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忘年ワン 2013/10/25~27

 2013-10-28
筆:岡田(B1)
出走:飯田(B1) 井上(B1) 岡田(B1) 神宮寺(B1) 夏目(B1) 西脇(B1) 野口(B1) 大田口(B2)※再履

説明しよう。忘年ワンとは、仲間が負傷した時に、一人で助けを呼びに行くための訓練であり、東工大ワンダーホーゲル部に伝統的に伝わる部員なら必ず参加するイベントである。本来は1年生だけのレースであったが、去年大田口先輩が不参加であったため一緒に歩く事となった。今回は河口湖から東工大小屋まで60km弱を20時スタートで歩くのだが、なにやら先輩方我々の順位を予想し、我々を馬のような扱いをしている。後々に聞いた話だが筆者の入賞を予想した先輩は一人もいなかった。

本来は、25日の夜に走り始める予定であったが、残念な事に台風が直撃したために走るのは次の日にもちこされ、東工大小屋に行き、本来はレース後に行うはずであった鍋パーティーが行われた。26日には、20時に走り始めであるために、午後まで寝るという自堕落な土曜日の午前であった。

忘年ワン 2
自堕落な生活の一例

26日の20時に河口湖に集合、お茶と少しの個食を持ち予定とはすこし遅れて20時37分に出発した。筆者の戦法としては、少し走りその後歩き息を整えまた走るという事を繰り返すことにした。第一チェックポイントまでの道のりは短く河口湖から御坂峠入り口までであり、1時間もかからず到着した。そこで先輩方の車があり、差し入れとして饅頭をもらった。このときは途中で大田口先輩が道に迷ったために筆者が1着であったが、第一チェックポイントで大田口先輩と合流し、追い越された。
次の第二チェックポイントは御坂峠を出た場所であるが、この御坂峠が曲者であり、地図上では短く見えたのだが、かなり入り組んでいたために予想以上に時間がかかった。電気が一切なく自分のヘッドランプのみが唯一の明かりであり、途中にあったトンネルがどうしようもなく不気味な不陰気を出してあったため、廃墟好きの私にはとてもテンションがあがった。第二チェックポイントでの差し入れはクッキーであった。このころになると走り方をかえて下りの坂道では走りそれ以外では歩くという戦法に変化していた。
その後、閑散とした町並みをたのしみつつ第三チェックポイントまでないも問題なく到着した。問題がおきたのは、第四チェックポイントまでの道のりであった。その時間になってくると、だんだん足の疲れが表れ始め、一度休憩をいれる事にした。不思議な事に一度休憩を入れてしまうと、体が休憩を求めてしまい、数メートル歩くたびに休憩がほしくなり、5分歩いては5分休憩をとりまた5分歩くというのを続けてしまった。そして、ついに心がおれて、横になってしまった。このときすでにあたりがあかるくなってきていた。さすがにこのままでは、いかんと思い、しばらく歩き続ける事にした。歩き始めは、すぐにでも休憩を取りたいと考えていたが、しばらくあるきつづけると、体はまだまだ動き体の限界など程遠いいということにきづき、根をあげていたのは体ではなく心であるという今まで理解する事のできなかった体育会系の心の一端にふれることが出来た。この頃になるともう走る事はせず黙々と歩きつづけた。
柳沢峠に着いた頃には、日も昇りさらに筆者の心をあせらせる。途中休憩をおくいれてしまったため、後ろに人が来ていないかが気になり始める。柳沢峠は本来人が歩くようには設計されていないため、時々来る車におびえながらあるいていると、明らかに法定速度オーバーしたスポーツカーがやってきて、アスファルトにタイヤの焦げた臭いをすりつけていてった。しばらくすると、ゴールが見えてきた。すると足の痛みなど忘れ、足取りがかるくなり、走る事ができた。
忘年ワン 3
ゴール時の筆者


以下順位
1位 大田口 11時間30分
2位 岡田(筆者) 11時間37分
3位 野口 11時間46分
4位 井上 12時間03分
5位 飯田 12時間51分
5位 夏目 同率
7位 西脇 12時間52分
8位 神宮寺 14時間53分
忘年ワン 1



大田口先輩は、再履修のため筆者が繰上げ1位という名誉にあずかった。
筆者の今までの記録から、先輩方は誰も筆者が優勝するとは考えて折らず、1位どころか3位にまで筆者の名前を予想した人はいなかった。
その後小屋に戻り、しばし休眠をとることにした。全員がそろったところで、結果発表を行い、1位の筆者には、エアーマットが送られた。今後の山行で快適な睡眠がとれそうだ。本来ならこの後に、鍋パーティーを行う予定であったが、前日に行ってしまったので、温泉に入り、帰路につく事にした。
多くの一年生が焼肉を食べに行ったらしいが、次の日に実験のレポートを提出しなければいけなかったので、一人電車に乗り込み、レポートをしあげるのであった。
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