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合同ワン@槍ヶ岳 2012/09/14-16

 2012-09-25
筆:尾高
CL・医療:尾高 食当:越野 装備・気象:藤永 ゲスト:大森 河本 (東京女子)

去年の忘年ワンにて東女さんとの交流が復活して、いつかは来るだろうと思っていた東女さんとの合同山行。ついにきました!!
山域は、夏合宿で拝み続けた槍ヶ岳のピークをとることにして決めたものの、合同山行なんぞ初めてで期待半分不安半分で準備を進める。ミーティングもしたし大丈夫だろう?

0日目
吉田君からの手製のケーキを差し入れにいただいた。みんなどうしてケーキなのかということを議論しながら新宿に集合。ザックは合宿に比べれば軽い。天気も何とかよさそうな予報である。夜行バスに揺られながら就寝。

1日目
上高地6:20-横尾12:30頃
ひやりとした澄んだ空気に迎えられ、上高地で支度を整え出発。横尾までは平たんな道をひたすら3時間歩く。天気も良いので木々の間から差し込む光が気持ちが良い。ただ連休の直前ということもあって人は多い。最初はパーティのペースが分からず、基本のんびり歩いた。東女のふたりも話しながら余裕の様子。頼もしいです。
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スキーの板背負ってGWに来たなーとか思いつつ横尾を通過。槍沢ロッジまでが少々きつい様子で言葉少なに進む。ババ平のテン場に到着。思っていたよりもずっと狭くて焦る。やさしいお兄さんが出発するのでいい場所を空けてくれた。しかし、さらに焦らせる事態が発生。東女の2人用のテントは当然あるのだが、我々のテントの本体がない。どうやらフライの内張り外張りを、本体とフライとで勘違いしたようだ。確認していなかったのが良くなかった。などと悔やみつつ、どうしようもないのでフライに直接ポールを突っ張らせて形にした。GWの時に一度テントを飛ばされているだけに風が怖かったので石で出来るだけ固定した。思いのほか快適で、昼寝をして夜ご飯キムチ鍋の準備。灰汁が気になる様子だった。持って行ったビールを飲みほし、やることもないので就寝。吉田君のケーキはコーヒーとよく合っておいしかった。



2日目
ババ平ー槍ヶ岳山荘
起床3時。思いのほか寒くなく普通に寝れた。朝食は炊き込みご飯。若干固めだったものの美味しかった。ただ、鍋が死にかけていた。フライを畳み笑出発は5時過ぎ。天気は雲が多目の晴れ。この日はただただ登りに徹する。疲労に気をつけながら、休憩多めでのんびり登る。雲の中に入ったり抜けたりと雲の動きが早い。丁度半分くらいの所で槍ヶ岳っぽい山が雲の先に潜んでいる。以外と近いじゃんとか思いつつ進む。あと1250mの標識を見て、残りは一瞬だと確信する。途中の岩で休んで遊んでいたら、なんと槍ヶ岳の雲が晴れてその姿を現したでありませんか。日頃の行いの成果でしょうか。

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俄然元気が出てきて最後の急登に取り掛かる。槍の穂先を見上げなら歩けばモチベーションは高い。槍ヶ岳山荘の赤い屋根は見えているのにこんなに遠いなんてなどとボヤきつつ、辛抱して歩く。山荘の手前で向かいの大喰岳で結構大きな落石があった。人が多いとこれが恐ろしいし、下にいたらとか考えるとゾッとする。幸い怪我人はいないようだ。なんやかんやで山荘到着!9時30分。予定よりもかなり早い。さすがに稜線でフライを張る勇気もなく、全員小屋泊した。ザックをデポして槍の穂先にアタック。雲の中だが仕方あるまい。穂先に吉田君の思いの詰まったケーキを持っていくかどうか迷ってやめた。ごめん。代わりにリンゴを持って行った。これは去年の一年ワンでやりたかった事でもあった。
しばし岩に取り付く。登りはやはりはしごが怖い。東女の二人が臆することなく登ってくるのを横目に下を見ないように黙々と登る。最後のはしごを登りきって二回目の山頂。
悠とこっしーは「・・もう山頂ですか?(´・_・`)」みたいな反応だったのでもっと感動しろよとツッコミつつ山頂を堪能。時折雲の切れ目から見える北アルプスの山々に圧倒されていた。

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ツアーの団体が到着して混んできたので下山。降りる方が高度感を感じてしまい怖かったが、皆順調に下山。山頂が混み合う前に行けラッキーだった。山荘で諒ちゃんが持ってきたお汁粉を作る!というか白玉をこねる。おいしいやわらぎでした。一服してもまだ13時くらいだったので、談話室でトランプや山の雑誌を読んだりしてゆるゆる過ごす。15時30分に炊事場に戻ってカレーを作る。お腹いっぱいになり、希美ちゃんの持ってきた梨をデザートに満足。寝床はぎゅうぎゅうだった。山小屋では至る所で酒盛りをしていてこっちも楽しくなった。悠が隣の北鎌尾根から登ってきた人の話を聞いて感動していた。いつの日か登ってみたいものである。19時就寝。

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3日目
槍ヶ岳山荘ー新穂高温泉
3時起床。天気を見に外に出ると満天の星空が広がる。天の川から流れ星も見えた。これはご来光も期待できる。朝食のチキンラーメンを食べ支度をして5時。ご来光5時30分なのでそれを見てから出発することにする。ご来光を待つのはいいが、かなり寒い。山頂でご来光を見ようとしてる人をみてもっと寒いだろうなとか考えてる内に空が明るくなっていく。山荘の前にはたくさんの人が出ていた。5時30分ほぼ予定通りご来光を拝む。槍の山頂直下という特別な場所でこれが見れたことをうれしく思う。

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ひとおり写真を撮って、下山。50分くらい遅れているが、何とかなるだろうと信じて降りる。ガレ場が非常に下りづらいけど、がんがん下る。林に出るまでは速かったと思う。沢筋を下っていて、水に近づくところは気持ちが良い。無事、車道に出てさらに1時間くらい歩いてゴール。正直、間に合わなくても仕方ないかなーとか考えてたから嬉しかった。平湯温泉から新宿行きのバスもつかまり、温泉に入り満足のいく山行となった。

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まとめ
初の合同ワンを無事計画通りのコースを行けてよかった。なにより3日間天候に恵まれたことが大きかったと思う。ただ、テント本体を忘れていったことはありえないミスだった。個人の入れ忘れというよりは、部室での管理に問題があったといえるので改善しなくてはいけない。個人的にはリーダーとして多くのものを得ることができた山行になった。
最後に東京女子大ワンゲル部との交流を深めるという点でもは成功だっただろう。参加してくれた諒ちゃんと希美ちゃん、どうもありがとう。今後ともよろしくお願いします。
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今シーズン最後の沢@ナルミズ沢 2012/09/01-02

 2012-09-20
筆:藤井
CL:吉田(B2) SL:青木(M2) 食当:太田口(B1) 気象:村松(B1) 医療兼装備:藤井(B1)

0日目
[大岡山]

自身2度目の沢である。前回は春の終わりっころに行ったので、寒かった。楽しめなかった。最近はアツイし気持ちいいと良いが、と思いながら準備を始める。夕方に部室に来て、のんびりとパッキングを始め、適当に夕飯を食らう。さて11時頃だろうかようやく全員集まり、共装をわける。準備も終わり、しばしブラウン管を眺める。出発は3時である。さて、青木先輩も到着し、いざ出発。先輩の車に乗るのだから寝てしまうのは失礼だ、と思うのだが、授業中でも何でも、睡魔にだけは勝ったことがなく、やはり意識はとぶ。

1日目
[大岡山→宝川林道ゲート前...入渓点...大石沢出会...?]

さて意識を取り戻すと、いくらかもしないうちに出発点の駐車場についた。いざ沢だ、と思い朝飯を食いつつ、ゴーグルをかける。登山靴を履き、入渓点を目指し、いざ出発。歩き出すとすぐに、壮大な土砂崩れの現場に出る。まさか帰り道のこの場で感動のあまり涙するとは夢にも思わなかった。
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端っこの方に林道が続いている。ここを入って歩いて行く。左右を背の高い草に囲まれ、ただひたすら歩いて行く。沢はまだかーと歩いて行くと、目の前にでかいトンネル。それも、真夜中に来たらすごいおもしろそうなヤツ。うっひゃあ言いながら、しかし歩く。
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まだ着かない。入渓点からしか地図には載っておらず、どれくらいかかるのか、わからない。やはり買っておくべきだった。さて歩く。そろそろゴーグルが場違いだ。まだ歩く。平らで、車でも走れるだろう道をひたすらに、歩く。まだ着かない。なんだか沢の音が遠ざかっている気がする。だが、歩く。そろそろ着くだろうと思っても、着かない。やがて地図が見えた。先輩曰く、あと3キロだろう。よしっもう着くぞ。さて歩く。もうそろそろ3キロいく気がする。もう着くだろうと思っていると、登山口に着いた。目の前が揺れる。ここまで歩いておいて、登山道をさらに歩くのか、と。だが、やむを得ぬ、歩く。さて、この道は何だろうか。上がっては下り、よじ登るような坂もあれば、狭い、下手すると滑落という道もある。ひたすらに歩く。どうにも着かない。まだか。やっと水場に着いた。と思ったら、入渓点ではないらしい。一回目の休憩。
ここまで二時間半ほど。再び歩き出す。まだ着かない。まだ着かない。なんでこんなに長いんだ。どこに向けていいかわからん怒りがむらむらとわき上がってくる。まだか!!そうすると、面倒くさい下りがでてきた。クライミング的に下る。ああまだ着かんのか。そして、やっと着いた。登山靴を脱ぎ捨て、沢足袋をはき、どぼん。ああ、きもちいい。現在10時半、ここまで三時間半ほど。いやあ長かった。
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一休憩兼準備を挟み、意気揚々と進む。沢に着いたからには、元気100倍。このへんはあまり覚えてない。なんせ楽しかったから。
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さて、はしゃいでいれば時間もなくなり、予定が一時間ほどおしてしまった。滑りたいのを泣く泣く諦め、先へ急ぐ。ところが進めども進めども目的の大石沢出会に着かない。太田口、村松が疲労困憊の様子。雲行きも怪しい。どうにもならなかったので一年は待機、先輩方はテントの立てられそうなところを探し、見つけ、全員何とか到着する。雨が降り出す。急いでテントを張り避難。崖の上だったので一安心。夕食を作る。食当の太田口はぐったりしているので、誰かが代わって米炊き。夕飯は寿司太郎だったので、楽だったが、さすがは山クオリティ、全然おいしくない。意味が分からない。そんなことをしているうちに、雨が止んだ。川の増水も見られない。結局ちょびっと降っただけのようだ。川岸におりてたき火をしようとするも、全く火がつかない。おもしろくない。何とか粘るも、寒くなってきたので退散。おとなしく寝ることにするも、暑くて寝られず、アルのせいで覚醒村松ができ、おまけにトイレに非常に頻繁に行きたくなる。ぐっすりとは寝られなかった。

2日目
[?...朝日岳...大石沢出会...入渓点...宝川林道ゲート前→大岡山]

朝ご飯を食べ、薄明るくなってきたあたりで、出発。太田口が復活しなかったら釣りでもして帰るか、って感じだったが、復活した。残念ながら、釣りはできないようだ。出発。朝一はやはりさむい。正直沢に入りたくないが、やむを得ん。進んでいくうちに、水がだんだん少なくなってきた。1日目にずいぶん進んだらしい。あっという間に水がなくなった。
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沢らしきところが続く。が、そのうちに沢らしき道も終わり。山靴に履き替え、ウィンドウズのアレな写真を撮り、行動食を食べ、つかの間の休息。
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ここから笹藪が続く続く。しかも、深く、急で、狭い。歩きづらい。時々、急斜面を歩く。おっちゃいそう。すごい怖い。クライミング的に進む。吉田先輩が速い。追いつけない。一年らをおいてずんずん進む。
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そして、10時半頃、朝日岳到着。
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小休止を挟み、今度は下る。と、思いきや、また私が挫いてしまった。前回の足でなかったのと、軽いヤツだったから助かった。しかし、急な坂が続く続く。無茶な道も多々あった気がする。果てしなく長かった気もする。いっぱいいっぱいであまり覚えてない。大石沢出合に到着。本当なら、テントなど全部ここで回収する予定だったらしく、こんなに重いものを持ってかなくて良かったのかと思うと、激しく後悔する。が、しょうがない。この時点で、捻挫の影響はほとんどなかった。その代わり、かかとが痛かった。ずっと立っていると、痛くなってきて、歩きたくなるヤツ。あれの強化版。立つだけで、痛い。さて、川に足を浸すのをやめ、歩く。登り下り登り....と重力がいじめてくる。そのうち、ほんとにきつくなってきた。疲れてきた。村松もきつそう。とはいえ、歩かざるを得ない。どれほど経ったろうか、入渓点に着く。小休止するが、私と村松は寝た。先輩方、太田口が共装を持ってくれた。吉田先輩に怒鳴り起こされる。歩く。ここからは来た道と同じだから、果てしなく長いことを知っている。げんなりする。足の痛みに耐え、そして歩く。最後の水場で小休止。また、歩く。もう覚えてない。登山口に出る。やっと出たかと思いながらも、しかしここからも長い。進む、が、途中でついに限界が来た。かかとがどうしようもなく痛い。マッチョが数人がかりでかかとのツボ押ししてるよう。こんなに限界を感じたのは生まれて初めて。吉田先輩が荷物を持ってくれた。ほんとにありがたかった。
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さて、歩く。くるときには、右に左にカーブが続いていたから、つまりまだまだだな、と思い、歩く。前方に、青い何かがある。さてはザックだな、小休止か、うれしい。と思ったら、ザックでも何でもなく、スコップだった。勝手に裏切られたと思いながら足を踏み出した、次の瞬間、いつか見た壮大な土砂崩れの現場にでる。もうここに着いたのか、とか、荷物を持ってくれた吉田先輩に感謝、とか、こんなにがんばったことは初めてだ、とか、歩くのが遅くて青木先輩に迷惑かけたな、とか、涙が出てきた。恥ずかしかったので、なんとか悟られないように歩く。思えば、部活などで涙を流したのは初めてだ。そして、やっと、車に着いた。目の前の温泉は営業時間を終えている。皆さんすいませんでした。そして、車に乗り、帰る。途中、ブレーキがきかなくなるというアクシデントが起こるが、無事かえってこれた。こうして、今シーズン最後の沢は終わる。最後に誘っていただいた青木先輩に感謝。
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夏合宿 北アルプス縦走 2012/08/10-18

 2012-09-19
筆:吉田(B2)
CL:吉田(B2) SL兼医療:尾高(B2) 装備・気象:越野(B1) 食当:八木(B1)

▽0日目 晴れ
【部室出発(17:00)→新宿発(高速バス)(18:00)→信濃大町駅(22:20)…就寝(23:20)】
部室で荷物を詰める。そうこうしているうちに、出発予定時刻になってしまった。あわただしく新宿へと向かう。
新宿から高速バスに乗り信濃大町駅前へ。
近くの公園にテントを張り、眠りにつく。

▽1日目 曇りのち雨
【起床(04:30)…タクシー乗車(05:08)→高瀬ダム(05:58)…水場、登山道入り口(06:50)…烏帽子小屋着(10:48)…テント設営、出発(11:37)…烏帽子岳登頂(12:18)…小屋着(13:24)…夕食(キムチ鍋)(16:30)…就寝(18:10)】
タクシーで、高瀬ダムへ。

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>タクシーを降りて高瀬ダムにて。

他の登山者も結構多い。日本三大急登なのに、皆さん頑張りますね。
登山道直前最後の水場で水をくみ、日本三大急登:ブナ立尾根に挑む。
烏帽子小屋まで番号が振られており、No.12から減っていく。
なかなかしんどい坂ですので、No.が3つ減るごとに休憩。
流石三大急登と呼ばれるだけのことはあるが、初南アルプスで、黒戸尾根を登った越野・八木の歩みを止めるにはこの程度の坂では役者不足である。遅れることもなく、登っていく。

休憩を細かくとった割には、予定より早く烏帽子小屋に到着。
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>実は結構きつかったようです。
少し雨が降っていたので、先にテントを設営。
荷物はほとんどおいて行って、雨具着用、尾高だけザックの中に空のポリタン(帰りに小屋で水を買うため)と水を持って烏帽子岳へと向かう。

が、なぜかザックの中には、空のポリタンしか入っていなかった。途中の休憩で気が付く。
危ない危ない。往復2時間弱の行程だったからよかったものの、気を引き締めねば。
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意外と急な山頂への坂?壁?を登り山頂へ。
テント場に戻り小屋で水を買い(\2,000もかかった!)、夕食、キムチ鍋。
明日の行動はかなり長いので、早々に就寝。


▽2日目 晴れ
【起床(3:00)…朝食(チキンラーメン)…出発(4:45)…野口五郎岳登頂(7:13)…水晶小屋着(10:05)…水晶岳登頂(10:40)…水汲み(ワリモ岳分岐)(11:55)…鷲羽岳登頂(13:20)…三俣山荘着(14:35)…夕食(みそ煮込みうどん)(17:30)…就寝(19:15)】
4:30出発予定が4:45出発になってしまった。準備に時間がかかり過ぎている。要改善。
まぁ、夜明けがその辺りだからよしとする。
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野口五郎岳までは快調、順調、絶好調。
天気晴朗。
この時はもう少し曇ってくれると涼しくていいのにと思っていたが、
この天気が、続いてくれればよかったのだけれど、と終わった今なら思う。
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>野口五郎岳山頂にて。
しばらくすると何やら越野がぐったりしている。岩場で疲れたようである。
水晶小屋直前はなかなかの坂だった。小屋で一休みできるので、ぐいぐいと一息に登った。水晶小屋到着。ここから、水晶岳まで空身で往復するのだか、何やら八木の様子まで…。岩場歩きで体力を奪われた上に先ほどの坂でとどめを刺されたようだ。
しばし、水晶小屋で休んだ後、とりあえず、水晶岳までは荷物もないので、ヒュッと行く。
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遥か彼方に、三俣山荘が見えたので、あれが今日の目的地だと、告げると八木・越野が悲しそうな顔をする。言わない方がよかったのだろうか。
帰ってもう一休みしたが、まだぐったり。この時点で今日の行程のまだ半分ほどしか来ていない。しょうがないのでテント本体回収。これで大丈夫であろう。

分岐に到着。ここで残りの水が足りなくなる畏れがあったので、一年生二人を置いて、尾高と水を汲みに行く。
すぐ近くにあるのだろうと思っていたが、200~300m位降りる必要があった。水を持ちそこを登るのだけどなかなか辛い。結局30分程かかってしまった。二人はその間休んでいたのである程度元気に。

ここから、ワリモ岳と鷲羽岳を登る。なんかこの辺あまり記憶がない。ただひたすらに足を前に進めていた。
このあたりで、八木からテント回収したことを悔やみ始める。
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>第一回空元気選手権大会。

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>実際はばてばて。

鷲羽岳からの最後の下りは絶望的な角度。実は登りよりも下りの方が辛いのではと本気で考えた。この辺りで、足首が酷使されて転びそうだったようなきがする。捻挫するといけないのでゆっくり下る。

そうしてようやっと、二股山荘へ。長い長い、今合宿最大の山場を2日目にして終えたのである。



▽3日目 雨
【起床(3:55)…朝食(お茶漬け)(5:00)…出発(6:00)…三俣蓮華岳登頂(6:50)…黒部五郎小舎着(8:29)…夕食(トマトチーズ鍋)(16:30)… 就寝(19:00)】
朝からなかなかの量の雨が降っている。
停滞するよりは少しでも前に進んでおく方がいいだろう、黒部五郎小屋までの道のりは稜線を歩き続けるという感じでもないしね。
ということで、とりあえず黒部五郎まで行くことに。
もしそこで天候が回復したのならば計画通り太郎平まで行く事に決定した。

まずは、三俣蓮華山頂へ。展望なし。
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>三俣蓮華岳山頂って書いて無かったらどこだかまったくわからない。

霧の中を、地図とにらめっこをしながら進む。昨日の日差しが恋しい。
早々に、黒部五郎小屋に到着。まだ、9時前である。
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>霧の中から突如として現れる山小屋。
結局天候は回復せず、テントも張り、水もくみ、AM10:00にしてやることがなくなってしまった。
こんなこともあろうかと、越野がパーキングエリアでトランプを購入していたのだ。goodjob.
そして、大トランプ大会が始まる。
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>ハーツ。
七並べ→大富豪→爺抜き→インディアンポーカー→…をへて、ハーツに至る。
雨が降り続いているため、ずうっとテントの中で、本読んだり昼寝をしたり。
トマトチーズ鍋なるものが夕食だったのだが、とてもおいしかった。
ただチーズがコッヘルにくっつくのは少し辛い。

▽4日目 強雨のち晴れ
【起床(3:30)… 朝食(ペンネ)(4:00)…出発(6:24)…黒部五郎岳登頂(8:20)…北ノ俣岳登頂(10:45)…神岡新道分岐(10:53)…太郎山登頂(12:00)…太郎平小屋着(12:10)…夕食(カレー)(17:30)…就寝(19:40)】
今日も今日とて雨中行動。何故行動時間に雨が降るのだろうか。テント張ってから土砂降りもそれはそれで辛いのだけれど。気合を入れて進む。
周りを見ても全く場所がわからないので、ちょくちょく地図を見ながら現在地確認。
霧でどこまで登ればよいか小目標がたてられないのは、つらい。

稜線に出ると、吹き上げてくる風でとても寒い。
黒部五郎岳前の分岐点にザックを置いて、黒部五郎山頂へ。
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>黒部五郎岳山頂にて。

山頂付近は風が強いのでたったか降りる。
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>道のはずなのに池になっている。

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>徐々に、天気が回復してきてついに晴れる。
もう少し早く晴れてくれればよかったのだけれど。
テント場に到着後、テント、フライ、山靴、雨具とすべて干す。
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一通り乾かしたのち、夕食を食べ就寝。

▽5日目 雨、強風のち曇り
【起床(3:40)…朝食(お茶漬け)(4:30)…出発(6:00)…薬師岳登頂(6:58)…北薬師岳登頂(8:23)…間山登頂(9:28)…スゴ乗越小屋着(10:15)…ドリアン(12:50)…夕食(トマト春雨)(16:40)…就寝(不明)】
朝はそこまで雨は降っていなかった。降ったりやんだり。
が、しかし歩き始めて15分。雨、霧、強風の三重苦。立ち止まるとものすごい勢いで体温が奪われる。休憩では、立ち止まると体が冷えて辛いので、水と食べ物だけ摂ってすぐに出発。
薬師岳圏谷群があり、国の特別天然記念物に指定されている、らしいが、霧で全く見えなかった。

山頂でも、とりあえず写真だけ撮ってさっさと先に進んだ。
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とにかく足を止めず、先へ先へと進む。
このあたりほとんど写真がない、寒くてそれどころではなかったので。
ついでに記憶もない。寒くてあまりに辛かったので。

スゴ乗越小屋に到着。なんと、4時間15分で到着。コースタイムから、1時間ほど縮めたことになる。
いまさら雨が上がり、時折日差しも差し始めた。

さてここで、ドリアンとの死闘について書かなければならない。
これは、鈴木先輩の差し入れである。
先輩は二つ差し入れを持ってきた。そしてこういったそうだ。「\200のと\2000のどっちがいい?」と。厳重に包まれていたからよくわからないはずだが明らかに、\200=パイナップル、\2000=ドリアンであった。もう一方、北アルプス横断班が即座にパイナップルの方を取った。まったく、挑戦心のない奴らである。
さて、話がそれてしまった。
厳重な包みをはがし、案の定ドリアンが姿を現した。何やら、メモ書きがついている。
それによると、注:大量に食べると死にます。酒と一緒に食べると死にます。恐るべしドリアン。
食べる前に、しばらくテントにつるしておいたら、尾高が殴って負傷。

ナイフにて何とか厚い皮を切り二つに分ける。
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味は…。あまり熟していない感じ。本来ならば自然と皮が裂けてくる頃が食べごろであるとのこと。今回は少し皮が裂けたころに食べたのが失敗だったか。
いやでも考えてみてください。ぎゅうぎゅうに詰め込まれたザックの中でドリアンが裂けるさまを。ぞっとしませんね。


▽6日目 曇り時々雨
【起床(3:32)…朝食(お茶漬け)(4:07)…スゴ乗越小屋発(5:45)…越中沢岳登頂(8:07)…鳶岳登頂(9:22)…五色ヶ原山荘着(10:02)…夕食(シチュー)(16:50)…就寝(18:30)】
ぎりぎり雨が降ったいない状態で今日も歩き始める。
何故朝はこうも天気が悪いのだろうか。

今日の行程は短いので気分がだいぶ楽である。
のんびりと歩く。
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>越中山山頂にて。

鳶山にて写真を撮ろうとしたら、寄りかかった拍子に、傾いてしまったので必死になって直す。
大分焦った。何とか元通りになってよかった。
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今日も4時間ほどで到着。
夕食まではあと6時間もある。昨日のようにドリアンで時間を使うこともできない。
あまりに暇なので、尾高・越野が乾燥野菜に入っている、ジャガイモでポテチを作って食べた。
なかなかにおいしい。けどあまり食べ過ぎないでね。カレーの具が無くなる困るから。

▽7日目 晴れ時々曇り
【起床(3:00)…朝食(ふりかけなど)(3:34)…出発(4:55)…獅子岳登頂(6:25)…富山大学立山研究室(8:00)…一の越(8:20)…社務所着(9:04)…大汝山登頂(9:42)…富士の折立(10:00)…高砂山(10:42)…剱沢キャンプ場着(11:51)…夕食(カレー)(16:40)…就寝(19:30)】
昨日までとは打って変わって晴れ渡る。
遠くに日本海まで見える。明日には向こうまで行っているのか。
気分よく歩き始める。

獅子岳あたりで雪渓の上を歩く。崩れないとはわかっていながら怖い。
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>獅子岳にて獅子のポーズ。

一の越から急激に登山者が増加。それまでは、1人とすれ違っただけだったのに、あっという間に渋滞に。
非常に下界度が高い。立山では、ツアーの方が多く、大変賑わっている。

団体の方に道を譲ってもらい先へと進む。
道が整備されていて、とても歩きやすいのでさくさくと進むと、何度も速いもっとゆっくりすすめとの言葉が後ろの越野
からかかる。
いやぁ、つい歩きやすくて。すいません。
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>雄山にて。
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>大汝山にて。
剱沢キャンプ場に到着。
幕営費を払いに行くと、なんと流しそうめんをやっていた。なんということだ。
そのあとには、スイカ割をやっていたそうで何ともうらやましい限りだった。

さていよいよ、明日は最終日。合宿最後の夕食ということで、尾高と私の二人で調理することとなった。
散々偉そうなことを言っていた手前ここで失敗するわけにはいかない。
気合十分で臨んだ結果。まぁまぁのでき。危ない危ない。

▽8日目 晴れ
【起床(3:00)…朝食(棒ラーメン)(3:33)…出発(4:52)…前剱(6:23)…剱岳登頂(8:19)
…出発(8:47)…早月小屋(10:55)…馬場島(14:01)…温泉到着(15:20)…上市駅(17:50)】
最終日今晩も何とか雨が降らずにいてくれたのでそれだけでもう気分は最高。
一服剱、前剱と順調に進む。が、ここで、想定外のことが。
まさかの渋滞である。立山あたりならこんなこともあるだろうと思っていたがまさかここにもツアー登山者がいるとは思わなんだ。

そして当然鎖場は時間がかかる。まぁ、落ちたら死にますしね。「さっさと登ってしまえ」とは心の中でも思えませんでした。
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うん、実際登っているときは落ちたらどうしようという後ろ向きな考えを持たないように、落ちないで登るにはどうしたらよいかと延々考えてたほどです。
でも実際に登っているよりも見ている方が怖いですね。ローラーコースターで落ちてる時よりも、ゆっくり上がっているときの方が怖いというやつです。
で、なんとか鎖場も越え山頂に到着。

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>剱岳山頂にて。


最後に早月尾根。2200mを下る。
ここは正直もう二度と行きたくないです。
下れば下るほどに気温が上がっていく。あまりの暑さに、高度とともに
テンションが下がる。
八木が転びに転び、10回は転んでいたのが印象的だった。
時間がかかりそうなので、尾高越野に、馬場島まで先に降りてもらいタクシーを呼んでおいてもらう。
どうにかこうにか、下山。
519.jpg
>下山後、タクシーを待つ間に。
タクシーにて上市へ。
待ちに待った温泉。この時をどれほど待ち望んだことか。
上市から富山へ。
ビジネスホテルに荷物を投げ込み、打ち上げ。寿司、刺身がとてもおいしかった。

▽まとめ
初の長期縦走でしたが、1年生二人も、何とかついてきてくれ、けが人も出ず、全行程踏破できたことは非常に喜ばしい限りです。
来年につながる、いい合宿になったのではないでしょうか。
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1年ワン 日光:女峰山

 2012-09-13
※この記事は2013年2月に書かれたものです

夏休み終わりまでには→忘年ワンまでには→大コンパまでには→今年中に→今年度中に
と延びに延びた1年ワンの更新。
何とか1年生のうちに更新できました。

筆:藤永

CL・医療:藤永 SL・医療:八木 食当:藤井 気象:村松

一年ワンどこ行こうか、といった話は夏合宿前から出ていた。
しかし目の前の合宿で頭がいっぱいの頭にはそんなこと考える余裕はなかった。
結局、行先が決まったのは8月末。出発の2週間前。
計画書を出すために上京したり、ドタバタしているうちに気づいたら9月8日になっていた(はず。5か月前のことなんか忘れているが忙しかったはずだ。)

9/8
朝一のバスに乗るために、前日はステ寝。
筆者は実家の宇都宮から車でJR日光駅まで送ってもらった。
周りは静かで、庇もあるためステ寝にもってこいの駅。今後日光に行くときもお世話になるだろう。

9/9
5時起床
朝食を各自で食べ、朝一の東武バスに乗る。
(完全に余談だが、この東武はスカイツリーを作り池袋駅に百貨店を持っている東武グル―プのことである。だから日光に行った際にスカイツリーがどうたらこうたらと書いてあっても、決して栃木のかっぺが卑しい便乗商売をしているとは思わないでいただきたい。)
西参道で降りた。
日光二荒山神社の参道をてくてくと歩いていくと登山道がある。
そこからは林道が続く。
やたら暑かったことだけを覚えている。
2時間ほど歩いていると、辺りは一面の笹薮だ。
道はしっかりとあるものの、背丈ほどのササですっかり視界が埋め尽くされてしまっている。

緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑緑

「飽きた…」
口には出さないまでも私の脳はこの2つでいっぱいだった。

緑飽きた緑飽きた緑飽きた緑飽きた緑飽きた緑飽きた緑

そんな気持ちが影響したのだろう。見事に道をロストしてしまった。
豆腐メンタリティの私の足はそこでぱたりと止まってしまった。
藤井君のおかげで何とか道に合流して、トップを八木に代えてまた進む。
しかし私の気持ちは豆腐から豆乳になってしまっている。
何度か迷惑をかけながら歩いていき、避難小屋についたのは結局14時過ぎになっていた。
避難小屋には誰もいない。
「貸切りだ!」
私のメンタリティににがりが投入された。
一息つけたことだしさっそく尾高先輩から頂いた差し入れを開けた。
くさやだった。
真空パックの封を切ると、かすかに漂うのは排泄物のにおい。
ひきつった笑顔で処理。
その後だらだらしながら夕食を食べる。
ハヤシライスにジャガイモが入っていて驚いた。
19時就寝

9/10
3時30分起床
村松ごねる。怒る。結局二度寝する。あきれる。
なんだかんだで5時出発。
夜明けを告げる光に照らされた雲を見て、化学第一の点数が61点だったことを悔いる。
避難小屋から10分ほど歩くと樹林帯から鋭敏な岩がむき出しの地形になる。
女峰山は死火山だ。そんなことを思い出しながら歩いていくと、5時38分山頂着。
季節はまだ夏だったが、手を伸ばせばそこに秋がある。
そんな朝日に照らされながら、雲に覆われる関東平野を見てほくそ笑む。
心身共に興奮していた。
あんなに興奮したのは松本でハンバーガーを食べた時以来だ。
30分ほどのんびりしたら、さあ下山。
残念ながらそれ以降のことはあまり覚えていない。
だらだら下っていたら、予定よりどんどん遅れ最終的には走ってバスに飛び乗った。
さらに予定した温泉は閉まっていて、なんやかんやでメンバーを宇都宮市内を連れまわした。
そして気づいたら宇都宮で餃子を(母親の金で)メンバーにおごっていた。
ダメダメな僕のせいで振り回してしまったお三方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ごめんなさい。
ちなみに翌週の槍ヶ岳でテントを忘れたのは僕です。ごめんなさい。

ところで松本のハンバーガー、もといもう一つの夏合宿はなぜかブログに掲載されていない。いや載せてはいけない。
気になった2013年4月東工大入学予定の君はワンダーフォーゲルの部室へ!
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