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米子沢

 2014-08-24
筆:野口
CL:八木(B4) 角崎(B3) 野口(B2) 橋本(B1)

8/22【柳瀬川駅22:00~桜坂駐車場25:30】
8/23【駐車場8:00?…ナメの沢出合9:00?…?…?…?…駐車場?】

1年前の計画書、写真とヤマレコをもとに書いてます

◆0日目(8/22)
夜柳瀬川駅に集合し、八木先輩家の車に乗り込み新潟に向かう。
"Holy Thunderforce - Rhapsody"を聞きながら新潟に向かった。
翌日の天気は雨だったので、雨だったら普通に山に登ろうだの、温泉にでも入ってうまい米でも食うかだの言っていた。
駐車場に到着し、テントを立て就寝。

◆1日目(8/23)
6時頃起きると雨が降っていて、今日無理じゃね、と再び寝る。
しかし、しばらくして私野口は暑さに耐えられず外に出る。すると、雨はやみ晴れている。
私はこの時間(おそらく8時頃)から登りたくない、もはや今日登りたくないと思って、ぼーっとしていた。
もそもそと起きだして、太郎さんが行こうとか言って、行くことが決まった気がする。

林道をしばらく進むと案内表示が出てきて、案内通り進むと堤防の下で入渓できる。
入渓点で水が多かったので、行けるところまで行って、遊んで帰ろうと、決めた気がする。
下流部は大きい岩が多く、丹沢、奥多摩の沢との違いに感動していたと思う。
ずんずん進んでいくとナメ小滝が連続している箇所に着いた。
ナメ滝は初めてだったので、ツルツル滑って怖かったが、太郎さんについていった。
太郎さん、橋本は割と長い間、登山靴で登っていた。
途中泳げそうなところがあったので、橋本を泳がせる太郎さん。続く野口。
しばらく歩いて滝に着く。先を見ると行けるかわからない。
水量多いし、午後雨だし、ここで遊んで帰ろー。
なんか泳いだり、ロープつけて滝登ってみたり、飛び込んでみたり楽しかった。
やはり沢はこんな感じのところが楽しい。
太郎さんは濡れたがらないから、あまり水に入っていなかった気がする。
はしゃいでる私を見て楽しい?と聞いてきた。
そのあと、ロープで確保した状態でウォータースライダをした。
頭おかしかったけど、楽しかった。
長らく遊んだあと来た道を戻る。途中またウォータースライダをした。
下りる際晴れていてなんかすごいいい景色だった。関東では感じられない雄大さであった。
途中橋本と2人で水掛け合って遊んでいたが、こちらが掌に対して、彼はヘルメットを使って水をかけてきた。1年生怖い。
大きい岩ゴロゴロで装備を外して乾かす。橋本は上裸になってポーズとる。
橋本とダーッと歩いて、先に駐車場に到着。

先輩たちもきて、車に乗り帰宅。と思いきや、対向車をよけようとして溝に脱輪する。
周りの人も手伝ってくれ、頑張っていると対向車が我々をよけようと大きく左よると対向車も脱輪。
なんとか車を戻し、対向車のお手伝いもして帰宅。タイヤなんか変なことになっていた。
温泉に行って飯も食べた後車で帰宅。

帰宅後、野口、橋本は"Holy Thunderforce - Rhapsody"をダウンロードした。







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北アルプス夏合宿(新穂高~折立) 20140808-14

 2014-08-17
筆:八木(B3)
メンバー:八木(B3,CL) 越野(B3,SL) 西脇(B2) 益田(B1)

8/7【23:00新宿…翌6:00新穂高温泉】
8/8【6:45新穂高温泉…8:00笠新道入口…13:00杓子平…16:15笠ヶ岳山荘】(テント泊)
8/9【5:00笠ヶ岳山荘…5:15笠ヶ岳山頂…5:55笠ヶ岳山荘発…14:40双六小屋】(小屋泊)
8/10【終日停滞】(小屋泊)
8/11【6:45双六小屋…7:45双六岳…9:00三俣蓮華岳…9:45三俣山荘…11:00鷲羽岳…11:43三俣山荘…15:15雲ノ平キャンプ場】(テント泊)
8/12【6:25雲ノ平キャンプ場…8:45高天原山荘…9:10高天原温泉11:15…15:05雲ノ平キャンプ場】(テント泊)
8/13【6:00雲ノ平キャンプ場…9:15薬師沢小屋…11:45太郎平小屋…12:10薬師峠キャンプ場12:45…14:25薬師岳14:48…16:10薬師峠キャンプ場】(テント泊)
8/14【5:25薬師峠キャンプ場…8:35折立】

歴史的日照不足と言われてしまった2014年8月。長次郎谷からの剣登頂を目論んで温めてきた我々の夏合宿も苦しい結果に。台風直撃&長雨の試練に見舞われた。

◆0日目(8/7)
食事の準備を後輩たちに投げたせいか非常に印象が薄い。ひとまず荷物を全て広げて総チェック、パッキングを終えると大体30kg程度だろうか。たくさんの差し入れを頂いて有り難い。西脇の行動食が全てゼリーとバーで固まっていてドン引きする。栄養価的にも問題は無さそうだし合理的ではあるのだが…バスの停留所を間違えて西新宿へダッシュした以外は問題なく、夜行バスに乗って新穂高温泉へ向かう。

◆1日目(8/8) 雨
バスを降りた瞬間から雨がちらつき始める。嫌な予感が頭をよぎる。登山相談所では台風接近を警戒して強く呼びかけを行っていた。水を汲んで歩き出す。


>ああ、雨。

かろうじて視界はあるがやはり雨、テンションダダ下がりである。ザックカバーをつけると知床のつらーい思い出がよみがえる。そして荷物が重い。車道歩きの時点で早くもくじけそうになる。入山。


>後ろ姿は歩くザック


>辛く、長い旅の始まりである。このときは知る由も無かった。

西脇を先頭に笠新道に入る。荷物は腰に食い込みしんどいが想定の範囲内である。ところが歩き始めてわずか40分にして西脇の足が攣る。学内歩荷はしていたのだが重荷+急斜面の訓練をしなかったことが裏目に出た。雨も本降りになってきて重い空気。僕の機嫌も当然悪化する。西脇の荷物を分配するも35~40分で1ピッチを切らなければならない苦しい状態が続く。とはいえ途中森林をちょっと抜けると向いの西穂方面が見えて楽しませてくれる。

西脇の状態が安定してきたところで今度はこっし―のペースがガタ落ち。荷物がキャパオーバーだったらしい。1時間に150mほどしか上がれない地獄の様相を呈す。自分も集中力が切れて休憩時に帽子を落として出発後取りに戻るという失態を犯す。尾根に出るとちらりと槍ヶ岳が見えたのを覚えている。標高2450mの杓子平に出たのは今朝出発してから実に6時間後であった。

杓子平から見える景色は雲のせいもあって幻想的に見える。この1年で思考力が落ちると山スキーとしか言えなくなる体質になってしまったので、雪の見えない穴毛谷に思いを馳せつついい斜面だなんだとぼやく。しかし雨も風も強くなりじっとしていると大変寒い。雨天時の僕の標準スタイルである半そで+雨具で堪える。1年益田の反応がいつにも増して鈍く、心配になる。

杓子平に上がってもコース的にはまだまだ中盤。容赦ない急登が襲い掛かる。こっしーは休憩しようと頻りに持ちかけてくるが、可能なレベルで粘る。ここで我が部最強の雨男西脇、「クソみたいな山ですね、ファー!!!」と叫ぶ。西脇は1年の新歓以後殆どの山行で雨を喰らっていて、ここ最近はすっかりネタにされっぱなしである。真面目で、チャリなどではそこそこ晴れているようなのだが、不幸な奴である。午後3時になってようやっと稜線に出る。日頃トレーニングしていなかったツケが徹底的に回ってきている。


>吸い込まれるような谷間

気象に間に合わせるべく稜線に出てからペースを上げるが、この稜線、異常に長い。それどころか重い荷物に僕の腰と肩は悲鳴を上げ、今度は僕が動けなくなる。颯爽と50m、100m離されるが、追いつけないのでふらふらと歩く。目的地直前に50mほどの登りがあるらしく絶望していたが、テン場そのものはいくらか手前にあったので救われた。

テン場につくと何やら見覚えのあるテントがある。なぜか同日に山行を重ねてきた笠Pだ。2時間以上前に到着しすでに酒が入っている。合宿っぽさがまるでない。

荷物を下ろせば意外と元気で、雪渓のトラバースを挟んで小屋まで軽快に登る。残念ながら笠の山頂は見えない。気象の時間が過ぎていたので笠Pに望みを託すが、面子が面子なので気象を取っているはずがなかったのであった。山の上なので叱り飛ばす気概もない。

夕食は鍋。ここで太郎と悠がニヤニヤしながら渡してきた差し入れの1つを開ける。中には「エスカルゴと思しき物体」
が入っていた。しかし包装が剥がれていて断定はできない。仕方がないので鍋に入れるも想像以上に量が多く、目だつ。触感は残念だが、味はウズラの卵のようであった。

夕食後笠Pから色々と差し入れをもらう。今年の目玉はワイン3L。酒がまともに飲めるのは僕と越野の2人だけなのでその圧倒的な量に愕然とする。というか重い。夏目君一押しのスイカ1玉も差し入れられそうになったが丁重に断り、スイカはテントの外に野ざらしとなっていたのであった。因みに橋本がポカリだかアクエリアスだかを16L荷揚げしていたらしい。クレイジーな奴をワンゲルに入れてしまったもんだ。ワインをひとしきり飲んで寝た。

◆2日目(8/9)
4時過ぎに目を覚ますとガスが晴れている。まだ笠ヶ岳に登っていないので素早くテントを撤収して荷物をまとめたのち笠ヶ岳の山頂を取りに行く。足どりが軽い。笠Pは既に上に登ってしまっていて次々に下りてきていた。そんなぁ。
最後にすれ違ったのは勇士橋本。山頂で上半身裸だったらしい。


>うっすらと見える穂高連峰。天気よかったなぁ。

死にそうな思いをしてとったピークだったので、橋本を連れ戻して写真を撮ってもらった。部旗をもらったものの、結局この日を最後に出番なしとなる。


>笠ヶ岳山頂

笠Pは当然ながら下山するので、ここで1枚集合写真を撮っておいた。初日の道を少し戻ったところで、笠Pの心強い声援を受けて別れる。益田のペースが早くも悪い。あまりにしんどそうなので笠Pに回収してもらおうとも考えたが「大丈夫です」との言。配慮として荷物分配を行った結果、自分のザックの体感重量が35kgを越える。

双六方面への稜線は何度振り返っても笠ヶ岳しか見えない長いだけの稜線なのだが、初日のつらさを考えればなんのその。ただ雨は降ったりやんだりを繰り返し、寒い。下を見やるとGWに滑るはずだった双六への最短ルートがぽつりと見える。槍ヶ岳のピークだけは雲に覆われて全く確認できなかったが、稜線を終えて下降すると沢に岩に雪に森に草原と、それなりに景色のバリエーションが楽しめた。8月初旬だったので、ビビる程度の斜度がある雪渓にぶつかったので、1人ずつロープに捕まって降りていたら30分かかってしまった。荷物が重すぎて草付きで皆転倒する。


>雪渓を下る。想像していたより長かった

降りるところまで降りて登り返しになった瞬間益田のペースがガタ落ち。周りの声が聞こえないかのようにふらふらと進み、休憩中はふと見ると寝ている。かろうじて雨は降っていないが重い荷物で全員消耗する。呑気にうろついている雷鳥を見つけたが、今思えば今後の悪天を示すライチョウだったんだろうか。


>雷鳥って天気の悪い時に現れるんだっけ

35kg超のザックは容赦なく腰と肩に食い込み、痛い。正直カリマーのキャパシティを超えている。苦悶の表情(自分では見えないが、恐らく正しい)で歩き続けるも、益田のペースが全く上がらないのでコースタイム超過状態が続く。「ファイト!」「前を見ろ」「もう少し」などと激を飛ばすのだが反応がない。つらい。双六のテン場が見えてからが長かった。
じっと後ろに付くのもつらいので写真を撮りつつ少し後ろを進んでいたのだが、テン場前200mで段差を降りるタイミングで「ぐにゃり」。激痛。数百キロ分の衝撃を足首に与えたため、悶絶する。なんてついてないんだ。3番手の越野は既に前に行ってしまったので気づいてもらえない。5分程度でとりあえず動けるようになったので足を引きずりながらテン場到着。行動終了時点の益田は下を向いて足をゆっくり前に出す機械と化していた。


>ロボット益田

小屋でテン場の受付をしようとすると、小屋の方に「絶対飛ばされるから、小屋に止まった方がいい」と強く脅される。しかし素泊まり6500円は痛い。作戦会議の末、益田の疲労も考えて小屋泊を選択。
お客も少ないので5人にまるまる1部屋を与えてもらった。濡れたものを乾かせるうえ、炊事場もある。実は営業小屋に泊まったのはワンゲル入部以来初めてだった。益田も少し反応が鈍いが夕食時には復活。
差し入れの亀ゼリー的な何かを喰らう。この味は2年前の尾瀬で食べた味なのでほぼほぼ間違いないだろう。夕食のチキンのトマト煮は肉が腐りかけていておいしかった。ワインを消費しつつ天気予報を見ると、台風はどうやら明日夕方にはここを通過するらしい。明日を心配しつつも、広々とした布団にくるまった。

◆3日目(8/9)
停滞は確定しているので、朝だらだらと起きて、朝食の後外に出る。思いがけないことに少し晴れていて、鷲羽が見えた。ふきっさらしのテン場も昨日と変わらず池がうっすら波打っている程度だった。この時点で悪かったら判断が変わっていたのかもしれないが、持ち前のケチ根性で今日はテント泊にしますと言ってしまう。小屋の人も2度警告する気もないらしくスルーだった。2張ほど別のテントもあった。
当然ながら、10時には小屋を追い出されてしまったので、上段にテントを張る。がっちり張り綱も石で固定。うん。きっと大丈夫だ。少し冷え込んで寒いのを除けば快適なのでいつも通りの停滞を楽しむ。
午後。天気予報を聞くと台風はまさにこちらにぶつかりつつあるらしい。風が一気に強くなってきて、テントが大きくゆがむ。ただまだ大丈夫そうだ。呑気に吉田先輩のわらびもちの差し入れを開ける。刹那、今まで一時的だった暴風が容赦なく降りかかってきて、皆でテントを押さえつづけることになる。


>皆でテントを支える。最初の頃こそ楽しかったが…

暴風は次第に強雨とタッグを組んでいよいよ台風直撃の実感を強くする。ふと気づくとあまりの風圧で雨がテントの生地をすり抜けてテント内に雨が降る。ようやくここで事の重大さを認識する。張綱を支える岩も何度か付け直していたのだが、テントを支え始めて1時間程度たったころだろうか、「バチーン」という巨大な音とともに、フライの前室部分がちぎれてペグごと行方不明に。おいおい。

16時になり、気象通報を無理やりとる。台風のピークはもう過ぎているはずなのだが、一向に弱まる気配はない。それどころか、テント内に降った雨がたまってプール状態になる。30分ほどかけて排水。他のメンバーが小屋に入ろうと提案するも僕は撤収時にテントが壊れて続行不能になるのを恐れて中々それを了承できなかった。しかし耐えたまま17時を迎え、空が暗くなってきた。夕食時だ。これは夕食すら食べられないのでは…?と我に返り退避決定。命からがらテントをたたみ、小屋に逃げて行ったのであった。当然新しい客もいないので再度ずぶぬれになった装備を乾かしつつ同じ部屋へ。結局明け方まで暴風だった。3日目にして夕食はプチ反省会。豚汁が身に染みた。テレビの天気予報を見るとまだ悪いらしい。ワインを消費して寝た。

◆4日目(8/11)
朝、外の様子を見ると相変わらずガスっていて出鼻をくじかれる。ただ、風は大分収まっているようだ。行くしかあるまい。ということで早々と準備して出発。乾かない靴を履くので憂鬱になる。登っていると時々ガスが少し晴れて期待をのぞかせるも、双六岳山頂は強風、強雨。耳に雨が入ってくる。ストレスで終始ピリピリしながらピーク写真を撮って先へ向かった。2日目にロボット化していた益田もそこそこ元気そうである。


>双六①


>双六②

稜線を北に進むも相変わらず天気は悪い。一気に三俣蓮華まで進まんとするが、なかなかつかない。しびれを切らした越野が再三「休憩しよう」というので、3度目くらいで了承して狭い稜線で休憩した。出発後3分で三俣蓮華の山頂。あぁ。

三俣蓮華のピークは1年の夏合宿の時も雨だったのでリベンジを狙っていたのだが、不遇の山である。三俣の要衝もガスの中ではただのてっぺんである。あっという間に三俣山荘に下りてきた。1年の記憶がよみがえる。天気も同じである。

三俣山荘で休憩兼情報収集。山荘周りは大分風も弱い。フロントでは女将さん(なぜか他に良い言い回しが思いつかないのである)とその娘さん(2歳くらい?)が一緒に働いていた。何とも微笑ましい英才教育である。ここから雲ノ平へのルートはいくつかあったが、情報を仕入れてとりあえず鷲羽をピストンする算段と相成った。

空身なので足取りは軽いが、上に上がるとまた強風が吹きつけて帽子が飛びそうな雰囲気である。すれ違う人も少なく、1時間足らずで山頂到達。1年の頃本気でばてたことを思い出しつつ、記念撮影。


193-.jpg
>2年間の進歩(?)

岩陰に隠れて休憩。休憩のたびに越野君、タッパ―から柿ピーを出してモソモソ食べている。正直栄養足りてないと思うのだが、当人はどう考えているのだろう。痩せていて体温奪われるんだからもう少し熱量を摂取したほうがいいと思うのだが。下りは追い風でスピード下山。今日は雲ノ平までである。

重い荷物を引っ提げて高度を落とす。奥の廊下の増水は心配したほどではなく、無理なく渡る。流石に高度を落としたので、少し視界が開け、上に雲が渦巻いているのが伺える。


>徒渉

じりじりと祖父岳をトラバースしていると、にわかに空が明るくなり、北アルプス最奥の景色が顔をのぞかせてくれた。入山以来のまともな景色に上がるテンション。雲ノ平はすぐそこだと息巻いたが意外と遠く、結構参ってしまった。テン場から10分ほど歩いたジブリに出てきそうな小屋に料金を払いに行くと、なんでもヘリが来れないので夕食がグレードダウンしているとの言。奥地の小屋には酷な話だ。

夕食はシチュー。雨もほぼ止んで、相変わらず根拠のない晴れを期待しつつ寝た。

◆5日目(8/12)
この日は最初で最後の目玉イベントとなってしまった高天原温泉の日。だが、朝起きると小雨。がっくり。とはいえ荷物も気分も軽く、北アルプスのどの山から見ても見つけられなかった最奥の温泉に思いを馳せて歩き出した。

高天原温泉は北ア最深部の少し低いところにあり、その周辺の小高い地形のせいで周辺の稜線からその姿を見ることはできない。温泉の先には「竜晶池」と「夢の平」である。竜が住んでいると言われても納得してしまいそうだ。奥スイス庭園という謎ネームを見やりながら歩くが、道がぬかるんで悪い。そして、高度を下げる度に虫が増えて鬱陶しくなる。こんなはずでは…

たっぷり3時間かかって、少し開けたかと思うと、小さな小屋、高天原小屋だ。増築中のようで北側の骨だけの建物は濡れたものの干場になっていた。水晶岳の稜線がガスを縫って見える。西脇になんかポーズを取れと要求したら雨乞いされてしまった。

ここで西脇君のことを記述せねばあるまい。彼は不幸な男だ。何故か山に行くと雨が必ず降って、雨具が手放せない。今シーズンに至っては新歓以外全て雨にあたっている。自転車合宿の時は知らないが、気づいた時には彼は自他ともに認める雨男となってしまった。以上。

小さい集金箱に千円札投げ込んで温泉へ向かう。温泉には10分足らずで着いた。


>高天原温泉

まず目に付くのが川の中央に怪しく鎮座する区画。湯気が出ている、まさしく温泉ではないか。少し探すとどうやら内湯もあり、しかも男女別の脱衣所・内湯付きという想像をはるかに超える充実ぶりだった。ただし、内湯?と外湯にはやや距離があり、悪いことに外湯の方が熱くて温まるのだ。1番初めに飛び出していったのは益田で、冷たい雨の中外湯へ小走りで向かっていった。

お湯はいいが、一向に雨はやまない。寧ろ強くなるくらいである。結局2時間程度温泉で過ごすこととなった。上がったころ単独行の女性が温泉沢から降りてきていたことを知り少し驚いた。あまりメジャーなルートではないと聞いていたが、そのアプローチのシンプルさから使われているそうだ。

再度雨具を来て往路を戻る。さっぱりしただけに、ぬかるんだ道が怨めしい。ようやっと雲ノ平の小屋が見える程度の高度に戻ったところで、突然雲が切れて晴れの気配。願っても居ない幸運。テントに戻って雨男西脇が天気図を取っているときに完全に晴れた。


>晴れた

今までガスばかり見ていただけに気分は大盛り上がり。1年の夏合宿で越野がやってのけた自作ポテトチップスを再現すべく持ってきた油を使って自作の乾燥人参とドライトマトを上げて食す。差し入れのワインと日本酒もいただく。360度山に囲まれた景色を楽しんでいると、荷揚げヘリが飛んできていた。今までの苦労が報われたようで、楽しい1日の終わりとなった。ただ、天気の動向は芳しくなく、この時点で立山への縦走を中止し、折立に下ることが決まった日でもあった。


>雲ノ平の夕暮れ

◆6日目(8/13)
朝、目を覚ますと小雨の気配。またどんよりとした気持ちになって荷造りをしているうちにひょっこり晴れた。ピークで天気に恵まれないので黒部五郎をバックに集合写真を撮って出発する。


>テン場で集合

環境保護のための木道もいいことばかりではなくて、朝冷え込んだせいで霜が降ってスケートリンク状態となっていた。前を歩く西脇、益田の派手な転倒に助けられて後ろ2人は転ばずに済んだ。岩を伝って回避する。

今日のターゲットである薬師岳が右前方にそびえ、それが徐々に近づいてくる格好になる。木道区間を抜けるとだんだん道が狭くなり、滑りやすい森の中を下降していく。これが荷物量もあって身体にこたえる。一方で登ってくる人たちも皆辛そうな顔をしている。モクモクと降りて薬師沢小屋に着いた。今合宿2回目の上ノ廊下である。お蔵入りした案として上ノ廊下下降があったが、1度やってみたいものだ。ただ実際は先の下りでかなり疲弊していて、最後尾を歩いていたら追いてゆかれてしまった。


>薬師が見える

薬師沢から少し上がると沢沿いを少しずつ上がっていく地形となる。さんさんと輝く太陽もここでは敵で、容赦なく水分と体力を奪っていく。太郎平までの登りはじっと耐える状態であった。3年連続の太郎平小屋。いつもベンチでは皆ビール片手に飲んでいる印象がある、ある意味山らしくない小屋だ。テン場の薬師峠に着くと、お盆真っ盛りだけあってテン場はすさまじい人数であふれかえっており、昼過ぎに到着した我々はタッチの差で6テンを張るスペースを確保できた程度であった。既に昼過ぎだったが、この日のうちに薬師を取るべく急ぎ設営、デポ。先日の誕生日でバイト先の皆さんからもらった登山シャツに着替えて最後のピークへ意気込む。

薬師の登りも自分にとっては3回目の慣れた道なので、すいすい登っていく。が、長い。そしてここにきて晴れていたはずのピークが雲に覆われてやる気をそぐ。風も吹いて寒い。とはいえ、完全な晴れとはいかなかったが、結果的に最後のピークとなった薬師岳を好天で迎えることができた。持ってきたパイナップル缶がウマい。赤牛側の稜線を見つめる西脇の背中は寂しそうであった。


>薬師岳山頂

打って変わって下り。気象に間に合わせたいがペース的に間に合わない。ここで救世主益田が「俺先に行きますよ」と言ってくれて小走りでテン場に向かってくれた。実際彼だけ無事間に合ってちゃんと天気図を取ってくれたので、これはファインプレーだった。一応最終日前日ということで「血食い」を行う場面だったが、無理して西脇などの体調が崩れてもまずいのでシチューとスパゲティ2種類を控えめに作ることで手を打った。美味しく満腹になって床に就いた。


>薬師峠

◆最終日(8/14)
この日はあまり書くことがない。天気が崩れるのは時間の問題だったので早起きした結果5時半前に出発できた。それでも折立からは続々人が登ってきてお盆パワーを感じさせてくれた。8時半に折立到着。何ともあっけない合宿終了だった。


>下山


>終わり

有峰口までバス、その後富山地鉄で懐かしき富山に向かい、1年の夏合宿の時と同じホテルに落ち着いた。ひとまず風呂でさっぱりして、昼間に昨年文登研でお世話になった先生の所にごあいさつに行った。夕刻は飲み屋で打ち上げ。適当に選んだお店だったが、どの料理も東京と比べると格段に美味しかった。2次会はお任せでおばちゃんが色々作ってくれる家庭的な店でほっこり。1、2年は疲労でギブアップ、最後は越野と2人でしみじみ夏合宿の感想を語り合った。

翌日は大雨に打たれながらもレンタカーで観光。その日のうちに新幹線で東京に向かい、最後の夏合宿は終わった。

◆まとめ
出来ることなら、快晴の五色が原や、ぽっかりと空いた長次郎谷の隙間を歩いてみたかった。その気持ちは確かなのだけれど、自然は常に自分の予想を超えてくるものだ。困難を乗り越えた1、2年生の来年の夏合宿に期待したい。
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セドの沢左俣

 2014-08-17
日程:8/15
メンバー:飯田(B2)、荒木(B2・ゲスト)
行程:大倉…戸沢…水無川本谷F1…二俣(左俣へ)…書策新道…新大日…塔ノ岳…大倉尾根…大倉
天気:標高1000mより上部は雨、下界は晴れ。

日大の荒木氏に誘われてセドの沢左俣へ行ってきた。今までの表丹沢の沢で一番内容が濃い沢だと思った。

戸沢までだるい林道歩きを済ませまず水無川本谷に入渓。F1迄は単調な河原歩きだが一か所築堤を巻く箇所がある。右岸に鎖のついた巻き道があるがここは巻き道を使うより、築堤の端についたアブミで越える方が楽だと思う。
暫く歩くとF1。堂々として迫力があるが左側から簡単に越えられる。一応ロープを出した。F1の上ですぐにセドの沢が出あう。すぐにセドの沢F1、F2だが快適に越えられる。小さい滝が大滝までたくさんあるが簡単。あえて難しい所に挑戦しても面白いだろう。右俣とわかれ左俣に入りしばらくすると大滝が姿を見せる。遡行図によると13mらしいがそんなに大きく見えない。私がリードしたが難しくはなかった。滝口にあるハーケン2枚とリングボルト1個から確保支点をとるが残置スリングが非常に邪魔。ハーケンも錆びており効いてなさそうだったのでここは必ず固定分散だろう。大滝を超えると三俣が二か所あった。最初は左。この三俣は真ん中へ向かう踏み跡がついており、紛らわしい。最初の三俣を超えると渓が開ける。次の三俣は真ん中である。三俣から10m滝の姿が見える。この滝は右側を直登した。又私がリードしたが、水を被るので大滝より難しく感じた。中間支点は上部のハーケンからとれる。確保支点がみあたらないので岩にスリングを巻きつけ支点とした。この滝を超えると書策新道が沢を横切る。エスケープとして利用価値が高いようだが荒れているので要注意。この先は涸滝ばかりで登攀的には興味が薄くなるので、戸沢に戻っても良かったのだが、せっかくので最後迄詰める事にした。今回右俣を詰める事にしたが、上部は酷いガレでただただ恐怖。左俣のが良かったかもしれない。ガレが酷いので適当に尾根に上がるとすぐに表尾根の登山道についた(13:30)。下界は晴れていたが稜線はガスガスで、丹沢にしては非常に強風だった。この後塔ノ岳、大倉尾根経由で下山。(16:50)

まとめ
全ての滝が簡単に直登でき楽しい。最後のガレが嫌なら途中でエスケープもできる。是非お勧めしたい一本だ。ただやはり岩がもろく落石には細心の注意を払わなければならない。実際一回石が転がり落ちてきた。
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笠(笠新道ピストン)

 2014-08-09
筆:中村
CL:飯田(B2) SL:井上(B2) 装備:神宮司(B2) 食当:中村(B1) 医療、気象:橋本(B1)

▽0日目
【大岡山→新穂高温泉】
大岡山からレンタカーで出発。途中で北アPへの差し入れを購入する際、橋本がアクエリアス2L×6本を買っていた。新穂高温泉の駐車場に到着し車中泊をする。

▽1日目
【中尾高原口4:00→クリヤノ頭10:30→笠ヶ岳山荘15:00】
駐車場から登山口までも結構な距離があり1時間ほどかかったが、体調はよく苦労せず登山口までたどり着く。登山口に水場がありここで水2L×2を汲む。背負ってみると非常に重く4キロの偉大さ?に驚いた。また笠新道は急登らしく不安を抱きつつも登り始める。登り始めて5分ほどで「あれ、これめちゃくちゃつらいんじゃないか?」と思いはじめ、15分ほどで「ああ、これめちゃくちゃつらいんだな」と思い、30分が過ぎるころにはワンゲルに入ったことを後悔していた。そしてとうとう2回目の休憩の時にポリタンを1つ井上先生に持ってもらい、ワンゲルに入った自分を呪いながらなんとかクリヤノ頭にたどり着く。ここからは先ほどよりもだいぶ見晴らしがよく若干テンションもあがる。なんとか稜線まで登りそこからは1時間ほどで笠ヶ岳山荘に到着。
到着しテントを張り中に入るとほぼ同時に雨が降る。2時間ほどたって北アPが雨に濡れて到着する。夕食はキムチ鍋うどんだった。山で食べたものの中ではかなり美味しかった。


▽2日目
【笠ヶ岳山荘→クリヤノ頭→新穂高温泉】
4時ごろに起床し、昨日の残りのキムチ鍋にモチを入れて食べる。テントをたたみ、笠ヶ岳のピークをとりに出発する。昨日の疲れや途中の残雪の影響で空身なのに普通に疲れながら山頂に到着。夏なのに寒い。隣にはなぜか上裸の橋本。山荘まで戻り夏目先輩からの差し入れのスイカをCoca-Colaへと錬成する。テン場へ戻り出発の準備をしていると八木先輩が「あははは、これ30キロ軽く超えてるよ、あははは」と心底楽しそうに笑っている。そして北アPと同時に出発する。出発から少ししてこのまま縦走を続ける北アPとは別れる。昨日と違い差し入れも渡し下りでもあるので、若干気が抜けながら下っていると足を滑らし2メートルほど滑落してしまった。非常に怖かった。飯田先輩から山は下りのほうが注意して、と言われ気を入れ直す。あと2時間ほどで下山となったときに井上先生が「その2倍はかかるよ」と言う。
そこから約2時間で下山する。
下山後に入った温泉ではうまい棒が食べ放題だったので食べまくった。美味しかった。

▽まとめ
自分は初めてのボッカとなった。本当に辛かったが精神的にも体力的にも成長できたと思う。
また西脇先輩の雨を呼ぶ力を体験することができ非常に充実した山行だった。







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