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夜行塔ノ岳 2013/8/31~9/1

 2013-08-31
筆:藤井
CL:藤井(B2) SL:飯田(B1) 気象:夏目(B1)

[目的]
ロマンチックな山頂の夜景を男3人で独占する。

遠い昔の記憶である(執筆:2014/5/13)。当時私は"夜に歩く"というものに特別な楽しさみたいなものを感じてい

た。
ちょうどそのころ、飯田と夏目が塔ノ岳へ夜に行こう、と盛り上がっていた。

私はその計画をかっさらい、リーダーとして二人を従え、塔ノ岳へ向かうのであった。

[1日目]
大倉,,,花立山荘
18時ころ大倉を出発する。
あたりはすでに薄暗く、下山している人すらまばらになってきた。
堀山の家に着くころにはもうあたりは真っ暗。ヘッドランプを付けて歩く。
ふと後ろを振り返るとそこにはきれいな夜景が。きれいだ。

と気づくと雨が降ってきた。視界は悪いが、登山道はしっかりしているので、迷わず進む。
そして、花立山荘に着く。もともとは山頂でお酒でも飲みながら朝日を待つ予定だったのだが

、雨なら仕方ない。丹沢にて小屋泊である。

[2日目]
花立山荘,,,大倉
目が覚めたらそこは一面の日の光だった。午前10時である。
もこもこ雲がそこかしこに浮いていて、これはこれできれいな景色。
とりあえず塔ノ岳の山頂へ向かう。鹿の家族に会う。山頂で蟻をいじめる。
下山。

夜景、、、見たかったなあ。
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八ヶ岳・にゅう 2013/08/08-11

 2013-08-11
筆:夏目
CL兼医療:藤井(B2) SL兼気象兼装備:野口(B1) 食当:夏目(B1)

8/8 大岡山→小淵沢(ステ寝)
8/9 小淵沢→観音平...編笠山(8:30)...青年小屋(9:10)...権現岳(11:20)...キレット小屋(13:05 ; テント泊)
8/10 キレット小屋(6:00)...赤岳(7:25)...横岳(9:40)...硫黄岳(10:40)...赤石の頭(11:00)...オーレン小屋(11:45 ; テント泊)
8/11 オーレン小屋(5:10)...箕冠山(5:35)...根石岳(5:50)...天狗岳(6:15)...中山峠(7:35)...中山(ピストン)...中山
峠...にゅう(8:50)...麦草峠(11:00) →茅野駅


【0日目】

北アルプスパーティ最後のトレ山は、大雪&知床パーティの合宿と同時期に、
八ヶ岳で行われることとなった。

他2名は自宅から直接向かうということで、僕は誰もいない部室で装備を整える。
人の出入りがないからか、部室はかなり不快な臭いで満ちていた。
この山行から帰ってきたらどうなっているのやら...。

新宿で野口と合流して、バスに乗る手筈だったが、新宿駅の広さを誤算してい
た。合流に手間取ったものの、ギリギリでバスに飛び乗った。危ない。

藤井先輩と小淵沢で合流し、ステ寝。
虫のせいで全く眠れなかった。



【1日目】

登山口までタクシーで行くと、水を汲んでいない人がいることが判明。
登山口付近に水場はなかった。
競争分けじゃんけんで勝利したこともあって、そいつのザックはものすごく軽い。

そんな野口を先頭に登り始める。
ゆるやかな林道をハイペースで進む。
野口はしょっぱなからエンジン全開だ。

林道がなくなってからもしばらく進むと編笠山山頂に到着。
山頂は岩だらけで、風が強かった。



編笠山から青年小屋まで岩を飛び移りながら下る。


小屋付近の乙女の水という湧水を汲み、遠くに聳え立つ権現岳を目指し登りはじめる。
ガレ場がそこそこあり、鎖場や、手を使わねば登れない岩場も多い。

クライミング班の藤井先輩やその先輩に才能を見込まれた野口は、長い手足を効
率よくつかってぐんぐん登っていく。
その反面僕は岩に噛り付くようにしてなんとか付いていくが、少し遅れてしまった。

偽ピーク小ピークも多々ありアップダウンが激しく、権現岳までの道のりは長く感じられた。

権現岳山頂にはザックを下ろして登り、頂上の景色を満喫した。


右に見えるでっぱった岩が権現岳のピーク。
進行方向は左側の尾根。
危うく通過しそうになったのは内緒。


Mt.Gongenってかっこいい。


権現岳山頂にて。けっこう怖い。


権現岳を下り始めると長い梯子が設置されている。
なかなかの高度感だ。



下から見た梯子


野口が梯子を下っているとき、遠くの山を眺めると、山の稜線の一部が不自然に白くなっている。
夏目「あれダムですよね。」
藤井先輩「うん。そうじゃないかな。」
そんな訳が無いのだが、梯子への恐怖からか、そんな間の抜けた会話をしていた。



稜線に白い部分。
少なくともダムには見えない。


さて、ここからはキレット小屋に向かってひたすら下るだけなのだが、下れども
下れども目的地は見えてこない。

ようやく辿り着いたそこは、僕ら以外の登山客は誰もおらず、閑散としていた。
また、水場の流水が止まっており、淀んだ水を煮沸して使うことになった。
さらに風通しが悪く、テントの中がとても蒸し暑い。
外は外で虫だらけで出たくない。

そんなこんなで疲れも相まってテンションはだだ下がり。

僕は昼寝をする。
藤井先輩はテント内の虫を駆逐する。
野口は半分も埋められていない気象図から、晴れとの予報を弾き出す。


夕飯はテントの中があまりにも蒸し暑いので、外で作った。
自信満々に取り組んだ米炊きは失敗しものの、豚汁が美味しかったので良しとする。


そして就寝。
昼寝をしたにもかかわらず、すぐ眠りに落ちた。



【2日目】

朝食は菜飯。
僕が誤って倍の米をパッキングしてきてしまい、食べても減らない魔法のご飯ができあがってしまった。
特になめしがふりかかっていない部分は、最悪だ。

3人とも半分以上残してしまったので、おにぎりにして行動食とした。


キレット小屋を後にして、次に目指すのは八ヶ岳最高峰赤岳だ。
ガレ場注意の看板通りなかなか怖いが、野口のペースはとても速い。
こいつはこの道が怖くないのか。
落ちたら死ぬことを理解していないのか。
怖いのが楽しいのか。

休憩可能な場所も少ないので、一息に進んでいった。


赤岳山頂は様々な登山道から人がやってきていて、これまでのけわしい登山道が信じられないほど賑わっていた。
僕は赤岳は2度目だが、前回は雨で人も少なかったので、ずいぶんと印象が違った。


赤岳と横岳から次の硫黄岳までは、比較的緩やかな道が続く。
途中で地面の色がガラリと変わる場所があった。



硫黄岳の火口跡は大スペクタクル。


これで本日の有名ピークは終わり。

右も左も緑に囲まれた稜線を緩やかに下ると、開けた白い場所に出た。
片側は崖になっていて、その崖も真っ白。

これが1日目に白く見えた場所の正体。赤石の頭である。

思えば遠くまで歩いてきたものだ。
盛りだくさんな一日だった。


赤石の頭。
どうしてここだけ地面がむき出しになったのだろうか。


この赤石の頭の直下に森林限界があり、森林とハイマツが切り替わる。
久々の森林に囲まれた道を下るとオーレン小屋に辿り着いた。

オーレン小屋はにぎやかで、ほとんどキャンプ場。
トイレ、洗面台も部室棟のものと比べ物にならないくらい綺麗だった。


テントを張る場所に板が組んであって快適そのもの。


綺麗な川が横切る。
水浴びをしようとするが、冷たすぎて足をつけるのが精一杯。
疲れた脚をクールダウンしながら、語り合う。


気象までだいぶ時間があったので、藤井先輩の提案でポイント制のセブン・ブ
リッジをやる。これがなかなか面白い。

藤井先輩と僕は、どのように立ち回るのが最善なのか検討を重ねるが、
テキトー男野口は、みみっちい計算には興味がないご様子。

そんな素朴さが幸運を引き寄せるのか、野口が2度連続初手でアガってみせる。
それをやられるとなぁ。


ゲームに興じているといつの間にか夕飯の時間。
野口の勝ち逃げを許してしまった。

夕飯はボルシチの予定だったが、予備食のカレールーを使ってトマトカレーにリ
メイクすることにする。
カレーには米炊きの失敗を緩和する効果があるからだ。
ボルシチ用の具材とトマトペーストも全て入れて煮込むため、ボリューム満点。

そしてこの山行3度目の米炊き。僕に名誉挽回の機会が与えられた。
吹きこぼれた湯で軽い火傷を負いつつも、完璧に炊けたように思う。



ボルシチカレー。実はただのトマトカレーだが。


すごしやすい気候なので、テントの外で寝ることを提案してみる。
流星群の時期が間近なので、ひょっとしたら慌て者の流れ星が落ちてくるかもし
れない。

が、賛同は得られず。
一人で外寝しようか迷っていたら空が曇ってしまった。がっかり


太陽が沈む前にシュラフに潜り込むが、外がとても騒がしくて眠れない。
子どもの声もする。
活気のあるテント場はこれが難点だ。

やっと寝入ることができたと思ったら、隣のテントの声で起こされる。
少し腹を立てつつ話し声を聞くと、星空をカメラで撮る技術について話している
らしい。

外にでてみるとたくさんの星の光が目に飛び込んできた。
少しまだ雲が残っていて満天の星とは言えないが、都会では絶対に見られない空だ。

しばらく見入っていると眠気におそわれたので、テントに戻る。

そのまま朝まで熟睡できた。



【3日目】

比較的早くの起床のつもりが、我々より遅くに寝たはずの山ガール二人のテント
が無くなっていることに軽い危機感を抱きつつ撤収。
名残を惜しみつつオーレン小屋を後にした。


森の中をゆるやかに登ると箕冠山という地形図に載ってないピークについた。
休憩もそこそこに再出発する。


しばらく歩いて行くと突然森が開け、視界が白一色に染まる。
眼前に逆光に照らされた根石岳が姿を現す。
神々しい姿に圧倒される。吹き抜ける風が心地よい。






根石から東天狗岳までの稜線の序盤は危険も少なく、常に風が通っていて、爽快だった。
終盤は少し危険地帯があるので注意。


ピストンで西天狗もとる。
看板によると2つのピークに標高差は無いらしい。
ダッシュした結果往復15分未満。
こっちは東にさえぎられるのか全く風がないのが興味深い。


天狗岳を出ると再び緑の中を進む。
中山峠にザックを置いて、中山を目指す。


中山山頂は板切れが建っているだけで、野口は通過しかけた。
山頂を素通りしていくパーティに「ここが山頂ですよ。」と教えてあげた。いいこ
とした。


ピストンの復路は全力で走る。
ラストのにゅうに向けてテンションは最高潮だ。


にゅうに着くと、山ガールが5人くらいの男性たちにナンパされていた。
が、そんなことは気に留めていられない。



にゅうは高度感、眺望、程よい山頂の広さと、〆にはピッタリだった。


しばらくにゅうに留まった後、下山開始。

とても滑りやすい林道を下る。
滑る原因のコケの保護を訴える看板に悪態をつきつつ下ると、木道が出現。

ここからは完全に観光地だ。
ばかでかいザックをしょっていることを恥ずかしくも誇らしくも思いつつ進む。


日本有数の標高と広さを誇る白駒の池。

観光客の流れをさかのぼると麦草峠に到着。
バスまで40分以上あったので、3日ぶりの牛乳を飲みつつ、セブンブリッジをやる。
牛乳コップ1杯300円。コーラはペットで200円。


バスに揺すられ茅野駅に到着。
ここで実家が近い藤井先輩は先に帰ることに。
まだ3時間ほどの電車の旅を残す野口と僕は、長い放浪の末に温泉と食事にあり
つく。
茅野駅は少し不便ですね...。


帰りの電車で野口と再びセブン・ブリッジをやるが、何故か負け越す。
というより僕が勝利の機会を自らのミスで逃しまくる。
加えて切符をなくすというミスまでやらかす。

疲れが如実にあらわれていた。



【まとめ】
今回の山行は、小さい頃から眺めていた八ヶ岳に登ることができ、天候にも恵まれて、大変満足だった。
また、数多くのピークを巡り、絶景を楽しみ、稜線歩きの心地よさと怖さを知ることができた。これぞ縦走!

縦走の楽しさを体験し、合宿が俄然楽しみになる山行だった。

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