていくとあっという間に登りの手前まで降りてきてしまった。到着地点手前のプチパウダーで転んで雪が入る。背中が冷たくてさみしい。国見岳までの登りはやや怖いトラバース。クトーを忘れた悠は登りで難儀していた。

国見岳からの下りはやや雪が重い。どういうわけか悠が不調でトラバースで全く板が進んでくれない。やや斜度のある斜面を選んで落ちるように滑る。楽しい。高原バスの道路に出たところで再度シールを付けて歩く。室堂に着いたのは既に日もだいぶ落ちてきた16時前。幕営地は雷鳥沢。文登研の記憶ではそこまで長くなかったはずが甘かった。

みくりが池まわりだとアップダウンが激しいので立山室堂山荘方面から沢付近に下りて歩こうとするも、初冬なのでGWと違い木がたくさん出ている。おまけに期待していた下りは崖のようにしか見えない。幕営装備を背負っているのでちょっとまずい感じである。結局みくりが池温泉周りに戻る。タイムロス。悠がばてて中々来ない。オレンジ色に染まった立山は実に綺麗だったが、内心穏やかではない。

GWとはうって変わって結構いろいろ露出している雷鳥荘でおどおどしながら待つもいつまでたっても後続はやってこない。もうだいぶ暗かったのでしびれを切らして滑走。テン場で1人整地をして待つ。来ない。ヘツ電照らして雷鳥荘を見上げていたらついに真っ暗になってしまった。マズイ。一度だけ、鈴木さんらしき声が聞こえたので声を張り上げて返すも応答なし。来ない。電話を手に取るも寒さで即電池切れ。来ない。マズイ。何かトラブって降りて来れないのでは…?連絡も取れない上に自分は幕営具を持っていないので内心汗だくである。

最後にやりとりをして30分も経ったころに夏目が降りてきた。事情を聴く。悠がバテて鈴木さんが荷物を引きずって下しているらしい。走って応援に行くと果たして2人がノロノロと降りてきている。失策。鈴木先輩にも迷惑をかけてしまった。聞くと悠が下降中にストックを1本紛失してしまったそうだった。

結局皆が揃ったのは18時を回ったころ。テントを張って急ぎ飯を作って、寝たのはかなり遅かったように思う。


>快晴!!

>テンションUP

>すっかり舞い上がっている

>この後日が暮れた…

◆2日目(11/23)
1日目で皆消耗したこともあってかなり遅い時間に起きる。視界も正直良くない。ひとまず悠のストックがないと行動できないため3人でとりあえず雷鳥荘方面に探しに行く。雷鳥荘に尋ねたところなくしてすぐ親切な方が届けてくれたらしく無事戻ってきた。ひとまず安心。雷鳥沢まで滑走。岩が恐いが雪質は悪くない。そうこうしているうちに山頂以外の霧が晴れてきたので、疲れで参っている悠をデポして3人で適当な所を滑ることにした。

雪の降り始めと降り終りはやはり違うもので称名川は浅いが渡るには少々危なっかしい程度の水流がある。テン場から若干離れたところに半端な渡しがあったのでスキーをもって恐る恐る渡る。歩きながら奥大日方面を何となく狙っていたのだが、早速すれ違った人から、「雪は全然だめだよ」という話を聞いてしまった。そうなのか。然らばロッジ立山の西にある北面はどうだ、という話になるも称名川を徒渉しなければならない。幸い若干雪の乗っかっている部分があったのでそこから渡そうとするも踏んだ瞬間に「ザブン」と言いながら崩れる雪。ギリギリぬれずに済んだ。

途中良さげな斜面を見てちょっと滑って遊ぶなどしながらロッジ立山に着いたのは昼近く。今思うと大変なタイムロスであった。地獄谷方面を見るのは今回が初めてだったのだが、見ると確かに濛々と煙が噴き出ていて硫黄臭も強い。支流の徒渉を終えて登り始めようかというとき不意に太陽が顔を出した。真っ白な斜面に日光が反射して美しい景色を見せてくれる。気温もにわかに上がってきた。

50m上がってきたところで目の前の北面の誘惑に耐え切れず滑ることを提案。滑降。予想通り、この時期としては大満足のふかふかスノー。調子に乗っていたら見えない岩を擦って板を派手に傷つけた。これは仕方ない。降りてきて向いを見やれば室堂乗越方面へと刻まれたシュプールが幾本も見える。あっちもさぞかし楽しいだろう。

これだけでは物足りないので滑っている人の少なそうな斜面を登ることにする。しかし思いのほか急でずるずる滑る。ハイマツが部分的に出ているのでハイマツに上陸して無理やり這い上がった。途中夏目がゆっくりと10mほど滑り落ちて行った。頑張れ。大して登ったわけでもないのに天気も相まってピークでぼんやりするなどしていた。鈴木さんに至っては寝ている。ピークからは地獄谷が一望できた。

さて滑走。ここも雪質は良い。すぐに終わってしまった。シーズン初めのせいかどうもターン時の引っかかりが強く難儀した。鈴木さんは貫禄の滑り。帰りは歩くだけだが、高低差が少ないせいか行きとは比較にならないほど早く帰ってきた。

1日休んで悠もだいぶ元気そうである。バッチリ晴れているので誰が言うわけでもなく机と椅子を作り始める。あっという間に完成。つまみとビールで乾杯する。しかし今となっては思い出せないが、なぜくさやがあったのだろう。登山の時でしかくさやを食べていないような気がする。天気も気持ちも穏やかなのでこの日は夜まで比較的良く話していた。













◆3日目(11/24)
あっという間に最終日。社会人の鈴木さんは明日にもお勤めなので特に遠出しようという話にもならず室堂に戻ることに。だらけっぱなしである。1時間ほどで1年前以来のみくりが池温泉に到着。ちょうど今日が小屋じまいのようで冬に向けた準備を行っていた。小屋でトーストを食べてのんびりする。

まだ時間があったのと、鈴木さんが温泉に入るとのことだったので現役3人は先に室堂に入ってビーコン捜索の練習。ビーコンは16年ぶりの更新でMAMUUTの最新モデル。デジタルビーコン。実地で使うのは初めてだったのだが、アナログビーコンとは比較にならないほど素早く捜索できた。流石に1m以内になるとたまにかすめることはあったものの、2台同時捜索もバッチリ機能して、その性能を確認した。そうこうしているうちに鈴木さんも到着。11:30のトロリーバスで室堂を後にした。

下山しても家ははるか彼方である。行きに発掘した謎のアイドルの曲を流しながら北陸道・信越道をひた走って山行を終えた。



◆まとめ
慣れないドライブ、初滑りというのもあってか、思い返すとゆるゆる山行だった。しかし好天の中過ごす雷鳥沢ほど気持ちの良いものはない。来シーズン、機会があれば立山三山や剣御前まで足を伸ばしたい。11月にこれだけ雪が積もっていること自体が驚異的なので、雪訓にも良いかもしれない。
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雲取山 石尾根~鴨沢 14/11/17

 2014-11-17
筆:八木(B3)
単独行

11/17【奥多摩駅7:00…六つ石山…鷹ノ巣山10:40…七つ石山…雲取山14:00…16:40鴨沢】

冬山を前に体力づくり。毎年下りで歩いている雲取、往復したらトレーニングになるのでは!?

◆1日目(11/17)
5時前に家を出る。実家からだとdoor-to-doorでちょうど1時間半なので雲取山は格好のターゲットだ。6時半に氷川駐車場に到着。1日700円。7時に駐車場から歩き出す。

本当に奥多摩駅からの歩きだしなので、例によって登山口が遠い。30分程度、コンクリートの反発力が登山靴にのしかかる。いつも下りで歩いているショートカットがあるのだが、「雲取山登山口」の標識に従っていたら見逃した。結局登山口までうねる道路を歩く。疲れた。結局、1か所標識にしたがって右折するところを直進して回り込むのが正解らしい。

序盤は特別書くことがない。じりじり登る。下部は割と紅葉の見ごろで、ところどころキレイだが、地味だ。標高934m地点からの登りまでなんとか頑張ってきたが、ここで気力が折れて休憩する。パンを食べて一服しているとガサガサガサッと動物が移動する音がしたのでにわかに立ち上がって逃げる。十中八九鹿だろうが単独だといちいち気になって仕方がない。六つ石までは長いがそこまで遠いという感覚はない。これは行けるんじゃ…?

そんなことはない。ここから鷹ノ巣まで渋いアップダウンが続く。今回は上下のルートがある場合、とりあえず上を歩くようこころがけたので、ちょっと下っては登るを繰り返す。鷹ノ巣の頂上まで3時間40分。かなり疲れたので今回コンビニで買ってきたカップ中本を買って食べる。既に11時近い。

正直甘く見ていたのだが、ここから七つ石まで、1700m代のピークがぽつぽつと続く。悪いことにどれも100mは一度降りなくてはならない。天気は良く富士山が見える。1704mピークを過ぎたあとの直線部は障害物の全くない綺麗な路で、初めて上ルートを使って気づくところが多かった。しかしつらい。既に太ももは乳酸が蓄積し足は痛い。息も絶え絶えに七つ石到着。急がねば。

ここから雲取までは一直線。登山者は居るが11月というのもあって多くはない。既に午後。脚の疲労を考えると往復はムリそうだ。この辺であきらめて鴨沢に下りることを決めておく。バスの時間は知らない。

雲取への登りに差し掛かるころには次第に曇ってきて、気温も明らかに下がってきた。バテバテで山頂についたのは2時。コーヒーを淹れようと考えていたが諦めて下りる。山頂には誰もいなかった。

急いで鴨沢まで一直線だが、登りで一度痛めた足では下りも痛くて踏ん張れない。バスは16時台だったはずなので急いで降りる。しかし意外と長い。そうこうしているうちに日が暮れてすっかり暗くなってしまった。季節がら日の入りが早い。

鴨沢にたどり着いたのは16時40分。無情にもバスは去っていた。絶望する。防寒着はダウン1枚しかないのでとりあえず着込むが寒い。自販機の飲み物で暖を取り、1時間半まった末バスに乗り駐車場へ。長い一日だった。

◆まとめ
軽い気持ちできついルートを選んではいけない。筋肉痛で数日間苦労した。

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