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プレトレ山 甲武信ヶ岳 2012/05/25-27

 2012-05-28
筆:太田口
CL:黒澤(B2) SL:吉田(B2) 医療/気象:太田口(B1) 装備:藤永(B1) 食当:八木(B1)

ブログ初執筆です。今回は山行2回目、トレ山の練習として甲武信ヶ岳に登ってきました。

0日目
塩山駅は明るくてステ寝できないという話だったが、実際は暗くてステ寝しやすそうな環境であった。だが、翌日行動できる時間を多く取りたいという事でタクシーで西沢渓谷まで運んでもらう。西沢渓谷バス停から徒歩数分の道の駅みとみで就寝。


1日目
新歓に続き、今回も天気に恵まれているのでみんなテンション高い。この山行では全体的に基本的に吉田先輩がトップだが、1年生3人とも数十分ずつトップを経験させてもらった。歩行速度が部全体で最低の俺としては完全に自分のペースで登れるというのはそれはそれで楽しかった。
途中でちらほら雪が現れ始める。最初のうちは「5月なのに雪がある、珍しいなぁ」程度に思っていたのだが、段々雪が登山道に浸出しはじめる。そこで、登山道が雪に覆われて最初の休憩時に八木と藤永が安全のためにという理由で軽アイゼンを装備する。しかし、これが後に悲劇を招くことになるとはその時誰も思っていなかったのである。

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>木賊山山頂。地面は白い。


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>甲武信ヶ岳山頂での逆光集合写真

晴れていて眺めも良かった。差し入れのフルーツ缶をおいしくいただき、泊まる予定の破風山避難小屋へ向かう。
しかし、万事物事がうまくいく、などという事はあり得ないのである。実は藤永が途中でアイゼンが外れてしまったという。
甲武信小屋には拾得物としてアイゼンは届けられていない。そのため、巻き道を使わず再び木賊山へ。
幸い、親切な人が発見してくれたようで巻き道と合流する分岐点の看板にアイゼンが引っかけられていた。

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>雪がなくなったあたりに鹿がいた

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岩場を黒澤先輩や吉田先輩、八木が登ってみたりしながら破風山避難小屋到着。この小屋には薪ストーブが設置してあった。四人一家が心中しただとか冬の避難で失敗した人がいるとかいう噂を聞いていたが快適な小屋だった。この小屋にはあとから3人来るのだが、そのうち1人は今日は奥多摩小屋からやってきたという…恐るべし。しかも翌日のの午前1時出発で瑞垣へ行くという話をおじさん2人組に止められていた。


深夜
突然の尿意により小屋から出たらヘッドランプにより森が光っていた。鹿の群れである。


2日目
5時起床。朝食を食って外に出ると、進行方向には山がある。まあ当然の事。
今日は降りるんだからそこ登らないよね?みたいな話をしてたらいつの間にか登っていた。

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>午前7時過ぎ、西破風山にて

そのまま東破風山を何事も無かったかのように通り過ぎて、次の登りで小休止。
…しかしそこはあと5分で雁坂嶺頂上というところだったのである。頂上で時間を費やしたくないという吉田先輩の意向により、そのまま下山を開始する。降りて行く先は日本三大峠の雁坂峠である。

雁坂峠は視界が開けていて素晴らしい景色である。
目印の看板を過ぎて数分、我々はあることに気付いた、「分岐はどこだ? 次の山が迫っているぞ?」と。
急いで地図を確認、どうも前述の看板付近に分岐点があったようである。引き返してみると、実際に分岐はあった。だが、破風山方面からだと笹に隠れていて分かりにくい。

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沢に向かって下っていく。

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沢沿いのぬかるんでいる段差上の場所で登山道から落ちる俺と、木からぶら下がる黒澤先輩。

途中で小学生らしき女の子と、荷物を持っているその兄、そして母親という雰囲気のグループとすれ違った。これから雁坂峠にでも行くのだろうか。

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そして現れる今回の山行で雪関連以外での最大の難所。ここをさっきの女の子は通過してきたのだろうか。

ここを抜けると視界にはアスファルトが。
先輩曰く、下界に戻ってきた感動はいつまで経っても変わらないらしい。

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しばらく林道を歩いて道の駅みとみへ。ここで食事を摂り、山行の完遂を祝って帰る…と言いたいところだがまだ温泉に入っていない。


塩山駅近くの銭湯に行くと…





そこには昨晩小屋で共に過ごした男性がいた。結局金峰・瑞牆は諦めて、甲武信から西沢渓谷に下りたらしい。このまま特急で愛知の方まで帰って、明日は仕事だとか、頑張ってくださいな。まあ、我々も翌日は通常授業なんですがね。

かくして今回の山行は幕を閉じるのである。
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GW春山スキー@槍ヶ岳 2012/05/03-06 

 2012-05-03
2012年5月3~6日 GW山スキー@槍ヶ岳 筆:尾高
CL:鈴木(OB) SL・気象:吉田 食当・装備:尾高 ゲスト:道場(OB)  (敬称略)

 GWに山スキーを行くことは決まっていたが、槍ヶ岳に行くことが決まったのは7日前くらいのこと。槍ヶ岳は夏に遠くから穂先だけを眺めて敗退したため、非常に登りたい山の一つであった。いつも通り慌ただしく準備を済ませ、初の春山に冬山装備と3日分の食料とお酒を持って部室を出た。

1日目
新宿発上高地行の夜行バスで上高地に降り立つ。天気は曇り。気温は寒くない。荷物は多く重い。(帰って計ったら30キロオーバー)スキーをザックに括り付け、入りきらないものは外付けして何とか担ぐ。
クワガタザック

重い


今日の行程は上高地から~横尾までの3時間歩くだけで楽勝である。人は多かった。ザックの重さで周りの景色を見える余裕もあまりなく、横尾到着。
テントを張って、鈴木先輩特製の塩キャベツとなめことみょうがの和え物とソーセージをつまみにビールで成功を祈って乾杯した。時間は昼12時。極楽である。昼寝をして、夜ご飯を食べて、デザートに杏仁豆腐まで出てきた。この日は、食べて寝て食べて寝た。ああ幸せ。

うー贅沢



2日目
3時30分起床。5時30出発。テントにいらないものをデポして、槍ヶ岳山荘を目指す。クワガタザックのまま槍沢を登っていく。高度があがるにつれて、雪も多くなってくる。朝のうちの天気は良かった。途中でスキーに履き替えて登る。もはや周りは完全に雪山である。横尾までは雪があっても気にならない程度だったのだが・・。

下は晴れてた

登るぞ

スキー履いて


大曲で一本取った後からの登りがとにかく長かった。5時間ほどずっと登り続けた。途中で慣れないスキーのせいか、吉田君が辛そうだった。ラスト1時間30分くらいからガスってきて視界がなくなっていく。雨混じりの霰も降ってきて疲労もピーク。斜面が急になってきてスキーを脱いでツボ足で登る。最後の30分くらいだっただろうか。今までの山行の中で一番つらい30分だった。ついに、槍ヶ岳山荘の形が視界に入る。最後のひと頑張りで稜線に出るとすごい風で一気に体が冷える。手袋も濡れていたため、凍傷になるんじゃないかと本気で思った。無事に山荘に到着し、体を温め濡れたものを干した。山荘は快適すぎてびっくりした。みんな食欲がなかったが、黒澤君のさしいれのメロンゼリーはおいしく食べられてよかった。熱燗もおいしかった。おかげでつらかったことはほとんど忘れた。

小屋に着いた時の安堵感たるや


3日目
6時起床。吉田君の体調が良くない。槍の穂先にアタックするのは鈴木先輩と道場先輩と自分の3人で行くことになった。風と寒さが心配だったので、完全防寒の空身で行く。天気は曇り。降りてくる人によると風はそんなに強くないとのこと。初アイゼンとピッケルを使っての歩き。慣れるまで足が引っかかってしまい恐ろしかった。一歩一歩慎重に進む。高度感が怖さに拍車をかける。夏来ても怖いだろうなとか思いつつ氷と岩の穂先を目指す。最後のはしごが怖くて下を向けなかった。ついに登り切り、槍の穂先に立った。夏の一年ワンのリベンジを果たす。ラッキーなことに雲の切れ間に入ったのか春の北アルプスの展望が眼下に広がる。双六方面の雪をかぶった姿が今でも忘れられない。いざ下山していく。当然ながら下りの方が怖いというか、アイゼンとピッケルの効き方が信じられない。が、一歩一歩慎重に降りていく。槍ヶ岳山荘に降り切った安心感と言ったら笑。

氷と岩

忘れれらない景色

一仕事終えての安堵


山荘で一息つく。いよいよここから槍沢を下っていくわけだが、外は吹雪いている。風でスキーを履いた体が流されていく。とりあえずガリガリと下っていくが、斜面が急すぎて自分の実力では滑れるわけもなく、がりがりと下る。吹雪の地帯を抜けていよいよ滑っていく。アイゼンを付けて登っていく人を横目にスキーで下っていくのは小気味よいとか思いつつ滑る。高度が下がるにつれて、雪が重くなっていく。・・曲がれない。実力不足の上に雪がべしゃべしゃで転びながらもすいーっと下っていき大曲の手前くらいまで降りた。うーん、スキーの下りは一瞬だ。途中、お腹が減りエネルギー切れになり休憩をとり、スキーを脱いだり、履いたりしながら、槍沢ヒュッテに到着。あとは、ひたすら歩いて横尾に張ってあるはずのテントまで戻ったが・・あるはずのテントがない。小屋の方に聞いてみると突風が吹いて飛ばされて、川のそばに引っ掛かっていた。前室のポールがやられていただけで本体は無傷でよかった。吉田君特製ペミカンカレーを食べて就寝。おいしかったし、多かった。

スキーでらくらく

こどもの日でした。



4日目
上高地に降りるだけなので、遅めの起床から食料の分軽くなった?ザックを背負い上高地まで無事下山。平湯温泉に入って帰宅した。


まとめ
厳しい山行だった。自分の中では今までの中で一番きつい山行になった。ただ、槍穂先からみた景色は忘れられない。スキーに関してはまだまだ未熟なので、今後頑張りたい。全体的に追い詰められた分成長できたことは間違いない。連れて行ってもらった鈴木先輩と道場先輩に感謝したい。
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