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那須岳 2013/12/21-22

 2013-12-24
筆:飯田(B1)
メンバー:大田口(B2,CL) 尾高(B3,SL) 飯田(B1)
12/21【大丸温泉→峰の茶屋跡避難小屋】
12/22【峰の茶屋跡避難小屋→茶臼岳→峰の茶屋跡避難小屋→大丸温泉】

記念すべき冬山縦走班の第一回山行は、技術的に困難な場所が少ないという理由で那須岳になった。那須岳は、関東地方の北限、那須火山帯の南端に位置し、広い裾野を持つ成層火山で日本100名山にも選ばれている名峰である。麓から山頂迄ロープウェイが利用できるのでシーズン中には沢山のハイカーたちでにぎわう。冬期はロープウェイが利用できなくなるものの、バスで大丸温泉まで入る事ができるのでアプローチはそれほど悪くはならない。じゅうぶん日帰りも可能だが、それではもったいないので余裕をもって一泊二日にした。

12/21【曇り】
かなり余裕をもった行程なので前日発ではなく当日発にできた。7時すぎに出発し、大丸温泉には13時頃についた。バスの運転手さんが2009年に茶臼岳北東斜面で発生した表層雪崩で遭難事故が起きたこと、明日の天気は良くない事を教えてくれた。又、僕の前の席に座っていたおばあちゃんは僕たちの事を心配してくれお菓子をくれた。

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↑入山写真 一応駐車場
大丸温泉からまず夏の登山口迄1時間ほど歩く。入山者が意外に多く、トレースもばっちりついていて歩きやすい。積雪は50センチくらい。前日に20センチほど積もったようだ。

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↑鳥居
登山口にあった鳥居は雪で埋もれていた。ここからもトレースがしっかりついていたので快適であった。ところどころ赤テープも貼ってあるが、トレースがないと分かりずらそう。少し登ると谷の向こう側に真っ白に輝く剣が峰が見えてくる。冬の射光線に輝く雪山はとても美しかった。何度か晴れたがすぐに曇ってしまった。残念。

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↑左上に小屋が見える
森林限界を超えるまでは穏やかだったが、森林限界を超えた瞬間に猛烈な風が吹いていた。雪はふっとばされるのか、積雪はうんとすくなくなる。顔にバチバチ雪があたって痛い。けれど小屋が見えていたので精神的に楽だったのか、辛いどころか楽しかった。

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↑トラバース
最後に真っ白な雪面をトラバースする。一応雪崩を警戒して一人ずつわたった。因みに筆者は途中で腰まで雪に埋まり難儀した。

初日の行動はたったの2時間で終了。避難小屋周辺は風の通り道になっており危険なので避難小屋内にテントをはり、先週富士山に持ってき忘れたぺミカンカレーを食べた。先週の富士山に比べてはるかに快適に就寝できたが、ウレタンマットを持っていなかった尾高先輩はかなり寒かったようだった。

12/22【雪】
テントを撤収し全ての装備を小屋にデポって出発。まずは茶臼岳を目指す。夜中に比べて風はおさまっていたがそれでもまだ風が強く、顔にバチバチ雪が当たってとても痛い。ゴーグルは曇って使えないので非常に困った。

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↑一瞬太陽が見えた
ペンキを頼りに頂上を目指す。火山だけあって硫黄の匂いがする。途中何度か視界がきかなくなり道から外れたが、無事山頂にたどり着く事ができた。山頂直下は少し氷っていたがアイゼンは使わなくても大丈夫だった。

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↑山頂 祠が白い
山頂からは360度の大展望…ではなく猛烈な風。もちろん眺望は無い。止まると寒いので写真を撮ってさっさと降りる。小屋が見えた時は少しほっとした。夏でも冬でも視界が利かないのは不安なものである。

本来の予定なら朝日岳もピストンでとる予定であったが、凄まじい風にうんざりしていたので下山して温泉でゆっくりする事になった。荷物をまとめさっさと下る。1時間くらいで大丸温泉に戻ってきた。どうでもいい事だが最後の坂でシャベルを使ってスノボーの代わりになるかためしてみたが上手くいかなっかた。この後予定通り温泉につかり大岡山に帰還した。

【まとめ】
朝日岳をとれなかったのは今から思うと残念。那須岳は風が強いが、移動性高気圧の位置によっては季節風が弱まるようなので、風が弱いタイミングを狙って行けば素晴らしい山行になると思う。逆に風が強い時は全く動けなくなる事もあるようであるから注意が必要。
トレースもあり今回は一切アイゼン、ワカンを使わないで済んだが、山頂直下では少し氷ずいていた。アイゼンは必携であろう。トレースが無い時のためにワカンもあった方が良いと思うが、例年黒磯側は積雪が少ないようなので状況を確認し持っていくか判断すると良いと思う。
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富士山雪訓 131214-15

 2013-12-16
筆:八木(B2)
CL:八木(B2) SL:太田口(B2) 藤井(B2) 角崎(B2) 飯田(B1) 井上(B1) 夏目(B1) 野口(B1)

0日目【大岡山~河口湖~馬返し25:30】
1日目【馬返し7:00…10:30佐藤小屋11:45…付近の斜面で歩行訓練、滑落停止…15:30佐藤小屋】
2日目【佐藤小屋7:30…六合目付近9:00…歩行訓練、バックステップ、コンティニュアス、フィックス訓練12:30…13:40佐藤小屋…15:00馬返し~大岡山】

うちの部では代々白毛門で雪訓を行っていたらしいのだが、正直訓練になるのか予想がつかない。一方近年は佐藤小屋にベースを置いた富士山雪訓がブームらしく、雪山の敷居を少しでも下げようと今回の訓練を企画した。
しかし何事も上手くいかないもので、積雪不足で予定変更を余儀なくされ、1週間遅れの実施。メンバーも少し入れ替わるかたちとなった。

◆1日目(12/14)
大岡山から例のごとくハイエースを駆って河口湖へ。1年生の準備があまりにもお粗末だったので出発前にお説教を垂れる羽目になる。登山にフリーライダーは居てはならない。途中休憩でコンビニに寄ったのだが、2人ほど何故か汁物を買って車に戻ってきた。案の定こぼしたらしく見通しの甘さにあきれる。暗い道を恐る恐る走らせていったが、登山口にはすでに多数の車が止まっていた。スタッドレスを念のため借りたものの登山口まではノーマルで走れるレベルの道だった。

朝、相変わらずバタバタと準備、飯田が寒さでコチコチの弁当を食べていた。皆慣れない冬装備に身を固めていざ出発。



暫くは雪のない登山道でつらかったが、途中から凍った地面が出てきてアイゼンを早めに着用。歩き方をしっかり教えながら登る。5合目の佐藤小屋は人がいれば営業してくれるので非常に有り難い。3時間半で到着。後発組だったのでテン場に気を揉んだがなんとか隅っこに確保。ビーコン講習を軽く行い訓練適地を探す。

少し歩くといい感じの斜面が。ただし割と柔らかいのでひとまず基礎的な歩行訓練。割と皆はしゃいでいて楽しい。そのうち飽きてきたのでスバルライン方面へ暫く歩くと、道沿いにいい感じに凍った小さな斜面が出現したので滑落停止の雰囲気をつかんでもらった。ちょっと加速しただけでも結構スリルがある。皆ピッケルを刺す時に肩と手が離れてしまっていたのでフォームを修正。これが役に立てばよいのだが。お茶を飲もうとしたら凍ってしまっていた。

その後まだ時間があるのでフィックスロープの張り方を太郎にやってもらおうと思っていたが、飯田の顔が笑顔でひきつっている。日陰で身体が冷えて気分が悪くなったらしい。改めて聞くと皆寒さに震えていたので中断して撤収とした。

2つのテントに分かれて、各自で作った初ペミカンを披露のはずが、隣のテントの様子がおかしい。聞くとペミカンとルーを全て忘れてきたらしい。無残。ルーの一部を渡して当座をしのいだが、1年生も山岳部出身だけに、向こうはお通夜状態だったようだ。

◆2日目(12/15)
テント内は割と暖かく気持ちよく目覚める。一方で隣のテント曰くポリタンの水が全部凍るほどの極寒だったらしく準備が遅れる。はじめからハーネスを付けた状態で、ひとまず上を目指す。
30分ほど歩くと森林限界を越えて木がなくなる。途端にふらつく程度の強風。耐風姿勢を実際に練習しながらじりじりと進む。途中少し登山道を外れたところいい感じに凍った斜面を発見したので、本格的にアイゼン歩行の練習をする。
そこまで技術レベルを上げるわけではないのでひとまず安定した登り下りに徹する。ピッケルもあるのでさらに急な斜面でフロントポイントで登り降りする練習もした。足元が見えづらい下りだと結構気を使う。


>基本は大切

歩行訓練を終えたら未だ実践のなかったコンティニュアスの練習。基本的に大滑落のないところでしか使えなさそうだが、スタカットへの移行を考えると多少メリットを認めてもよいことを確認する。


>まずは形から

さらにフィックスロープを張る練習をしたところでタイムアップ。手袋をつけてのロープワークはじっくりと練習していく必要があることを痛感した。下りは早く、あっという間に5合目到着。登山口付近までアイゼン歩行の練習をしながら下って行き、今回の雪訓は初年度としては成功となった。

◆まとめ
今後、指導レベルを上げるのは簡単ではないが、雪山での生活技術の底上げには良い雪訓だったと思う。敷居を下げるという意味でこうした基礎訓練は随時実施していきたい。もう少し真面目に準備してくると嬉しいのだけれど。
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広沢寺・弁天岩 クライミング 2013/12/7

 2013-12-07
筆:飯田(B1)
CL:角崎(B2)、SL:藤井(B2)、医療:野口(B1)、装備:飯田(B1)

純粋にクライミングを楽しむ目的ではなく、ロープワークの確認と練習のために外岩に行ってきた。

大岡山5時47分の電車に乗り込む。たまたま駅で角崎先輩と合流した。とても眠かったが電車の中では何故か寝れなかった。7時頃本厚木駅に到着し、野口とも合流。藤井先輩は寝坊してしまったようで先に行く事にした。バス停(広沢寺温泉入口)から15分程で弁天岩が林道から見えた。想像以上の大きさに驚く。

ガイドブックの説明には“広沢寺の岩場は林道を歩いていくと右手対岸に現れる一枚岩の弁天岩と林道すぐ脇の対岸の岩場、ほかに数個ハイボルダーからなる。しかしなんといってもここの看板は、スケール十分の弁天岩のスラブであろう。初心者のトレーニング、特に基本的なフットワークを修得するには格好の場所である。中上級者もまずはこのスラブを登り、クライミングの原点を味わってみるのも一興だろう。”と書かれている。私のようなクライミング超初心者の練習やロープワークの確認にはうってつけの場所なのだ。又アイゼントレーニングの場所としても使われてるらしく、実際他のクライマー達のほとんどがいかめしい冬靴にアイゼンをつけてトライしていた。大岡山からのアクセスも悪くはないので今後も行く機会がありそうな岩場である。

(※)画像はいつもより画質が良いと思うので是非クリックして見て下さい。(クリックしないと画質が悪いようです)

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↑ギアの確認をする角崎先輩
林道から外れ少しの距離踏み跡をたどり弁天岩にたどりついた。朝私たちが到着した時には誰もいなかった。初めての岩場なので心の中では興奮していた。まずは一番簡単だと思われるルートを角崎先輩がリードする。ビレイヤ―は野口。

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↑終了点に到達しロープをセットする先輩
角崎先輩には簡単過ぎたらしく、あっという間に終了点に到達してしまった。因みにガイドブックによるとこのルートのグレートは5.7でかなり簡単なルートだったようだ。

次に挑戦するのは野口。トップロープで挑む。すらすら登っていたがいつもよりぎこちない。最後の核心部分は終了点についていた残置ロープをつかんでクリア。降りてきた野口に聞いてみるとやはりかなり恐怖感があったらしい。

そして最後に私。流石に5.7なのでホールド、スタンス共にしっかりしており登りやすい。角崎先輩は直登ルートを選んでいたが私はより簡単そうな左のラインを登る事にした。最後の部分は野口と同様に残置をつかんでむりやり登った。因みに先輩は小さいポケットに指をつっこんで登ったらしい。

再び先輩が登りヌンチャクとロープを回収。次は野口がリードクライミングに挑む。ビレイヤ―は私飯田。

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↑リードする野口
ビレ―をするのは初めてで少し緊張する。野口は私と同じ左ルートを使ったため最後の手前まで支点がなく内心ヒヤヒヤしていたが、流石野口特に問題なくクリア。人が増えはじめて他のルートが使えなさそうであったので、同じルートを使ってセカンドのビレイと懸垂の練習をする。

トップが登って支点まで行きセルフビレイをとった事を確認した後ビレイを解除。トップがロ―プをたぐりセカンドはテンションがかかった所でロープいっぱいになった事をトップに伝え、セカンドが登り始める。終了点に到達したらセカンドもセルフビレイをとり、ロープを肩掛けで二つにわけロープダウンした後、懸垂下降といった内容。 トップは先輩がつとめ最初のセカンドは私がやる事になった。終了点につき懸垂の用意をするわけなのだが恐怖感があり全く上手くいかない。セルフビレイをとっているので落ちる事は絶対にないのだがやはり怖い。先輩に落ち着いて作業しろと激励されながらなんとか懸垂する準備を整え懸垂する。一連の動作に5分以上はかかってしまった。要反省。

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↑懸垂の準備をする野口
次は野口がセカンドを務める。すらすら降りてきた。本人いわくもう慣れてしまったらしい。あいかわらず凄い奴である。藤井先輩が遅れて到着しお昼ご飯を食べる。

午後は4人だったので二つに分かれて登る。私は角崎先輩と違うコースを登る事に。はじめ先輩が登っていったがザイルが足りなくなりそうだったので、途中のテラスで切る事にする。僕もセカンドとしてテラスまで行くがその上をみてビビる。私の靴(スニーカー)では難しいだろう。

「先輩おります…」

本日2回目の懸垂下降。自己確保を良く確認し懸垂の準備をするがまたしても手間取ってしまった…。

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↑テラスで角崎先輩をビレイする藤井先輩
僕のかわりにセカンドとして藤井先輩が行く。私と野口は先輩を眺めていたが、2ピッチ目の終了点はかなり上で見ていると首が疲れる。2人とも登りきった所で隣で登っていた山岳会の方たちが先輩たちと同じルートを通りさらに上迄行こうとしており懸垂する事ができない。なんとか上迄登った所を見計らい無事降りてきた。山岳会の皆さんは僕らの懸垂が遅いとイライラしていたようであった。

ガイドブックによるとこのルートで5.8との事。次回来た時は是非リベンジしたい。

時間が15時になっていたので引き上げる事に。他のボルダーを探してみるが見つける事は出来なかった。本厚木のテンヤで天丼を食べ解散。この後野口以外は飲み会に出るため大岡山に向かった。

◆まとめ
反省点等
・日ごろからロープの練習をする。普段から練習をしないと本番ではできない。
・まともな靴で行く。クライミングシューズが欲しい。
・冬はココア等暖かい飲み物を飲める準備をすべき。寒い。
・周りのクライマーに気を配る。かなり人が多かった。
・銀マがあると便利。

日ごろからの練習をしなければならない事を痛感した。先輩に迷惑をかけてしまったし、半端な知識では逆に危険である。クライミングジム等を有効活用し登攀技術を身につけていきたい。
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11/30~12/1 会津駒ヶ岳(敗退)

 2013-12-02
筆:野口
CL,医療,装備,気象:八木(B2) 食当:野口(B1) 

2学期が始まるころから八木先輩から冬山の勧誘をされ、装備を買うようあおられ、11月にとうとう買ってしまった。そして、今回初の冬山山行。計画段階では参加人数4人だったところ2人が風邪をひき、2人で行くことになった。

[1日目]
朝5時起床、家を出て、電車とバスを乗り継ぎ、登山口到着。
装備を整え、出発。しばらく歩くと汗をかいていたので、フリースを脱ぐ。正直とても暑く、毛下着で歩きたい気分だった。
八木先輩に歩き方やピッケルの使い方を教わりながら林道を歩く。途中から雪が深くなりワカンをつけるが、変わった気がしない。

しばらく歩き、程よい場所でテントの設営。冬山のテントの設営では、まず設置場所を風上とかうんちゃらかんちゃら考え、地面を踏み固め、トイレを作り、テントに入るときは雪を払ってはいる、などと冬山はいろいろ大変だなーと思った。
ぺミカンでカレーを作った。ぺミカンを作るときはめんどくさいし、おいしいのか?と思っていたが、テントでの作業が楽で、それにおいしかった。
その後、雪で水を作り、就寝。

[2日目]
目が覚めるとテントの中がぬれていた。
インスタント麺をゆで、朝飯を済まし、出発。
駒の小屋を目指し、八木先輩トップで歩く。歩いてすぐ雪が深くなり、ひざまで埋まった。
しばらく歩き、トップを交代する。しばらく歩くと腰まで埋まる程の深さになった。
初めてのラッセルにもがきながら、進む。
しばらく歩き、時速300mで進んでいることに気づく。
このまま歩いてもせいぜい駒の小屋に着くくらいということで、撤退を決意する。

時間もあるので、先輩が埋めたビーコンを探したり、ゾンデ棒を使ってみたりした。
一通り説明を受け、下山する。

冬山の下山は早いというがほんとにはやっかた。
登りではまるで進まなかったのに、あっという間に幕営地に着く。
2時間ほどで登山口に到着。

[まとめ]
初めての冬山だったけど、テントの中はとても不快であることがわかった。ラッセルも辛いし、小屋泊したいなーと思った。
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